ココア男。 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「ココア男。」

2012/03/16

解散する瞬間までココア男。らしくやりたい!

ココア男。
ドラマや舞台で活躍する若手俳優、鎌苅健太、鈴木勝吾、細貝 圭、米原幸佑、井出卓也の5人で結成されたバンド・ココア男。が3月をもって解散することに。鎌苅が作詞し、井出がRAP詞を担当した、“ココア男。の軌跡”が詰まったラストシングルについて、そして、2年間の活動について振り返ってもらいました!



ココア男。

ココア男。
左から、鈴木勝吾、米原幸佑、鎌苅健太、
井出卓也、細貝圭

Q ココア男。ラストシングル『軌跡 〜Time to go〜』が完成。この曲をラストシングルにしようと思ったのはどうしてだったんでしょうか?

鎌苅 「始まりがカッコイイんですけど、そこからロックなものにいくのかな?と思いつつ、すごくストレートなんですよね。ちょっと青春の匂いもするような。ちょっと淋しいけど、前向きっていう音だったので“これだな!”って思ったんです。ただカッコイイだけじゃない、切なさや様々な感情も入っているから、この音だって思いましたね」

Q 歌詞に関してはどうですか? タイトル通り、ココア男。のここまでの道のりが浮かびますが。

鎌苅 「“ラストはカッコ良くいきたい!”っていうのはみんなもあったから、そういう歌詞にしようかなとも思ったけど、書きたいことはこういうことだし、今回の音には飾ったりしない方がいいとも思ったので、まっすぐに書きました」

Q 歌詞が、メンバーへのメッセージのような印象も強いだけに、メンバーはどんな感想があるんでしょうか?

米原 「本当に、みんなでやってきたことが反映されているんですよね。それが音に乗って返ってくると、スーッと心に入ってくるのが素敵だなって思ったし、全体的にストレートなもので着地したなって思いました。歌詞を書き始めて1年くらいだけど、ココア男。の曲を書く人になったんだなと感じましたね」

ココア男。

シングル『軌跡 〜Time to go〜』
3月14日発売/avex trax
【CD+DVD】ジャケットB

鈴木 「ケンケン(鎌苅)が歌詞で“伝えること”の描き方を掴んだんだろうなって感じますよね。曲選びでもそんな感じなんですけど、曲にマッチしたものを書いていて、それがケンケンらしさがありつつ、ココア男。というチームらしさも出しくれているので、素直にリスペクトしています」

鎌苅 「最後はまっすぐにしたかった。オレらもそうだけど、スタッフさんが聴いてもファンが聴いてもわかってくれる。どうせ最後だから淋しくなるんですよ。泣く人もいるだろうけど、泣くなら笑いながら泣きたいなとも思うんですよね」

Q 井出くんのラップの歌詞はどうですか?

井出 「(鎌苅が)直球を投げてきて、それをキャッチしてから変化球を返すっていうのが、今までの僕のラップだったんですけど、今回は変化球の中でも直球に近い球を返しました。変化球に色がつくのはストレートがあるからこそ。ずっとそこに助けられてきたので、この曲に関してはたまにはストレートにしてみようって、自然に出てきたリリックですね」

Q ココア男。らしさが詰まってますよね。

細貝 「今回のミュージックビデオでも、本当に僕らのいいところがたくさん出ているんですよ。時間のない中での撮影だったんですが、みんな気持ち良さそうにやってるんです。楽しそうに。そこも僕ららしいなって思いますね」

Q さらにカップリングの『ボニータ!!』は米原くんの作曲。そこに鎌苅くんと井出くんの歌詞っていうところで、ここでもココア男。らしさが出ましたよね。

ココア男。

シングル『軌跡 〜Time to go〜』
3月14日発売/avex trax
【CDのみ】ジャケットC

米原 「ココア男。らしくいくと、しっとりとかしなくていいんじゃないかって話になったんです。そういうのってオレらじゃない。だからふざけた曲を作らせてもらいました。かなり楽しんでいる曲ですね」

鎌苅 「単品で、みんなの声も欲しかったんです。みんなで歌いました。これどっちの曲もめっちゃココア男。ですよね」

米原 「締めるところは締めるし、ふざけるところは全力でふざけますよ!っていうのを出したかった。これが僕らの2年間だってことを詰め込めました。1年目では出来ないことだし」

井出 「いや。1年目で『軌跡 〜Time to go〜』とか歌われても、さぶいけどね(笑)。歴史あっての、1枚ですね」

Q そういう話を聞くと、解散がもったいないなぁって思いますね。もっと聴きたかったなと。

鎌苅 「そう言ってもらえるのは嬉しいですね。正直、もっとライヴがしたかったなとも思うし」

米原 「やりきった感がないからこそ、逆にここから1人で頑張っていこうって思えますよね」

井出 「やりきるってことはないんだろうって思うな」

鎌苅 「お互いに対して、“負けたくない”っていう気持ちもあるから。解散してからもその気持ちはずっとあると思うんです。でも今は、解散する瞬間までココア男。らしくやりたいです!」

インタビュー・終わり

取材・文/えびさわなち



2010年4月に関西テレビの人気番組から誕生した5人組バンド。俳優として活躍中の鎌苅健太(Vo)、鈴木勝吾(G)、細貝 圭(Ba)、米原幸佑(Dr)、井出卓也(Key&Rap)で結成。2010年4月にシングル『甘い罠 苦い嘘、、、』でデビューを果たす。5人の集大成となるラストシングル『軌跡 〜Time to go〜』(3/14発売)で、3/31のラストイベントココア男。2年間の活動に終止符を打つ。


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