奥仲麻琴 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「奥仲麻琴」

2015/05/20

ホラー映画が大好きで、本当はゾンビの役をやってみたいんです

奥仲麻琴

2015年1月1日にPASSPO☆を卒業した奥仲麻琴ちゃんが、人気ホラーシリーズ『心霊写真部 劇場版』で映画初主演、本格的に女優としてのスタートを切ります! 実はホラーが大好きという麻琴ちゃんが、映画の撮影エピソードから心霊体験まで語ってくれました!

『心霊写真部 劇場版』で映画初主演が決まりました! しかもホラー映画です。
「最初は“私でいいのかな”って、不安でした。今年の1月1日でPASSPO☆を卒業して、この映画の撮影が1月の中旬。卒業してから一番最初のお芝居のお仕事だったので、プレッシャーもありました。ホラー映画はやってみたかったんですけど、実際の撮影は独特で難しくて、学ぶことが多かったですね。自分でもホラー映画を観て勉強はしたんですけど」
どんな映画を観ました?
「ホントに定番の『呪怨』シリーズを観ました。伊東美咲さんが出ていた作品や、最近の佐々木希さんが主演されたものも観たんですけど。やっぱり俊雄くんがすごく可愛くて(笑)。お化けのほうを見ちゃいました」
奥仲麻琴
難しいと思ったのはどんなところですか?
「実際に目の前にはないものに対してお芝居することが多かったんです。台本自体にト書きが多くて理解するのも大変だったんですが、監督のなかに明確な画があって、本読みの段階から現場まで説明してくれて、分かり易くて入り込めました。『仮面ライダーウィザード』で経験はあったのですが、合成やグリーンバックはやっぱり大変だなと思いました。出来上がったものを観ると全然違っているので、毎回ビックリします」
『心霊写真部』はすでに小説やDVDで人気のシリーズ。役作りでの難しさはありませんでしたか?
「主人公の佳夕は、霊感や特別な能力を持ってはいるんですが、普通にいそうな女子高生の役で。“周りのキャラクターが強烈だからこそ普通でいてほしい”って言われていました。でも意外と普通が一番難しいと思います。『普通』ってなんだろうって(笑)。普通についての考え方や捉え方って違いますよね。自分はどちらかというと根暗なタイプだったので(笑)。私のなかで『普通』ってなると、ふたレベルぐらい上がった明るさなんですよ」
でもホラー好きなら、心霊写真部に引き込まれて入部するっていう佳夕にはむしろ共感できたのでは?
「私も心霊写真部があったら入ってると思います(笑)。オカルト的なものも大好きなので。それこそゾンビ映画も大好きで。本当はゾンビやお化けの役をやってみたいんです。これまでいろんなホラー映画を観たんですけど、本当にコア過ぎて理解できないものもあったりとか(笑)。そんななかで『心霊写真部 劇場版』は高校生のお話なので、同世代はもちろん、30代や40代の方にも懐かしい気持ちで観ていただけると思います」
映画のなかでは特に佳夕の目の演技が印象的でした。
「ホラー映画って表情の演技が難しいですね。まず全編通してほとんど笑ってないし、ほとんど眉間にシワが寄ってたり、ギョッとしてたりで。今までの作品とは違ったシリアスさに戸惑いました。あと、『心霊写真部』ではお馴染みの“痙攣”の演技が難しいらしくて(笑)。私はやっていないんですけど、牧村部長役の伊藤陽佑さんと、部員のリリ役の上野優華ちゃんの2人が痙攣してて」
痙攣を目の前で観るのってどうなんですか(笑)。
「痙攣を目の前でやられながら2人に首を絞められたんですけど、ずっと目をつぶってました(笑)。優華ちゃんは痙攣が初めてで戸惑ってたんですが、部長は前作にも出ていたので、“痙攣指導”をしてもらってて(笑)。実は大変らしいです。私は…ゾンビになって痙攣したいです!」
長い台詞のやりとりも見ごたえがありました。
「登場人物が少ない分、役者個人の台詞も多いし、短期間で撮影したので“怒涛”でした。監督はよく長回しをする方で、最高6ページぐらいあるシーンを一連で撮ったんですよ、すごかったです。最初は構えていたんですけど、何カットも重ねるうちにテンポが良くなって、やり取りが楽しくなって、いいものが出来ました。部長がまとめてくださったし、アイデアも出し合えました」

奥仲麻琴
洞窟のシーンは極寒だったとか。
「1月中旬の一番寒い時期で極寒でした。洞窟はヌメーっとしてて“ザ・ホラー”っていう感じ。実は仮面ライダーの撮影で来たことがあったんですが、そのときは洞窟の中じゃなかったんです。廃校のシーンもそうでしたが、まさに何か出そうな感じだったので、自然に気持ちを作ることが出来ました」
怖いことは起きませんでした?
「起きなかったです(キッパリ)。それより洞窟の足場が悪くてヌメッていて、私転びやすいタイプなので何回も何回もコケました。現場が遠くてちょっと歩くんですが、深夜だったのでこれでもかというぐらいカイロを体中に詰め込んで。足のカイロの偉大さを知りました」
ちなみにこれまでに心霊体験はありますか?
「キレイな駅ビルで化粧室に入ったときに、ブログを書くために一人で自撮りをしてたんですが、メイク直しの鏡に映ったお化けが写真に写ってたんですよ。それが笑っちゃうぐらい定番なお化けで、手を前にちょんって垂らしてて、髪が長くて足がなくて。それを私ブログに載っけちゃった後に気付いて。“ああ、こんな定番なお化けいるんだ”って思いました(笑)」
なるほど(笑)。それではここでちょっと話を変えて、デビューのきっかけについて聞かせてもらえますか?
「ハチ公で友達待ちをしているときにスカウトされました。私は芸能界には興味が全くなくて。人見知りだし、人前で話すのは苦手だし、自分とはかけ離れた世界だと思っていたんです」
PASSPO☆でアイドル活動をして変わりました?
「人前に出ることが苦手な人間が、お客さんの前で歌ってダンスするっていうのが、最初は恥ずかしくて全然慣れなかったんです。でも5年もやっているうちに、生もので毎回違うライブが楽しくなってきて。そこから『仮面ライダーウィザード』でお芝居も初めてやらせていただいて、また違うものが得られました。そして20歳も越えたので、初めて自分で大きな決断をして卒業したんです」
そして休む間もなく女優活動がスタートしましたね。
「しっかりとお芝居を勉強して、堂々と前に立てるようにしたいと思っています。これまではアイドルっていうことで見ていただいた部分もあったと思うんですけど、今はもうアイドルではなく、一人の私として見られるので。まだまだ至らな過ぎるんですけど。胸張って女優と言えるように頑張ります。『心霊写真部』や舞台でいろんな方に出会えましたし、お芝居って正解が無くて、人によって違うので、それもまた面白いし魅力的だなって思っています」
奥仲麻琴
ツイッターを見たら「自撮りをしなくなった」って書いてありました。
「アイドルのときは自撮りをすごくしてたんですけど、卒業してからほとんどしなくなって。自分のフォルダに入ってた自撮りも気持ち悪くて消しちゃいました(笑)。今は誰かが隣に写ってないと撮れないです。それは大きな変化ですね。ファンの方からリプで“アイドルやめたからじゃない?”って書かれてて。自分では無意識でした」
女優・奥仲麻琴としてのこれからの目標は?
「制服を着るのを許してもらえるうちは学園モノがやりたいです。あと今はアニメも大好きなので、2.5次元舞台もやりたいです。私もハマったからお客さんの目線が分かるんですけど、2.5次元舞台って言われ方が人それぞれじゃないですか? イメージがちょっと違うなとか、それなりの良さがあるなとか。舞台の『ダンガンロンパ』のときはそれも怖くて。原作のファンが多いからこそ不安で、いつもツイッターでエゴサーチしてました(笑)。でも原作が好きな側からしたら、ちょっと踏み出してみたい、観てみたいという気持ちもあるので、どんどん実写化になっていくのは悪いことではないなって思ってます」
最後に映画『心霊写真部 劇場版』のアピールを。
「非現実的な世界の作品なんですけど、高校生になった気持ちで一緒に楽しんでもらえたらと思います」

インタビュー・終

Profile

奥仲麻琴
おくなか・まこと●1993年11月18日生まれ、埼玉県出身。ガールズロックユニット『PASSPO☆』(活動開始時のグループ名は「ぱすぽ☆」)のメンバーとして2009年に活動を開始。2011年にユニバーサルJよりメジャーデビュー。2012年9月より『仮面ライダーウィザード』にヒロイン コヨミ役で出演。2015年1月1日のワンマンライブでグループを卒業。初主演映画『心霊写真部 劇場版』(5月30日公開)に主人公・二宮佳夕役で出演。7月にはキャットミント隊#8 舞台『アガルタの花』(7月22・26日 俳優座劇場)に出演。

INFORMATION

心霊写真部

映画『心霊写真部 劇場版』
5月30日公開

DVD発売当初は売り上げの不振で打ち切りになりながら、口コミで大人気となり、ニコニコ生放送のホラー映画企画のアンケートで1位の高評価を記録した『心霊写真部』。その待望の新作が劇場用映画で登場する。高校生の二宮佳夕は、ふとしたきっかけで写真部に入部する。しかし、この写真部は普通とは違い、心霊写真を専門に研究・調査する“心霊写真部”だったのだ。佳夕は牧村部長や先輩のリリと共に、心霊写真に秘められた恐るべき真実を紐解いていく。心霊写真の謎に迫ろうという時、彼女たちに謎のマスク殺人鬼の影が忍び寄っていた…。

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