渡部 秀&太田基裕 | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「渡部 秀&太田基裕」

2015/05/13

「初コメディなので不安もありますがそこは(太田を見て)大先輩のお力を借りながら…」

渡部 秀&太田基裕

自身が主宰するコントユニット『表現・さわやか』で、作・演出・出演を手がけ、俳優としても活躍中の池田鉄洋による描き下ろし作品『GO WEST』が6月4日(木)より天王洲 銀河劇場で開幕。今作で、舞台初主演を果たす渡部秀と、数多くの舞台作品で活躍中の太田基裕に直撃インタビュー! 初共演となる2人に、ウエスタン・アクションコメディに挑む心境や舞台のみどころなどをたっぷりと語ってもらいました。

渡部 秀&太田基裕
今回の舞台で初共演のお二人ですが、聞いたところ『アメスタ』でちょっとしたファーストコンタクトがあったとか……。
太田「そうなんです。僕が出演していた『アメスタ』の番組に突然、来てくれて。本当にドッキリビックリのサプライズで(笑)」
渡部「僕も同じ日に、偶然『アメスタ』で仕事があって。僕の方が若干早めに終わっていたので、“太田さんもいらっしゃるっていうし、挨拶に伺いたいな”と思って。ちょうど太田さんが生放送中だったので、“もうこれはスタジオに入っちゃえ!”と。マネージャーさんに確認をしたら『いいですよ』と快く承諾してくださったので、『GO WEST』のポスターを持って、スタジオに乱入しました(笑)」
太田「デカいポスター持ってね」
渡部「そうそう。なので、今、こうして受けている取材が2度目ではあるんですけど、打ち解けられています」
太田「そうだね(笑)。でも乱入の仕方もいろいろあるけど、『ウェーーイ!』って勢いで入って来るのとは違う、すごく秀くんらしさのある柔らかな乱入だったので、“渡部秀くんって感じいいな”って思いました」
渡部「僕も話しこんだら仲良くなれそうだなって思いました」

渡部 秀

渡部 秀

そんなおふたりが共演される舞台『GO WEST』ですが、池田鉄洋さん書き下ろし脚本・演出・出演のウェスタン・アクションコメディ。どんなお話になるんでしょうか。
渡部「ざっくり言うと西部劇なんですが、時代背景は、結構難しい時代を取り扱っているなっていう印象を覚えたんです。それをどうコメディにしていくのだろうということは思っていました。台本を読んでいくうちに“さすが池鉄(イケテツ)さんだな”と思いました。時代的にはすごく難しいのですが、内容は非常にわかりやすくて。キャストの中には女性もいますが、男たちの熱い友情や戦いを描いた作品になっています」
その『GO WEST』を作り出す池田鉄洋さん。お会いになってどんなことを感じましたか?
太田「僕は先ほど初めてお会いしまして。“物腰の柔らかい、ステキな方だなぁ”と思いました。稽古に入るとどんな感じなんだろうなと。これからご一緒させていただくのが楽しみです」
渡部「稽古中もすごく優しいって話をほかの方から聞きました。丁寧にじっくり稽古をつけていかれる方みたいで。『細かく稽古をつけていきます』っていうのはご本人にも言われました。しゃべり方もそうですけど、穏やかですよね」
おふたりはこれまでにコメディの経験は?
太田「もちろんありますし、コメディは好きです。今回の『GO WEST』も、台本を読んでいて毎ページ面白いくらい、シュールさもあったりして」
渡部「“面白くないページはない”って感じがしますよね」
太田「そうそう。もちろんさっき秀くんも言っていたように、時代背景的なシリアスさもあるんですけど、シュールで面白い場面と歴史背景からくるシリアスさが絶妙なバランスで描かれていて。それがどんな演出になっていくのか。さじ加減とかバランスとか、どう舞台で出てくるのか、僕も今から楽しみにしています」
渡部「僕は舞台でコメディ作品をやるのが、今回初めてなので、そこが楽しみで仕方ないです。どんなリズム感ができあがっていくのか。台本を読んだだけでこんなに面白いんだから、これを体で表現したらどんなに面白くなるんだろうってことを想像しては、今からワクワクしているところです。それと共に、初めてでもあるので、不安もありますが、そこは……(太田を見て)大先輩のお力を借りながら……」
太田「ちょ、ちょっと、やめてください!! そういうの苦手なんでやめてください!(苦笑)」
渡部「ぜひコメディのノウハウを……」
太田「共に!共にね! そこは池田さんに教えて頂きながら!!(笑)。でもこの作品は会話劇だし、特に僕と秀くんのリズム感はすごく大事だと思うので、一緒に作っていきましょう!」

太田基裕

太田基裕

今回、ウェスタン・アクションコメディということで、アクションも見どころの一つ。おふたりともアクション経験はあると思いますが、アクションはお好きですか?
渡部「太田さん、得意そうですよね」
太田「それが得意ではないんだよね(苦笑)。いろいろとやらせてはもらっていますが、毎回苦労しながら、地道に鍛錬していくタイプです。今回はガンアクションも多そうなので、しっかりやりたいなと……」
渡部「ガンアクションは要になりそうですよね。早撃ちなのかどうなるかわからないですが、ガンアクションは手さばきの表現になりそうですし。僕は昔からアクションが大好きで、アクション映画もよく見ていました。このあいだまで関わっていた作品もアクションがありましたし」
太田「じゃあ、結構動けるの?」
渡部「いやいや!ぜんぜんそんな感じじゃないんですけど(笑)、大好きです。今回も結構、『アクションに力入れる』みたいなお話を池田さんもされてましたし……」
太田「……マジでッ!? 初耳!!」
渡部「本人次第らしいです。池田さんに『アクション、やりたい?』って聞かれたので、『やりたいです!』って即答したら、『わかった』って。『できる範囲で結構攻めて行きたい』って、おっしゃっていました」
太田「そっかぁ……じゃあ、やりましょう!!」
役者をやっているからこそ、普段は出逢うはずのない物語に入っていけるんでしょうね。舞台の醍醐味って何だと思われますか?
渡部「ライブ感があるのが醍醐味だなってことはいつも感じていて。同じセリフを話していても、タイミングや呼吸によっても与える印象は毎回違うと思いますし、自分だけじゃなく、会話の中で相手も変わっていくと思います。そこは役者として映像ではできない成長をしていけるなって毎回感じています。最初の舞台では必死だったので、まだそこまで味わえていなかったんですけど、今回3本目ということで、少しずつ舞台の楽しさもわかってきたので、役者として長期戦なお仕事だなって思います」
太田「やっぱりお客さんがいてこそ舞台は成立するので、ひとつの空間に共にいる中でお芝居をすると、その日によってもぜんぜん違うし、お客さんの雰囲気によっても違ってくるんです。変えようとしていなくてもやっぱり空気は変わって来るので、ライブ感というのは映像とは違う。そこが醍醐味ですよね。映像だとそこまでリハもなくすぐ本番ですが、舞台だとがっつり稽古ができるので、自分のペースで作り上げていける。互いにお芝居について練れるのも舞台ならではだなと思います」

渡部 秀&太田基裕
これまでも様々な作品に出演してきたお2人。夢を叶えるために必要なことはなんだと思いますか?
太田「自然体だと思います。自分の素直な気持ちを大切にしつつ、背伸びもしないで、続けていくこと。芯の強さだと思うし、それが一番人間としても魅力的なことだと思うので。そこを大事に頑張ってほしいです」
渡部「この仕事は信念がないとなかなか難しいんじゃないかなと思います。僕は高校生のときに役者になることに対して、親から反対されたこともあったんですけど、絶対に叶えるんだ!と曲げなかったんです。正直、努力だけじゃなく運で夢が叶うこともあるけど、“夢”というからには、その人なりの“こうなりたい!”というような信念はあると思うので、それを忘れないことだと思います」
では最後に『GO WEST』を楽しみにしているファンのみなさんへメッセージを。
太田「西部劇コメディとしてネタの宝庫な作品なので、たくさんの方に笑ってもらいたいです。あとガンアクションもあり、歴史的背景の話もあり、老若男女、幅広く楽しんでいただける作品になると思います。なので、ぜひ観に来て下さい」
渡部「難しい時代の物語ではあるんですけど、コメディとして表現をしているし、西部劇って今まで触れてこなかった方でも楽しめる作品になると思います。笑いに来るも良し、アクションを目で楽しみに来るも良し、とにかく観に来て損はしない作品です。銀河劇場は高低差もある会場なので、1階、2階、3階で印象も変わると思うので、何度でも足を運んでもらいたいです」

インタビュー・終
撮影/mika(f-me) 取材・文/えびさわなち

Profile

渡部 秀
わたなべ・しゅう●1991年10月26日生まれ、秋田県出身。アミューズ所属。映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(前篇/8月1日公開)に出演。

太田基裕
おおた・もとひろ●1987年1月19日生まれ、東京都出身。アバンセ所属。超★超歌劇『幕末Rock』(8月8日〜梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、8月13日〜Zeppブルーシアター六本木)に高杉晋作役で出演。

INFORMATION

GO WEST

舞台『GO WEST』

6月4日(木)〜14日(日)天王洲 銀河劇場
作・演出・出演/池田鉄洋
出演/渡部 秀 小島藤子 太田基裕 佐藤祐基 栗原類 佐藤真弓 大口兼悟 田口浩正 他

『仮面ライダーオーズ』、NHK連続テレビ小説『純と愛』、『救命病棟24時』や、この夏公開の話題作、映画『進撃の巨人』にも出演する渡部 秀が、満を持して舞台初主演!
同作は、自身が主宰するコントユニット「表現・さやわか」の作・演出・出演のみならず、舞台・ドラマ・映画で俳優としての活躍も著しい池田鉄洋描き下ろしのウエスタン・アクションコメディ。西部劇ならではのガンアクションや池田鉄洋ならではの人間ドラマが繰り広げられる。

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×