山本舞香 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「山本舞香」

2017/03/15

「ゆゆかの、思ったことをストレートに言うところや負けず嫌いなところは自分と似ている」

山本舞香

生徒×教師×同級生というピュアで切ない究極の三角関係を描いた映画『ひるなかの流星』。永野芽郁ちゃん演じる主人公・すずめのクラスメイト、猫田ゆゆか役で出演している山本舞香ちゃん。すずめを巡る三角関係の胸キュン展開はもちろん、すずめとゆゆかとの女の友情物語も本作の見どころの一つということで、ゆゆか役の舞香ちゃんに本作のみどころをたっぷりと語ってもらいました!

山本舞香
『ひるなかの流星』では、みんなですごく青春していましたね。女同士の友情だったり、移動教室や体育祭、クリスマス会などイベントが盛りだくさんで、観ている方も一緒に楽しみました。
「私、高校のときはあまり学校のイベントに出られなかったので、今回の撮影でキャンプファイアーとかいろんなイベントがすごく楽しかったです。そもそも撮影期間はずっと合宿形式だったので、それ自体が楽しかった。それ以来、(永野)芽郁とはプライベートでも会うし、1週間に1〜2回は連絡が来るんですよ(笑)」
永野芽郁ちゃんと仲良くなったのは、今回の映画がキッカケ?
「もともとは『nicola』で一緒だったんですけど、当時はそんなに話したことはなくて。でも今回一緒に撮影をしていく中で『そういえば『nicola』の運動会で、私がキャプテンだったとき同じチームだったね』とか、『私が卒業するときに花束をくれたのも芽郁だったよね』とか、2人で“あーそうだった、そうだった!”って、当時を思い出して喜んでいました。それがちょうど劇中のすずめとゆゆかのケンカのシーンを撮った日で、そこからすごく仲よくなりましたね」

山本舞香
そのシーンは印象的でした。すずめとゆゆかが、ぶつかり合いながらもお互いを認めていって、仲良くなっていくという過程が、なんだか男の子っぽいですよね。
「そうですね。お互いに言いたいことをハッキリ言うので。ゆゆかは(白濱亜嵐演じる)馬村のことが好きなんだけど、馬村はすずめのことが好きということにイラッとしてたんですよね。でも、すずめがハッキリと自分の気持ちを言うから、ゆゆかも思ったことをすずめに言うようになって絆が深まっていったし、そこからすずめの恋の手助けとかアドバイスをするようになりましたからね。それってすごくいい関係性だなって思います。私も大切な友達が地元にいるので、そういう感じなのかな?って思っていました」
友達にメイクしてあげたり、ヘアアレンジしてあげたりっていうのは女の子同士ならではですよね。
「私も親友にやってあげています(笑)。『アイライン引いて』とか言ってくるので……(思い出しながら)確かに私、友達にそういうことやってあげてるなって気がつきました。その子は、服とかも勝手に私のを着たりしていて、それはちょっとムカつくんですけど(笑)。でも、それで可愛くなってくれるんだったらいいかなって、ゆゆかと同じ気持ちはあります。そういうところは私とゆゆかの共通点かな? 思ったことをストレートに言うところも、感情的になると“ウワ〜!”ってなるところも似てるなって思います。負けず嫌いなところも同じです」

	山本舞香
ゆゆかって最初はすずめにイジワルしちゃうけど、自分にすごく正直で真っすぐで、すごくいい子じゃん!って思いました。自分の恋は実らなかったのに。相当悔しい想いをしていると思うんですよね。
「うん、悔しいと思う。私もゆゆかと同じようなことをしちゃうかもしれない。だけど、自分の友だちと私の好きな人がくっついたとしても、ぶっちゃけ男の子よりも友達のほうが大事だから、ゆゆかの気持ちはすごくわかります」

山本舞香
ゆゆかは、何気にいいことをいっぱい言っていますよね。“気持ちを伝えてからがスタート”ということだったり、“友達って何でもいいから言うの!”だったり、“可愛くなって好きな人に好きって言うってサイコー!”とか、よかったなと。
「私もゆゆかを演じて、友達の大切さとか学ぶこともたくさんあったし、すずめを見て吸収する部分もありました。芽郁自身もすごく頑張り屋さんなんですよ。“出てないシーンがないんじゃないか?”ってくらいに、出番が多いのに毎日元気だし、ずっと笑顔だから、見ている私も癒されるし、座長としての意識の高さはすごいなと思いました。すずめになりきっていましたし、2コ下なのにすごくしっかりしているなと感じましたし、すごいなぁって感動しました。たとえば、すごく寒いときにタンクトップで夏のシーンを撮ったときも、まぁ、役者としては当たり前なんですけど寒い顔をひとつも見せずに、カメラが回ってないところでも元気でしたし」
芽郁ちゃんや白濱亜嵐くんをはじめ、共演者の方々との撮影で印象に残っていることを教えてください。
「芽郁とは常に一緒だったのでいろんな話をしました。言い合いのシーンではお芝居がなかなか決まらなくて、お互いに探り合いだったんですよ。自分が思ったお芝居をぶつけ合うんだけど合わなかったりとか。監督も、2人の真剣なシーンだからって、口を挟まないようにされていて。お互いに何回も探り合いをして、“これだ!”と思ったときに2人同時に『これだね!』ってなったのはすごく嬉しかったです。芽郁とは『今度ご飯行こうね』とか他愛のない話もしますけど、けっこう空き時間もお芝居の話とかしていました。でも、さっきまで一緒にいたのに夜電話で話したり(笑)。座長として悩んでいることとか相談してきてくれるから、そんな話をして『また明日ね!』って言うと、次の日スッキリした顔をして来るとかありました」
	山本舞香
舞香ちゃんが相談に乗ってあげることで悩みが解消されていたのかもしれませんね。舞香ちゃんの存在は芽郁ちゃんにとって大きかったんじゃないかな。
「そうだったら嬉しいんですけど、芽郁はたぶん寝たら忘れるんですよ(笑)」
(笑)。亜嵐くんはいかがでした?
「白濱さんとは……撮影初日が、ゆゆかが馬村にフラれるシーンだったんです」

山本舞香
初日の撮影がにフラれるシーンだったんですか…。
「初っ端にフラられるシーンって、どーなの?って思ったんですけどね(笑)。しかも大雨だったんです。白濱さんはアーティストというイメージが強かったから、仲良くなれないんじゃないかな?って思っていたんです。俳優をやっているときにダンスの話とかするのはイヤなんじゃないかな〜って思っていたので。でも、マイケルジャクソンをみんなでやったり、ダンスを教えてくれたしてくれて。それでみんな仲良くなれたっていうのもあるんですよね。獅子尾先生役の三浦(翔平)さんとはあまり一緒のシーンはなかったんですけど、優しいお兄さんという感じでした。やっぱりいろんな作品をやってこられているし、現場での在り方であったりスタッフさんへの対応だったりがすごく素敵だなと思ったし学ぶことが多かった。私も28歳くらいになったらあれくらいのどっしり感が出ていたらいいなって思いました」

山本舞香
この作品で成長できたなと思ったことは?
「今までの現場は、年上の方が多かったんですが、今回は年下のコが多かったんですよ。なので、年下との接し方を学んだかもしれないですね。芽郁にも言われたんですけれど、私の印象が最初は怖かったって。私、自分から話しかけるのが苦手だし、どうやって接していいかわからないから顔が無表情になっちゃうんです。だから怒っているように見えるって。そこは直さないといけないなって思っています。それでも年下のコたちに何かしてあげたいと思って『食べ物何が好き?』、『疲れてない?』とか自分の弟と接するみたいにやっていたら、本当に弟みたいに接してきてくれたりして。芽郁もすごく甘えてくれるし、それが嬉しかったです」
舞香ちゃんはこれからどんな女優になっていきたいんですか?
「いろんな人に好かれる女優さんにはなりたいです。でも、媚びない女優さんでありたいです。よくないのに“いいですね”とか言いたくないし……」
そこは自分に正直に真っすぐにいけばいいんじゃないですか? それこそゆゆかちゃんみたいに。
「そうですね!」

山本舞香
それでは、最後に芸能界を目指している『Deview』読者にメッセージをお願いします。
「何事もビビらず挑戦してほしいと思います。“こういうのはやりたくない、面倒くさい”と思っても、1回チャレンジしてみるのもありだと思うんです。舞香も面倒くさいとか思っちゃうけど、やってよかったなと思う作品がいっぱいあったし、すべて自分のプラスになることだと思うんです。それと、人の気持ちを汲み取って、思いやりを大事にすることも大切なのかなと思います。あとは、緊張しすぎないこと。緊張しすぎるとやりたいこともできなくなるから。私も緊張しすぎて、オーディションでセリフが全部飛んじゃったこともありました。だから深呼吸をして、周りの目を気にせずに。挨拶だけはちゃんとして、あとはやりたいことを自由にやりましょう!!」

インタビュー・終
撮影/booro(BIEI)取材・文/三沢千晶

Profile

山本舞香
やまもと・まいか●1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。インセント所属。2011年『三井のリハウス』14代目リハウスガールに選ばれ、本格的に芸能活動を開始。ファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルとして活躍するなか、ドラマ『それでも、生きてゆく』(2011年フジ系)で女優デビューを果たす。4月7日スタートの連続ドラマ『SR サイタマノラッパー〜マイクの細道〜』(テレ東系)、4月8日公開の映画『ブルーハーツが聴こえる』に出演。

INFORMATION

『ひるなかの流星』
『ひるなかの流星』
『ひるなかの流星』
(C) 2017 フジテレビジョン 東宝 集英社
(C) やまもり三香/集英社

映画『ひるなかの流星』
3月24日(金)全国東宝系にてロードショー

『マーガレット』(集英社)で連載、生徒×教師×同級生のピュアで切ない三角関係描き、“初恋のバイブル”として絶大な支持を集めたコミックが実写映画化。
はじめて人を好きになった瞬間、はじめての告白、はじめての失恋、そしてはじめての…誰もが経験する「初恋」の全てが詰まった≪胸キュン度200%≫のラブストーリーが誕生。
≪story≫
恋愛未経験の与謝野すずめ(永野芽郁)が転校先の高校で出会ったのは、上京初日に迷子になっていたのを助けてくれた担任教師の獅子尾(三浦翔平)。一見軽そうだが優しく面倒見のよい獅子尾に、すずめは生まれて初めての恋をする。すずめのことが気になりながらも、教師という立場から素直になれない獅子尾。そんななか、すずめはクラスで隣の席に座る“女子が大の苦手”なはずの馬村(白濱亜嵐)から告白される。果たしてすずめの初恋の行方は…?

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