山田杏奈×山口まゆ | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「山田杏奈×山口まゆ」

2021/02/01

「私が演じた響には霊が見えても、私自身はまったく霊感がないので、気持ちいいくらい、何もなかったです(笑)」

山田杏奈×山口まゆ 撮影/mika 取材・文/斉藤貴志

ホラー映画の巨匠・清水崇監督による『恐怖の村』シリーズの第2弾『樹海村』が、いよいよ2月5日より全国公開される。凶悪な呪いの箱に翻弄される姉妹役で、山田杏奈と山口まゆがW主演している本作。現在20歳の同い年で演技力に評価の高い2人が、共に馴染みがなかったというホラー作品にどう取り組んだのか、実力派同士で演じる刺激も含めて振り返ってもらった。

山田杏奈×山口まゆ山田杏奈

――ホラー映画『樹海村』の撮影の中で、実際に怖い思いはしましたか?

山田杏奈「気持ちいいくらい、何もなかったです(笑)。私が演じた響には霊が見えても、私自身はまったく霊感がないので、何も見えない感じでした。現場の雰囲気もホラーを撮っているとは思えないくらい明るくて。ただ、監督がコトリバコ(呪いの箱)を映すとき、『ノイズが入る』とずっと言っていたことがあって、“あれは何だったのかな?”と思いました」

山口まゆ「私は(富士の)樹海ロケが多くて、母親にも友だちにも『怖い』と言われましたけど、実際はそんなに怖いことはありませんでした。昼間の樹海はきれいだし、マイナスイオンもすごく出ていて。夏でも太陽がそんなに入ってこないから、涼しくて居心地も良かったです。でも、夜になると打って変わって何も見えなくて、“怖いな。早く帰りたいな”というのがありました」

――まゆさんはハリツケになったりもしていました。

山口まゆ「あれは精神的にキツかったです。やっぱり人間って、身体を拘束されると早く離してほしくて“もう嫌だ”と思うんですよね。しかも、そのシーンを2日間撮っていたんです(笑)。傾斜があるところで斜めになっていたから、体も辛かったです」

山田杏奈×山口まゆ山口まゆ

――演技的には恐怖を表情で見せたり、ホラーならではのことはありました?

山田杏奈「“ここの悲鳴は何段階ある中のどのレベルにするか”というのは考えながらやりました。観ていて怖いと感じているところに、強すぎる声が入っても冷めてしまう部分があるし、逆に“何でそんなにあっさりしているの?”と思われる部分もあると思うので、そのレベルの調整は大変でした。“どういう驚き方をするか”、“何に驚いているのか”……そういうことをすごく考えつつ、知っていることをゼロにして“さあ、本番”みたいな演じ方は新しい体験でした」

山口まゆ「そこは私も苦労しました。インした初日から人が死ぬシーンで、どうしたらいいかわからなくて。人って驚くと黙っちゃうじゃないですか。それを恐怖として見せるのはすごく難しかったし、監督に『今はオーバーだった』『ちょっと驚きが少なかった』とかいろいろ言っていただきました。恐怖より他の気持ちが勝ってしまって、心はすごく動いていても『怖さを顔に出して』と言われて、何テイクも重ねたシーンもあります。表情の見せ方、叫び方、声……というテクニック的なことが多々必要でした。私、この映画で後半はずっと泣いていて、もうどこでも泣けるようになりました(笑)」

山田杏奈「すごいよね」

山口まゆ「涙のコントロールが利くようになって。ずっと究極のところにいたから、習得できたんだと思います(笑)」

山田杏奈×山口まゆ

――テクニック以前に、怯えたり顔が引きつったりするシーンでは、怖い気持ちになってはいるんですか?

山田杏奈「すべてが想像で、リアルに幽霊を見たときの怖さを感じていたわけではないです。幽霊に『キャーッ!!』みたいなのは本当にタイミング。霊に気づきました、体が反応します、声が出ます……というのを、“1、2、3”って感じでやっていたので、そこに感情が伴っていたかというと、ちょっと違っていて。想像の範囲で恐怖を表現することもしましたけど、今回は怖く見えるようなお芝居が多かったです」

――そもそも怖がりでもなくて?

山田杏奈「私自身は『肝が据わってる』とよく言われるので、あまり怖がることはないかもしれません(笑)」

山口まゆ「私は幽霊より人とのシーンが多くて、その怖さは想像して感情は作れたのですが、クライマックスは対人でなくて対幽霊だったので(笑)、どうしようかと。でも、幽霊役の方たちがすごく上手で、助けていただいて…追い掛けられると恐怖を感じました。必死に逃げても追いつかれて、本番の2回目くらいで急に足を掴まれたときは、本当に怖かったです」

――まゆさんは怖がりですか?

山口まゆ「ビビリなので、そもそも怖いところには踏み込まないようにしていて。この映画を観て気になったのが、私は驚くと両手を上げちゃうんです(笑)。映画の中でリアルに何回かやっていて、クセなんだと思いました。そこを見つけてもらえたら嬉しいです(笑)」

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Information

映画『樹海村』
2021年2月5日(金)全国ロードショー

『樹海村』

『樹海村』

『樹海村』©2021「樹海村」製作委員会

2020年2月に公開し、非常事態下において異例の興収14億円、110万人を震撼させた映画『犬鳴村』。それに続く「恐怖の村」シリーズ第2弾『樹海村』の舞台は、令和の時代となった今もなお禁足地として存在する富士の樹海。森の奥深くには、何者かが暮らす村が存在した。そして、封印されし凶悪な呪い箱…「絶対に検索してはいけない」とインターネットの怪談スレで語り継がれる、通称”コトリバコ”。逃げても逃げられない箱の恐怖と「SUICIDE FOREST」として世界的に有名な藤の樹海がもたらす負の引力。ホラー界の巨匠・清水崇監督が、断ち切れない呪いがもたらす狂気と混沌の世界へ観客を引きずり込む!
≪story≫
「お姉ちゃん知ってる?
この箱が置かれた家はね、
みんな死んで家系が絶えるの…」。
人々を戦慄させる禍々しい服るから伝わる強力な呪いを、
歪な木々や地を這う根が生える、
不気味で壮大な樹海の奥深くに封印した。
――13年後。姉妹の響と鳴の前に、あれが出演。
そして、樹海で行方不明者が続出する。
自ら向かったのか?それとも魔の力に吸い寄せられているのか? 恐怖が、いま再び解き放たれる。

◆公式サイト:jukaimura-movie.jp/

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