尾上松也×百田夏菜子 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「尾上松也×百田夏菜子」

2021/03/05

「唯一無二の作品ができるのではないか。そういう挑戦にお声がけいただいたことがとても嬉しかった」

尾上松也×百田夏菜子 撮影/booro 取材・文/永堀アツオ ヘアメイク/岡田泰宜(PATIONNI)【松也担当】、チエ(KIND)【百田担当】 スタイリスト/椎名宣光【松也担当】、関志保美【百田担当】

世界一静かで、世界一優雅なスポーツといわれる金魚すくいをテーマにした、世界初の金魚すくい漫画『すくってごらん』を、映画初主演の尾上松也×映画初ヒロインの百田夏菜子で実写映画化。奈良の城下町を舞台に、笑いあり、恋あり、歌あり、ヒューマンドラマありの物語を、斬新な映像と音楽表現で華麗に彩る“新感覚ポップエンターテインメント”が誕生。本作で新たな一面を見せている主演&ヒロインの二人に、本編の見どころはもちろん、演じた役への想い、お互いの印象、撮影エピソードなどを聞いた。

尾上松也×百田夏菜子尾上松也

――映画『すくってごらん』が初共演となりますが、お互いに対してはどんな印象を持ってましたか。

尾上松也(以下、松也)「百田さんはトップアイドルですね」

百田夏菜子「いや、そんなことないですよ(照笑)」

松也「そんなことありますよ! 僕がよく行くお店の方がモノノフ(ももいろクローバーZのファン)なんです。そのお店に行くと、100%、ももクロのライブDVDが映し出されてますし、その方からもももクロのお話をたくさん聞いていまして。そういう意味では、友人が憧れている象徴であり、画面を通して観る方だなっていう感覚が強くて。職業柄的にもご一緒する機会があると思っていなかったですので、最初にご一緒するというお話を聞いた時は、すごく驚きました。歌って踊っていらっしゃるイメージがすごく強かったですので、どういうふうにご一緒できるのかなっていうのは率直に楽しみでありました」

百田「私の中では、テレビの中の人であり、舞台の上にいる人っていうイメージでした。一度、松也さんが出演されていた歌舞伎の舞台を観させていただいたことがあって」

松也「そうおっしゃってましたね」

百田「舞台の上で演じられているのを見ていたので、その時のイメージが強くて。あとは、“IMY”(山崎育三郎、尾上松也、城田優の3人によるプロジェクト)というグループで活躍されていたのは知っていたので、歌も歌われるんだっていう印象はあったんですけど、私も実際にご一緒するとは思ってなかったです。それに、今はスパイラルの人(ドラマ『半沢直樹』より)っていうイメージもあって(笑)」

松也「ありがとうございます(笑)」

百田「作品によってどんどんイメージが変わられる方なので、私もどんなふうにご一緒できるんだろうって、すごく楽しみでした」

尾上松也×百田夏菜子百田夏菜子

――実際にお会いしてみてどう感じましたか。

松也「非常にフランクでした。最初は、これから長い期間、一緒に撮影するので、どういうふうに接したらいいかなって緊張しましたけど、非常にフランクに話しかけてくださって。話しやすい人柄だったのが、僕としては助かったところがありますし、そのおかげで現場も明るくなったなっていう印象がありますね」

百田「私も初めましての時は、緊張しました。柿澤(勇人)さんと松也さんが『久しぶり』って言い合っていて。お二人はすでに顔見知りな雰囲気があったんですけど、最初の読み合わせの時、その三人しかいなかったんです。私はそんな中でお二人の間にいて……。あの時が一番緊張しましたし、ドキドキしました。でも、撮影が始まって、体育館でのシーンで一緒にバスケをやったことがあって。負けた方がアイスを奢るというゲームをスタッフさんを交えてやったのですが、そのときに仲良くなりました。そこから、いろんな絡みをするようになって。撮影も松也さんが引っ張ってくださっていたので、アットホームな雰囲気でできたなって思います」

――お互いになんて呼び合うようになりましたか。

百田「私は松也さんです」

松也「僕は、石田さんです」

百田「いや、百田です!! この絡みをずっとやってるんですよ(笑)」

松也「え? 百田? 間違えた。ごめんなさい。僕、元々、新田さんのことは……」

百田「いや、百田!! これを延々とやってましたね」

松也「僕はその日の気分によって名前を変えて呼んで、突っ込まれるっていう遊びをずっとやってました(笑)」

尾上松也×百田夏菜子

――とてもアットホームな現場の雰囲気が伝わってきました(笑)。本作は金魚すくいをモチーフにした映画になってますが、一番最初に脚本を読んだ際の感想を聞かせてください。

百田「脚本を読んだだけでは想像しきれない部分が多かったです。監督にお話を聴きながら、“ここに歌が入るとどうなるんだろう?” とか、いろんなことを想像していて。それがすごく楽しかったんですけど、やっぱり全体を想像することはできなかったです」

松也「僕も最初は……正直なところ、何をしたいのかよくわからないなと思いました(笑)。“これ、一体どうなるんだ?”、“なんでこういう作り方をしようとしてるんだ?”と驚きつつ、興味をそそられました。コミック原作ものでこれをやるっていう。そこに、監督をはじめとした、スタッフの皆さんの今回の作品に対する意気込みを感じたんです。うまくハマれば、唯一無二の作品ができるのではないか。そういう挑戦にお声がけいただいたことがとても嬉しかったですし、一緒に頑張りたいなって思いました」

――松也さんは映画初主演、百田さんは映画初ヒロインとなってますが、ご自身の役柄はどう捉えましたか。

松也「香芝は非常にひねくれた部分を持っている主人公です。ひねくれた部分というのはとても共感できますので(笑)、そこは自分の感覚を信じて演じるのみでした。ですが、映画の中で彼の心情は変わっていくんですね。他人にとってみれば大した出来事ではないことだとしても、意外とその僅かな一歩が、その人にとっては考え方や生き方を大きく変えるものだったりもする。それが、この作品の中でも香芝を通して感じられたので、監督とそういう描写を入れようって話し合いながら、キャクターを作って行きました。1ヵ月間、奈良で撮影してましたから、その期間に何度も話し合って作っていたという感じですね」

百田「私がやらせていただいた吉乃は、口数がそんなに多いわけではなく、内に秘めた部分が多い、かなりミステリアスな女の子なんです。しかも、すごく女性らしい女の子だったので、どうやったらミステリアスな雰囲気になるかなとか、どうやったら女性らしい仕草が出るかなとか、そういう部分を気をつけようと思ってやりました」

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Information

映画『すくってごらん』
3月12日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

『すくってごらん』©2020映画「すくってごらん」製作委員会 ©大谷紀子/講談社

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世界初の金魚すくいを題材とした漫画『すくってごらん』(大谷紀子/講談社)を、映画初主演の尾上松也×映画初ヒロインの百田夏菜子で実写映画化。思い描いていた順風満帆なエリート銀行員人生から外れ、荒んだ気持ちを抱えて左遷の地にやってきたプライドは高いがネガティブな男・香芝誠が、世界一静かで優雅なスポーツといわれる「金魚すくい」や、それを取り巻く人々と出会い、仕事に恋に奮闘する姿を描く。

◆公式サイト:sukuttegoran.com

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