表情だけの演技を見てほしいです

4月21日スタートのドラマ『ハガネの女 season２』初回スペシャルのメイン生徒・タオ役でデビューする新人女優・黒崎レイナちゃん。彼女のオーディションエピソードや、普段のキャラクターに迫っちゃいます！

Ｑ　デビュー作となるドラマ『ハガネの女 season２』初回スペシャルで演じるタオってどんな女の子？

「（吉瀬美智子演じる）ハガネのクラスに転校してくる外国人の子 なんですが、両親が国外退去になって一人で日本に残ってるんで す。そのせいで心を閉ざしてて、クラスのみんなと打ち解けようと しない子です」

Ｑ　複雑で難しそうな役だけど、オーディションで決まったとか？

「はい。５人一緒に実際に動きながら、ドラマのワンシーンを演じるオーディションでした。私はタオをいじめる役と守る役、それとタオの３つの役をやりました。“じゃあ黒崎さん、次はこの役 をやってみて下さい”みたいな指示に従って」

Ｑ　人前でお芝居するのは初めて？　緊張しなかった？

「レッスンではいつもしてます。緊張も少しはしたけど、１日に３つも違う役を演じられてすごーく楽しかったです」

Ｑ　お芝居が大好きなんだね。役が決まった時の心境は？

「えっ、初めての私でもいいんですか!?　って思いました。でも『ハガネの女』はずっと見ててすごく出たかったので、うれしかったです」

Ｑ　じゃあ、吉瀬さんにも会えて……。

「すごくステキな人でした！　現場でも“一緒にモニター見に行うか”とかいろいろ話しかけてくれて。カッコよくて優しくて気さくで、憧れます！」

Ｑ　初めてのドラマ撮影で、「こうなんだ」って発見したことはある？

「同じシーンを何回も撮るって知らなかったです。“OKだけど、もう一回やってみようか”みたいなこともけっこうありました」

Ｑ　特に難しいなと思ったシーンは？

「泣くシーンですね。カメラが回ってる時に、タイミングよく涙を流すのって難しいです」

Ｑ　ちゃんと泣けた？

「最初は泣けなくて、少し時間が経ってから涙がポロッとこぼれて。それで“OK、カット！”って言われた直後に、ボロボロ涙が出たんです。あああ〜、タイミング悪いなーって思いました」

Ｑ　OKってことはきっと「ポロッ」が良かったんじゃないかな。どうやって泣いたの？

「父さんやお母さんがいなくなったらどうしようとか悲しいことを考えたり、タオの気持ちになったら自然に涙が出てきました。あとは、監督さんに “ここはこういう気持ちでいいんですか？”って質問したり、目線とか表情を細かく教えてもらったりして気持ちを作りました」

Ｑ　もう立派な女優さんだね！

「でも、ほかの4年3組の子たちはもっとお芝居が上手で、見てるだけですごく勉強になるんです。私ももっとうまくなりたい、レッスン頑張ろうって思いました」

Ｑ　４年３組の子たちとは現場で仲良くなれた？

「はい。（愛梨役の）大橋のぞみちゃんとは最初の撮影で一緒になって、ゲームの話で盛り上がりました。あと（真理衣役の）吉田里琴ちゃんとはナポリタンをかけ合うシーンがあったんですけど、それを撮り終わった後に二人でおかしくなっちゃって、ハハハハハって笑って、それをきっかけに仲良くなりました」

Ｑ　ナポリタンのかけ合い!?　激しい！

「ほかにもホースで水をかけられるシーンもあります。部屋の中だったけど、寒く寒くて」

Ｑ　熱演シーンが盛りだくさんのようだけど、特にどこを見て欲しい？

「セリフを言ってない時の表情です。言葉はないけど気持ちを込めて演じたので、伝わるといいなって思います」

Ｑ　ところでレイナちゃんは愛知県に住んでるそうだけど、撮影中 はどうしてたの？

「けっこう長い時間をかけて撮っていたので、ずっと東京にいました。ドラマの撮影がない時は、オーディションや今回のドラマでの台本練習がほとんどです」

Ｑ　忙しかったんだね。小学校の卒業式は？

「その頃にはもう地元に帰ってました」

Ｑ　ドラマがオンエアされる4月21日には、もう中学生だ ね。中学では何が楽しみ？

「男女関係なく友だちをたくさん作って、公園とか体育の授業とかでサッカーをしたいです」

Ｑ　レイナちゃんって活発な子なんだ。

「でもゲームも好きだし、マンガの絵を描くのも好きですよ」

次回はいろいろ奥深そうなレイナちゃんの素顔にさらに迫ります！

取材・文／児玉澄子

　

インタビュー・Part.2へ続く