唐田えりか | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「唐田えりか」

2016/07/20

「いつかヒロインや主役もできるように、演技力も存在感も身につけていきたい」

唐田えりか

ソニー損害保険のCMで注目を集める新人の唐田えりかちゃんが、テレビ東京で放送中のドラマ『こえ恋』で連ドラ本格出演! 紙袋をかぶった男子生徒をめぐる一風変わった学園ドラマで、ヒロインの恋のライバルを好演中の彼女に、デビューのきっかけや、演技に目覚めるまでの道のりなどを語ってもらった。

唐田えりか
連続ドラマのメインキャストとして初出演となるドラマ『こえ恋』のオンエアが始まりました! 周囲からはどんな反響がありましたか?
「オンエアが始まる直前は、LINEやメールが鳴りっぱなしでした。友だちから『今から見るよ!』とか。あとオンエアの2分前におばあちゃんが、『みんなでテレビの前にスタンバイしてるよ』って電話をくれました。終わってからもLINEや電話がたくさんきて嬉しかったです」
たくさんの人の応援を感じた第1話放送だったわけですね。
「はい! この春から地元を離れて暮らしているので、家族や友だちの声がとっても嬉しかったです」
唐田えりか
唐田さんが演じる緑川玲那は、ヒロイン・ゆいこ(永野芽郁)の恋のライバルという重要な役どころで、ドラマのオリジナルキャラですが、どんなふうに役作りをしましたか?
「玲那は学園理事長の娘でクラス委員ということもあり、しっかりした子なんですけど、クラスメートに素を出せていない部分もあって。私自身も、友だちには『ちょっと抜けている』とか言われていたのですが、事務所に入ったばかりの頃はお仕事関係の人にはそういうところを見せたくないというか、“いい子でいなきゃ”という気持ちが強かったので、玲那と自分は似ているなと感じました」
本当の自分を偽っていた…みたいな?
「そうですね。“仮面をかぶっている”というほどではなかったんですけど。でも上京してからこれまで以上に関わる方が増えたことで、素直に自分らしくいることのほうが大切なんだと思えるようになったんです。そのことに気づいたのが上京したばかりのときに、ちょうど玲那の役作りをしていた頃だったので、自分の変化を(ドラマで描かれる)玲那の成長にも重ねていけたらいいな、玲那と一緒にもっと成長していけたらいいなと思って演じました」

唐田えりか
玲那も恋する松原くんやヒロインのゆいこなど、周囲の人との関わりによって変わっていくということですが、撮影で印象深い出来事があったら教えてください。
「第3話も松原くんに大接近したりと、いろいろあのですが、特に撮影で印象的だったのは、第4話でゆいこと向き合うシーンがあって、感情がいろいろ揺れ動く場面で、最後に涙を流すって台本に書かれていて」
カメラ前で泣くというのは初体験だったと思うのですが、不安はありましたか?
「はい。その日の撮影前はすごく不安で。だけど実際に現場に行って、ゆいこと向き合ったら、最初から思いが溢れ出て、テストの時から自然に涙が流れたんです」
完全に玲那になりきれたってことですね。
「クランクイン前に玲那の役作りをしている時のレッスンで、『一番大事なのは感情なんだよ』ということを事務所の方から何度も何度も言われていたんです。玲那らしいしゃべり方とか表情とか、そういう“型”みたいなものはあっても、すべては感情から出てくるものなんだからと。それがあの涙を流すシーンで“ちゃんとできたんだ”と思えて、とても嬉しかったです。でも、たぶん一人ではあのお芝居はできなかったと思うんです。そのシーンはすごく長くカメラを回していて、(ゆいこ役の)永野芽郁ちゃんが映っていないところでもずっと真剣に演技をしてくれていて。あのシーンを振り返ってみると、芽郁ちゃんがゆいこでいてくれたから私も玲那になれたんだなって思います」

唐田えりか
ところで、このドラマで玲那とゆいこが恋する松原くんは、いつも顔に紙袋をかぶっているという不思議キャラですが、表情が見えない相手と向き合ってお芝居するのは難しくなかったですか?
「クランクイン前に、演技を猛特訓したんです。事務所のスタッフさんや社長さんもレッスンに付き合ってくださって、マネージャーさんが紙袋をかぶって松原くん役になってくれたりして(笑)。なので、本番でも最初からわりと違和感なくできたと思います。紙袋をかぶってはいるけど、喉のあたりとかを観察してみると意外とどんな表情をしてるかわかるんですよ。ククッて喉仏あたりの筋肉が動くと、“今ちょっと緊張してるのかな?”とか」
観察眼が鍛えられたわけですね。松原くんの正体はこのドラマの一番の謎で、どなたが演じているのかめちゃくちゃ気になります!
「そうですよね(笑)。でも演じられている方は、すごく大変そうでした。視界が狭いから、歩く時にぶつかりそうになったり。あとあの紙袋もちょっと触るとヨレちゃったり、汗が滲みたりして、すぐに交換しないといけなくて、クランクアップまでにかなりの枚数を使ったそうです。私も撮影の空き時間に、スタッフのみなさんが必死に松原くんの紙袋を作っていたので、手伝わせていただきました。全部で30枚くらいは作ったかな? そのうち1枚を思い出にいただいたので、大切に飾ってあります」

唐田えりか
キャストのみなさんとの関係はいかがでしたか? 特に女の子キャストは世代が近い方が多かったと思うけど。
「学校みたいで楽しかったです。お昼ご飯も教室で、給食みたいに机を囲んで食べたり。大友花恋ちゃんとゆで卵に絵を描いてみんなに配ったりしたこともありました。それと、水谷果穂ちゃんはずっと好きだったので、クランクイン前から会えるのがすごく楽しみだったんです。というか可愛い女の子が大好きで、だから現場に入ったら果穂ちゃんをはじめ、可愛い子だらけで嬉しくなっちゃって、みんなに話しかけまくってました(笑)」
けっこう唐田さんのほうからフレンドリーに行ったんですね。ちなみに男性キャストのみなさんとはいかがでしたか?
「実は最初はちょっと緊張していて。というのも私は女子高出身なので、若い男性の方としゃべるのが苦手なんです(苦笑)。だけどみなさん年上ということもあって気を遣ってくださったのか、すごく気さくに接してくれて、徐々にみんな本当にクラスメイトのような雰囲気になっていったと思います」

唐田えりか
唐田さんのデビューのきっかけは、高校生の時にマザー牧場でスカウトされたことだそうですが、どんなシチュエーションだったんですか?
「高2になる直前のことで、マザー牧場でアルバイトしていたところに、事務所のスタッフさんがプライベートで家族と一緒に遊びに来ていたんです。その時、私はマスクをしていたんですが、『うちの子と写真を撮ってくれませんか? せっかくだからマスクを取って』と言われたんです。それで、そのあと私は休憩に入ったんですが、休憩から戻ってきたらその方が待っていて、『プライベートで名刺も持ってないのですが、実はこういう事務所でマネージャーをやっていて』と声をかけてくださって。でもその時、そのスタッフさんはペンも持っていなかったから、急いで売店で牛のボールペンを買って、マザー牧場のパンフレットに事務所や電話番号、所属者の名前を書いて渡してくださったんです」
スタッフさんも休日にも関わらず、すごい熱意ですね!
「はい。“ここまで熱心におっしゃってくださるんだから”って信じられました」
唐田さん自身、芸能界への興味はあったんですか?
「モデルさんに憧れてはいましたが、絶対に無理だと思っていたんです。“芸能界なんて遠い世界の話だし”と思っていました。でも、家族にはなんとなく『モデルさんになれたらいいな』みたいに話したことはあって、オーディション履歴書に名前まで書いたことはあったんですけど、勇気がなくて送れなかったということもありました。そんなふうに諦めていた時に声をかけてくださったので、すごく嬉しくて前向きな気持ちになれました」
唐田えりか
昨年から出演しているソニー損害保険のCMで、「ネクストブレイクの期待の新人」として注目を集めるようになりましたが、デビューまでの道のりを教えてください。
「正式に事務所に入ったのが去年の1月で、それから演技レッスンやワークショップを受けてきました。最初はモデル志望で、演技には正直そんなに興味がなかったというか、むしろドラマや映画は観て楽しむものという気持ちが強かったんです。だけどレッスンを通して演技のことが少しずつわかっていくうちに、ドラマや映画の見方も変わって、“私もこの世界に入りたい”という女優への思いがどんどん強くなっていきました」
では、いよいよ本格的に女優活動が始まったということで、今後の目標について教えて下さい。
「映画が大好きなので、スクリーンに映りたいというのが今の大きな夢です。そしていつかヒロインや主役もできるように、演技力も存在感も身につけていきたいです」

インタビュー・終

撮影/草刈雅之 取材・文/児玉澄子

Profile

唐田えりか
からた・えりか●1997年9月19日生まれ、千葉県出身。フラーム所属。2015年7月にドラマ『恋仲』(フジ系)第1話ゲストとして出演し、女優デビューを果たす。その後、ソニー損保の新イメージキャラクターに抜擢されCMに出演し、注目を集めている期待の新人女優。

INFORMATION

『こえ恋』
『こえ恋』
『こえ恋』
(C)どーるる/comico/「こえ恋」製作委員会

ドラマ『こえ恋』
毎週金曜 深夜0:52〜 テレビ東京 ほか

なぜか紙袋をかぶって生活しているクラス委員長<松原くん>と、彼の素敵な声とやさしさに惹かれていく吉岡ゆいこ。ちょっと変わった高校生たちが織りなす、これ以上なくピュアでかわいい、胸キュン必至の青春ラブストーリー。
≪第3話 7/22放送 story≫
学園理事長の娘・緑川玲那(唐田えりか)が紙袋をかぶった松原くんに大胆接近!? 2人きりの教室で、松原くんに触れようと、玲那はゆっくり身を乗り出す。いつもとは様子が違うクラス委員2人を、吉岡ゆいこ(永野芽郁)はドアの隙間から目撃してしまう。それからというもの、松原くんと玲那が話しているのを見かける度に、ゆいこはソワソワしてしまう。

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×