佐伯大地 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「佐伯大地」

2019/06/14

「きっと男性の方は、この作品を観て“自分も気を付けなきゃいけなかったな”とか、いい反省ができるんじゃないかな」

佐伯大地 撮影/草刈雅之 取材・文/えびさわなち

AI研究者・黒川伊保子氏のベストセラー著書を原案とした映画『女の機嫌の直し方』が6月15日より公開。結婚式場で巻き起こる男女間の様々なトラブルを、男女脳の違いを分析した最新の脳科学を駆使して解決していくハートフルコメディ。新婦の機嫌を損ねてしまう新郎・北澤悠を演じる佐伯大地に、本作を通して学んだこと、自身の結婚観などを聞いた。さらに、ミュージカル『刀剣乱舞』をはじめ、様々な作品で活躍中の佐伯が思う、役者業の魅力とは!?

佐伯大地

――先日の『第11回沖縄国際映画祭』では、初レッドカーペットを体験されたということでしたが、参加されてみていかがでしたか?

「映画祭というものにまず憧れがあったので、嬉しかったです。あと初めてレッドカーペットを歩くのもめちゃくちゃ楽しみでしたし、まさか自分が歩けると思っていなかったのでありがたかったです。沖縄ということもあってか、みなさんのテンションの高さと熱気をすごく感じることができて楽しかったです」

――冒頭のウェディングドレスの話をはじめ、女性としては共感する部分がたくさんあったのですが、佐伯さんご自身は演じられた北澤悠の心情に共感することはあったんでしょうか。

「共感というよりも、自分自身、もし同様のことが起きたらきっと悠と同じ気持ちになっちゃうんだろうなと思いました。ドレスが汚れてしまって代わりのドレスを探すときに、悠が新婦の茉莉(松井玲奈)に対して、『どのドレスも全部同じに見えるる』みたいなことを言ってしまうのは、男として正直な感想だし、違いがわからないのは僕もすごく理解できるなと。でも、結婚式のドレス選びって女性にとっては大切なことなのかもしれないですし、自分でそのセリフを言ってみて、もっと気に掛けないといけないなと思いましたね」

佐伯大地

――女ゴコロに対して勉強になることは多かった?

「本当にそうだと思います。実際に原案となった本(黒川伊保子著:『女の機嫌の直し方』)を読ませていただいて、台本を読んで、僕たちが演じて形にするという作業を通して、すごく勉強になりました。僕が演じた悠の場合は、自分の母(朝加真由美)と茉莉の(松井玲奈)の板挟みになる場面もあり、両方の女ゴコロを理解しないといけないという立場でもあったので」

――実際にもしも佐伯さんがその立場だったらいかがですか?

「うーん。僕は母よりもお嫁さんを優先するかな。僕の弟はわりと世話しいで母と仲良くしていたりもするんですが、僕はいわゆるマザコンでもないですし、結構すぐに家を出て、この仕事もそうですが、ひとりで自由にやってきたタイプなので。もし母が自分たちの結婚式に対して『これをやりたい』とかいろいろと言ってきたら“なんで口出すの?”って率直に思うタイプですし、現実にはうちの母も口を出さないとも思うので。なので、悠が母とお嫁さんのどっちの味方をするべきなのか迷うという、そこに関しては共感できなかったかな」

佐伯大地

――男女間のトラブルに対して脳科学を用いて解決するというストーリーで、どちら側の視点から観ても楽しめる作品ですよね。

「この映画にはいろんなタイプの男性と女性が出てきて、色とりどりですごく楽しいんですけど、根本は一緒なんですよね。女性は実際に発する言葉とは裏腹な想いがある。直接的には言葉にしないんだけど、その言動の裏側には“構って欲しい”とか“本当は寂しい”というサインが隠れていて、それをあるセンテンスに含ませる。そこを男性が察したり、共感したりしてあげることによって愛情だと感じるということが男女間のどんなトラブルに於いても根本にあるものなのかなと。この映画を観た方たちも、色んな環境が違うと思うし、どんな関係の方とお付き合いされているかも違うと思いますが、基本は多分、一緒だと思います。みんなが共感できる内容にはなっていると思いますし、楽しく考えさせてくれるのはいいことだなと思います。“男女間のトラブル”という言葉を使ってはいるけれど、楽しく考えることができたので、僕らも撮影現場ではみんなで楽しくしゃべりながらディスカッションしていました。『僕はこう思うんだけどどうかな?』みたいなことをみんなでしゃべっていたので、その雰囲気もこの映画に出ているんじゃないかと思います」

佐伯大地

――男性脳、女性脳という考え方がストーリーの中にちりばめられていますが、その考え方に共感したり、新たな発見などはありました?

「まさに女性がなぜか突然不機嫌になるということは、僕の人生の中でも関わってきたことがあることなので、共感する部分は多かったです。きっと僕の何かが原因で不機嫌になっているんだろうけど、その何かがわからない。何がダメだったんだろう?って考えるけど、わからないんですよね。それで、あとから聞いてみると“そんなことで怒っていたの?”って思うことがあったりする。相手の人が絶対に不機嫌にならないように行動するっていうのはきっと無理だけど、でもその中でどう寄り添うかという話なんですよね。だって、こっちがどんなに気を付けていたとしても、女性って不機嫌になるじゃないですか(笑)。たとえば完璧な対応をしたとしても、“この人、女性に慣れていてイヤだな”って思って不機嫌になったりもする。だから正解はないんですよ。どんな振る舞いをしてもぶつかり合うことはあると思う。それでも好きだから一緒にいて楽しいわけですし。だからある意味で女性への対処として完璧になることは諦めて、“なんでそんなに怒っているんだろう”と考えて察してあげることが大事なんだろうなと」

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Information

映画『女の機嫌の直し方』
2019年6月15日(土)ユナイテッド・シネマアクアシティお台場ほか全国順次公開

『女の機嫌の直し方』©2019 「女の機嫌の直し方」製作委員会

物語の舞台は、とある結婚式場。結婚式は、式と準備でケンカする夫婦75%とも言われる“女の機嫌を損ねる地雷原”。そんな結婚式場でアルバイトとして働くことになった大学生・理系女子の真島愛(早見あかり)。彼女がバイト先に式場を選んだ理由、それは、卒業論文の検証データを収集するため。そのテーマとは……『女の機嫌の直し方』を網羅するAI(人工知能)開発!
「仕事と私、どっちが大事?」とすねる女へ 男の正しい答え、
昔のことを蒸し返して怒る女に 男がかける言葉、
女にしか通用しないモチベーションの上げ方、などなど、
愛は、女性脳と男性脳の違いから「女の機嫌の直し方」を研究する学生だったのだ!
その結婚式場でも、男が女を怒らせるトラブルが次々と勃発!
「結婚式をやめる!」と新婦が泣き、
「余興をやりたくない!」と同僚女性が叫び、
親戚夫婦には熟年離婚の危機が!
「女の機嫌」を直すために奔走する愛と、ウェディングプランナーの青柳誠司(平岡祐太)。
男女脳の違いを分析した最新の脳科学で男女トラブルを解決していく、かつてないハートフルコメディ。

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