萌子の言葉遣いはすごい！　こんなこと言っていいの？ と思いながらお芝居しています

現在OA中の昼帯ドラマ『明日の光をつかめ2』(東海テレビ・フジ系　毎週月〜金　午後1時30分)で、「元ヤンキーリーダー」佐々木萌子役を好演している新川優愛ちゃん。このドラマの制作エピソードや作品にかける思いについて聞いてみました。

Ｑ　ドラマ『明日の光をつかめ２』への出演が決まったとき、どんな感想を持ちました？

「私、前シリーズも見てましたし、すごく反響が大きかったことも聞いていたんですよ。その上で『２』に参加するというのは、ちょっとプレッシャーを感じましたね。やっぱり、まったく新しい作品に参加するのとは（感覚が）違うかなって。その一方で、『負けたくない』という気持ちもありました。『前作よりももっと熱くて、濃くて、泣ける作品にしたい。前作を超えたい!!』って」

Ｑ　役柄の佐々木萌子は「元ヤンキーリーダー」という、素の優愛ちゃんとはかなり違った設定ですよね。

「はい。明らかに自分の素とは違いますね。最初『ヤンキー』という設定は聞いてたんですけど、ここまでのヤンキー役だとは思ってなくて…。というのも、萌子は普通のヤンキーじゃなくて、レディースの総長までやった人なんですよ」

Ｑ　あぁ、トップに上りつめた人なんですね(笑)。

「そうそう。上りつめちゃって、もう引き返せないくらいの(笑)。だから、そこまで威圧感、目力を出すのが難しかったです。歩き方も、よく怒られました。私、1年間『ミスマガジン』の活動をしていたから、『モデルっぽい歩き方、立ち方になっている』って言われたんです。それで、すごくガニ股でオラオラ歩くように練習しました。最近、普段から歩き方がガニ股になってきちゃって。学校の友達にも『どうしたの？』とか言われちゃって(笑)。でも、それは萌子のキャラクターが自分の中に入ってきているということだから、良いことなのかなと思っています」

Ｑ　役作りのために、誰かを参考にしました？

「いえいえ、周りに萌子みたいな子、いないですから！　てゆーか、見たこともないし(笑)。だから参考資料として、（ヤンキーが出ている作品の）ＤＶＤを見たり、少年マンガを読んだりしました」

Ｑ　言葉遣いもすごいですよね。

「そうですね。自分のことを『俺』って言うし、『○○じゃねぇよ』とか、すごい言葉遣いだなって。こんなこと言っていいのかな？　と思いながら、お芝居しています。最近やっと慣れてきて、ちゃんと舌が回るようになってきました」

Ｑ　昼ドラはスケジュールがハードだと聞きますが、やっぱりそうですか？

「ハードですね。朝早くからびっしり予定が入っています。このドラマはロケが多いんですけど、梅雨の時期に雨で撮影できないことがあって、今（撮影が）詰まってきているんです」

Ｑ　随分、日焼けもしましたね。

「はい。特に、畑のシーンは日陰がまったくないんですよ。日焼け止めを何回塗っても負けちゃいますね。私、寒いのは結構ガマンできるんですけど、暑いのは本当に苦手なんです。だからこのドラマも乗り切れるか不安でした」

Ｑ　健康管理のために気をつけていることはありますか？

「ロケのときは、とにかく水分補給を心がけています。それと、バランスよく食事をすること。栄養が偏らないように、野菜ジュースを飲んだりしています」

Ｑ　監督や現場スタッフの方からアドバイスされたことはありますか？

「最初、萌子の威圧感や怖さを表現するのに悩んでいたんですけど、そんなとき監督から『ヘンに考えすぎないで、思った通りにやってごらん。セリフを言うときも叫びたくなったら叫べばいいし、キレたくなったらキレればいいから』と言っていただいて、気持ちが楽になりました。特に萌子メインの回では、萌子の心の中の葛藤を表現するのが難しくて苦労したんですけど、そのときはプロデューサーからアドバイスをいただいて何とかクリアしました。現場のみなさんには、本当にお世話になっています」

Ｑ　萌子メインの回は、いつの放送ですか？

「第５週（８／１〜８／５）になります。たんぽぽ農場のみんなは、それぞれ大きな問題を抱えていますが、萌子もみんなが知らない重〜い過去を背負っています。それが明らかになるので、ぜひ観てくださいね!!」

次回に続く

舞台『ライン♪』
女子高生の双子姉妹が、幽霊になった憧れのお姉さんとともに、学校中からラインダンス完成に協力してくれる仲間を集め、自分たちのラインダンス実現に向けて、試行錯誤しながら、夢のために奮闘する姿を描いた作品。8月4日(木)〜7日(日)、東京銀座・博品館劇場で上演。風組、光組のダブルキャスト公演。キャストは中村優、小松彩夏、吉木りさ、佐武宇綺、橋本愛奈ほか。