平井浩基 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「平井浩基」

2016/08/17

「主演もやってみたいですが、“脇を固める”という言葉があるように、脇で輝く役者を目指したい」

平井浩基

8月26日よりスタートする、人気ロードレース漫画を実写化した『BSスカパー!オリジナル連続ドラマ「弱虫ペダル」』。放送開始を直前に控え、主人公・小野田坂道のクラスメイトで、ロードレーサー経験者である杉本照文役を演じる平井浩基くんを直撃インタビュー! 本作でドラマデビューを果たす平井くんが、今の心境を赤裸々告白!!

平井浩基
『弱虫ペダル』は、原作はもとより、アニメ、舞台ととても人気のある作品ですが、実写ドラマ化に出演が決まったときは、どんなお気持ちでしたか?
「注目されている作品に出られる機会がいただけたことは、本当に嬉しかったです。しかも、僕が演じる杉元照文は、お調子者だけど、ルールを守ろうとする生真面目な面もある、とても素敵なキャラクターだなという印象で。そんな人物を演じられることも、嬉しかったですね。やりがいのある役だし、初めて演じるタイプでもあったので、楽しんでできそうだなと。あと、僕はもともと、クロスバイクにはよく乗っていたんですが、やっぱりクロスとロードバイクは全然違うんですよね。そんな自転車の種類を調べていくうちに、“早く乗ってみたい!”と思うようになりました」
実際に乗ってみた感想は?
「練習をしてみたら、思っていた以上に難しかったです。靴とペダルを固定するビンディングに、最初はなかなか慣れなくて苦戦しました。まず、うまくハマらないし、それで焦ってしまうんですね。焦るとさらにうまくハマらず、またまた焦ってコケるという(笑)。そんな負の連鎖みたいなものがあって、そこは大変でした」

平井浩基
舞台からのメンバーも多く参加していますが、現場の雰囲気はどんな感じですか?
「アットホームな感じですし、特に総北は3年生のお三方(郷本直也、友常勇気、馬場良馬)が場を盛り上げてくれて、とても入りやすかったです。ドラマから参加するのが僕だけではなく、(深澤)大河くん、(木村)達成くんといった初参加のメンバーがいたことも、心強かったです。ロケバスで待機しているときも、ミニゲームをしたり、負けた人がジュースを買いに行ったりして、和気あいあいとしています。この間、僕は、嬉しいことに男気ジャンケンで勝ってしまい、みんなのジュースを買いました(笑)」
平井さんは、どんな立ち位置?
「僕は特に3年生の人たちによくイジられるのですが、期待に応えるような返しができないのがもどかしいです(笑)。2年の手嶋純太役の鯨井(康介)さんとか、返しが本当にうまいんですよ。郷本(直也)さんと鯨井さんのやりとりは、見ていて勉強になるなっていうくらい、おもしろくて。自分も、“おっ!?”と思われるような、機転の利く返しがしたいです」

平井浩基
メイキングが見たくなりますね(笑)。実際に杉元照文というキャラクターを演じるにあたって、どんな準備をしましたか?
「最初に原作を読んで自分の中でイメージを膨らませて、それから動きと声のあるアニメを観ました。(アニメは)“こんな声なのか”“すごい語尾が伸びるな”と、新鮮さとおもしろさがありましたね。ただ、ドラマで人間が演じるのと、アニメのキャラクターとではやっぱり違うので、どう見せていこうかと悩みながら、ドライ(カメラを回さずに行うリハーサル)で自分なりの芝居をしてみました。そうしたら、監督から『もう少しオーバーめにやってもおもしろいかも』と言ってくれたので、そこでまた調整していきました。最初のうちはそのバランスは難しかったですが、割と自由にやらせていただいたので、楽しみながらできました」
特徴のある動きとかは?
「あります! 特に、人差し指を立ててしゃべるシーンが多いので、そんな身振り手振りも、ぜひ注目していただきたいです」
個人的に、現場で印象に残っていることはありますか?
「杉元は説明台詞が多く、自分にとっては長いと感じられる台詞をスラスラ話すので、最初はNGを5回ぐらい出してしまいました。初めてのドラマ現場で、さらにエキストラさんも多く、すごく緊張してしまって……。舞台とは違い、ドラマでは角度を変えて同じシーンを何度も撮影するので、最初のうちは戸惑いましたね」

平井浩基
舞台でも役者が演じていましたが、ドラマならではの見どころや、おもしろさを教えてください。
「実際にロードレーサーに乗るシーンがあるところだと思います。映像ならではの、自転車レースの疾走感が感じられるのではないかと。さらに、そんなアツい青春ストーリーを軸に、学園ものとしてのキャラクター同士のやりとりも楽しんで欲しいです。アツくなる勝負どころもあれば、自転車に乗っていないシーンでの、ちょっと箸休め的なところもあるので。僕は特に、日常生活のシーンで楽しんでもらえるよう、意識して演じていました。『またしゃべってるよ(笑)』って小野田坂道役の小越(勇輝)くんにも言われたくらい、杉元って、本当によく話すいいキャラクターだから(笑)」
平井さんは舞台を中心に活動してきましたが、役者の道に入るまでの経緯を教えてください。
「はい。僕は名古屋出身なんですが、最初は、赤ちゃんのときに母親が地元の赤ちゃんタレントの事務所に登録したんです。幼稚園の頃にも演技のレッスンを受けていた記憶がうっすらありますね(笑)。それこそ、『デビュー』の雑誌を見て、母親が一番上の兄を東京の事務所に応募して所属することになって、“せっかくなら……”と、二番目の兄と僕も所属することになったんです。結果的に続けたのは僕だけだったんですが、ずっと名古屋に住んでいたし、高校受験を機に、一度お休みしようと思ったんですね。そんな中で、最後に受けたミュージカル『テニスの王子様』でカチロー役に決まったことで、“縁があるのかもしれない”と感じて、上京することに決めました」

平井浩基
タイミングって大事ですね。それから役者を続けている中で、やっていてよかった、楽しいなと感じる瞬間は!?
「舞台が多いのもあって、やっぱりステージに立っているときですね。根本にあるのは、“お芝居が好き”ということなんですが、一方で、お客さんから拍手していただいたり、エネルギーをもらえるところも、すごく楽しいです。ショーっぽい構成で、お客さんとコミュニケーションを取ったり、触れ合えたりすると、お芝居とはまた別の楽しさがあります。お芝居がなぜ好きなのかというと、自分とは全然違う、一風変わった役柄を演じられたりして、新しい体験ができるから。僕は小さい頃から、どちらかと言えば、大人しいほうで、一歩引いてしまう性格だったんです。そんな自分だからこそ、お芝居をしているときは別のキャラクターになれるのが嬉しくて。自分だけど、自分じゃない、不思議な感覚ですね。演じることで自分を解放できるのかもしれない。演じるキャラクターについて、あれこれ考えることも、すごく楽しいです」
今後、やってみたい役柄やジャンルは?
「主演もやってみたいですが、“脇を固める”という言葉があるように、脇で輝く役者を目指したいです。主役の方をいかに立たせるかなど、作品全体のことを考えつつ、自分の役についても掘り下げられるようになりたい。それこそ時代劇とか、やりたいジャンルはいっぱいありますよ。あと個人的には、バンジージャンプをやってみたいです(笑)」

インタビュー・終

撮影/mika 取材・文/根岸聖子 ヘアメイク/伊東宏泰 スタイリング/赤間幸

Profile

平井浩基
ひらい・ひろき●1994年3月29日生まれ、愛知県出身。フォースプリングス所属。主な出演作に、ミュージカル『テニスの王子様』青学・5代目カチロー(1年トリオ)役をはじめ、舞台『孤島の鬼』、サンリオ ミュージカル「ちっちゃな英雄(ヒーロー)」、WBB vol.10『懲悪バスターズ』など、舞台を中心に活動中。

INFORMATION

『弱虫ペダル』
『弱虫ペダル』
杉元照文役/平井浩基

BSスカパー!オリジナル連続ドラマ「弱虫ペダル」
8月26日(金)夜9時よりBSスカパー!で放送開始

コミックス累計発行部数1,500万部を突破している大人気ロードレース漫画を実写ドラマ化。2012年には舞台化され、これまで計8本の作品を上演。アニメも好評で、劇場版はランキング1位を獲得するほど大ヒット。テレビシリーズも2017年1月から第3シーズンの放送が決定している大人気コンテンツ。孤独なアニメオタク少年の小野田坂道が、総北高校自転車競技部の仲間と共にインターハイ全国優勝を目指す姿を描いた青春スポーツ物語を描く。
≪story≫
千葉県立総北高校に入学した小野田坂道は、秋葉原を愛するオタク少年。高校ではアニメ・漫画研究部に入部しようとするも、同級生の今泉俊輔や鳴子章吉と出会い、自転車で走ることの楽しさを見出した坂道は自転車競技部に入部することに。自転車競技初心者の坂道だったが、今泉や鳴子と一緒に走った経験、1年生ウェルカムレース、耐久合宿を乗り越えながら、クライマーとしての素質を一気に開花させていく……。

(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン) 2008/スカパー!・東宝・舞台『弱虫ペダル』製作委員会

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