人とのかかわりがすごく多いし、それが楽しいんですよ！

特撮ドラマ『仮面ライダーキバ』（テレビ朝日系）では主人公を見守る女子中学生を、主演ドラマ『不思議少女　加藤うらら』（テレビ東京）ではユニークな小学生の女のコを演じている小池里奈ちゃん。写真集も大ヒットを連発するなど幅広い分野で活躍している彼女が、仕事に対する意識やDVDタイトルに関する秘話などを明かしてくれました。

Ｑ　デビューのきっかけを教えて！

「新宿のデパートの喫茶店で家族と食事中に、今の事務所の社長さんに“やりませんか？”ってスカウトされました。その時はよく分からなかったので、ニコニコしていただけなんですけど…(苦笑)。家に帰ってからスカウトだって聞いてうれしかったです。それで両親と相談して“社会経験としてとりあえず1年だけなら”っていうことで、このお仕事を始めました」

Ｑ　そこで最初の出演作が…。

「『美少女戦士セーラームーン』ですね。事務所に入って約束の1年が経って“そろそろ…”っていう頃に『セーラームーン』のお仕事が入ったんです。これがやってみたらすごく楽しくて!　撮影現場なんて全然知らなかったから“照明さんがいるんだ〜”“こんな大勢の人たちの前で演技するの？”とか、ビックリすることがたくさんあったんですよ。初めての経験がいっぱいで、すごく印象的でした。しかも、1クールじゃなく半年間以上の撮影だったんで、スタッフさんにもすごく仲良くしていただいたし、キャストの(主人公・月野うさぎ／セーラームーン役の)沢井(美優)さんたちもお姉ちゃんみたいな感じで接してくれて、撮影帰りにみんなで“プリクラ”を撮ったりして一緒に遊んでもらいました。なんか、人とのかかわりがすっごく多いし、それが楽しかったんですよ!」

Ｑ　このお仕事をしていると、いろいろな人と会うことができるから視野が広がりそうだね。

「そうですね。普通にいたら、あまり(年齢の)上の方としゃべらなかったりするけど、このお仕事をしているとそういう機会がいっぱいあって、すごくいろいろな情報が入ってくるのが楽しいですよね」

Ｑ　里奈ちゃんが現在出演している『仮面ライダーキバ』も長期間にわたって撮影される作品だよね。

「やっぱりキャストの人たちと親交を深められますよね。『キバ』のメンバーの男性陣って、ほとんど弟や妹がいる人たちばかりなんです。(主人公・紅 渡／仮面ライダーキバ役の)瀬戸康史さんにも妹がいて。だから、みんな私のことを妹のようにかわいがってくれますね。撮影の合間にみんなでご飯を食べに行ったしています」

Ｑ　『キバ』のメンバーとはドラマ以外にもライヴイベントをやったりしてるよね。

「8月のイベント(『MASKED RIDER KIVA-LIVE ＆ SHOW』)ではZepp Tokyoでドラムを叩いたんですけど、すごく気持ちよかったですね。『キバ』をやる前からドラムを習っていて、もう1年ちょっとやってるんですけど、あんなに大きな会場で叩けたってことが本当にうれしかったです」

Ｑ　緊張はしなかったの？

「最初の方は自分の出番はなくて、瀬戸さんの歌から入ったんですけど、歓声が“キャー”ってすごくて“ヤバイぞ〜”って思いました(笑)。でも、実際に叩いてみたら本当に気持ちよくて。観客の皆さんの熱気に後押しされて、叩けたって感じです」

Ｑ　12月25日に東京国際フォーラムで開催される『MASKED RIDER KIVA X'mas LIVE ＆ SHOW 〜HOLY FANG PARTY〜』でも、里奈ちゃんのドラムが楽しめそうだね!　あと、里奈ちゃんはピアノも特技なんだとか。

「そうなんです。でも、2歳からピアノをやってるのに譜面が苦手なんですよ。耳で聴いて、ちょっと譜面を読んで覚えたら、あとは見ないんです。絶対音感はあるってよく言われるんですけど…。でも楽譜をちゃんと読まないから、変な音符が入っていたり、さりげなく音が足りなかったりして、ピアノの先生によく怒られます(笑)。“アマゾン川に目隠しして入るくらいの勢いだよ。楽譜を読まなきゃダメだよ”って言われて、“あっ、すいません”って(笑)」

PART2につづく…

Text／日刊編集センター