東野絢香 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「東野絢香」

2022/01/01

「今、現場で感情を開放して演じられるのは、TSALの仲間たちが私の心の蓋をこじ開けて、引っ張り出してくれたおかげ」

東野絢香撮影/厚地健太郎 取材・文/児玉澄子

NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』でヒロインの親友・みつえ役を好演し、話題を呼んだ東野絢香さん。この冬は連続ドラマ『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)にレギュラー出演した。俳優養成/演技研究所「トライストーン・アクティングラボ(TSAL)」を経て、事務所・トライストーン・エンタテイメントに所属して3年。2022年にはさらなる飛躍が期待される若き演技派女優に、成長と充実の2021年を振り返ってもらった。

東野絢香

── NHK朝ドラ『おちょやん』のみつえ役がSNSで何度もトレンド入りするなど大反響でしたね。

「自分では意識していなかった細かいところまで汲み取ってくださったり、感情移入して見てくださったりと、純粋にとてもうれしかったです。ただこういう経験は初めてだったので、あまり重く受け止め過ぎないようにしていたところもありました」

──お嬢さん時代から戦争未亡人まで、長い年代を演じてみていかがでしたか?

「髪型や衣装にも助けられましたが、見た目にはどうしても限界があるので、内面の変化をいかに表現するかを考えました。台本をもとにみつえの人生の背景を想像しながら、年齢を重ねるごとに声のトーンを落ち着かせていったり、一方でお転婆なお嬢さん時代の面影を少し残したり。芝居で一番大切なのは"役の人生を生きる"ことだとTSALでもずっと教わってきましたが、みつえの人生をまさにじっくり時間をかけて生きる貴重な体験ができました。多くの若手俳優が朝ドラを目指す理由が改めて実感しましたね」

東野絢香

──10月期の連ドラ『じゃない方の彼女』でもヒロインの親友役を好演しました。

「いわゆる”普通の女の子”を演じるのは、初めての経験でした。共演者も同年代が多くて、ちょっとした青春って感じでしたね。監督さんもすごく熱意を持って若手俳優に指導してくださって、何度もテイクを重ねたり、芝居のアイデアを出し合ったりとすごくライブ感のある現場でした」

──NHKと民放の違いについて、発見はありましたか?

「作品における自分の役割を果たすという点では何も変わりはなかったんですが、『じゃない方〜』は自宅から現場に通うのが私にとってはすごく新鮮でした。『おちょやん』はNHK大阪放送局の製作だったので、撮影期間はホテルに滞在していたんですが、自宅に戻るとやっぱり日常にリセットできるんですよね。『じゃない方〜』は現代のお話だったので、その環境がいいほうに作用したように思います」

東野絢香

──“ヒロインの親友役”を続けて演じましたが、主演をしてみたいという欲はありますか?

「主演は目標のひとつですが、今はまだイメージできないです。『おちょやん』の杉咲花さんも『じゃない方〜』の山下美月さんも、主役を務められる方というのは、何かしら人を惹きつけるものをお持ちなんだなと間近にいて感じました。役者は芝居が第一ですが、そのほかにも『この人の演技を見たい』と思ってもらえるような何か──。私もそれをつかみたいなと思いましたね」

──2021年はドラマの間にも、夏にパルコステージの舞台に出演しました。

「約2年ぶりに舞台に立たせていただきましたが、やっぱり私は演劇が大好きなんだなと思いました。共演者もみなさん芝居好きな方ばかりで、初日から千秋楽にかけてどんどん熱が高まっていき、とても刺激を受けましたね。本番が始まってからも挑戦できることはたくさんあるんだと、演劇の面白さを存分に味わえた作品でした」

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Information

トライストーン・アクティングラボ
2022春(5月スタート)レッスン生募集

小栗旬や田中圭、綾野剛、木村文乃、坂口健太郎といった、人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。若手バイプレーヤーの前原滉も演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属をした一人である。

トライストーン・アクティング・ラボの詳細は下記まで
TEL:03-5433-2195
WEB: http://www.tristone.co.jp/tsal/

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