原嶺衣奈 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「原嶺衣奈」

2010/09/01

お芝居ってこういうやり方もあるんだと驚きました

原嶺衣奈
27日から上演されている舞台『こもれびの中で 2010』に出演している嶺衣奈ちゃん。彼女にとって、経験が少ない舞台出演、そして初体験のバスケ…と、試行錯誤の連続のよう。そんななかで女優として着実に成長しているようです。



Q 今回の舞台はバスケットボールを題材にした作品なんですね。


原嶺衣奈

原 嶺衣奈(撮影/古賀良郎)

「はい。舞台の稽古が始まる前からバスケの練習をしていました。私はバスケの経験はまったくないのですが、高校ジャパンに選ばれるくらいの学校という設定なので、マネージャー役といえども、がんばって練習しました」

Q 実際にうまくなるというより、舞台の場合は、「うまく見せる」というのが大事ですね。

「バスケはうまい下手が動きでわかりやすいので、いかにうまく見える動きをするかが結構大変です。やりこんでいるふうに見える手の動きを研究したりだとか、バスケ選手のクセをまねたりだとか。バスケ経験のある人が何人かいて、その人たちに教えてもらっていました。最初は、なんでおんなじ動きをしているのに、こんなに見え方が違うんだろうなということがあったり、でも徐々に動きがよくなってきました。スタッフさんから『ボールと友達になれ』と言われて、 バスケットボールを家に持って帰って、常にボールを触っていました。やっぱり、ボールをこねるようにすると、ボールが手に着いているように見えて、それを心がけてから変わりましたね」

Q 嶺衣奈ちゃんが演じる役柄は?

「主演の池澤あやかちゃんの妹・マキ役で、お姉ちゃんが大好きな女の子です。両親がいなくて、ずっと二人で生きてきたという状態で、お姉ちゃんにずっとついていくというような。 お姉ちゃんは高校日本代表に選ばれるようなすごい選手で、本当は自分もバスケをやりたいのですが、病気でできないので、マネージャーをしています。  また高校生時代の役に加え、10年後の同窓会のシーンと2世代を演じます。高校生役はまだ大丈夫かなというのと、27歳、28歳くらいに見せなきゃいけないのと、10年の間にどう変わったのかということを表現しなければいけないのが大変です」

Q 台本はいつごろもらいましたか?

「台本は6月の一番最初の顔合わせの時にいただきました。今回は再演で、小川麻琴さんが主演されていた舞台で、その2010年バージョンなんですよ。ただ台本はあるけど、演出家さんは、作りながらどんどんセリフも変えていかれる方なので、『台本は7割くらいで覚えてくればいいから』と言われました。『あとは稽古の現場で覚えて、書き変えて、積み重ねていってくれればいいからね』と。  だから大体セリフの順番だけ頭に入れておくことにしました。言い回しとかは変えられちゃうし、あんまり覚えすぎると、インタネーションも自分で作ってしまうじゃないですか。もし間違えて覚えた時に、直りにくくなるのが嫌だから、それを直された時に対応できるように、自分の中で固めすぎないようにと。お芝居ってこういうやり方もあるんだと驚きました」



舞台『こもれびの中で 2010』
女子バスケット部のメンバーにOG会の手紙が届く。10年ぶりの再会。
友情、挫折、裏切り…誰もが高校時代に経験したこと…10年という年月が、人をどう変化させたのか。バスケットボールに青春を捧げた、高校生達の物語。
・御茶ノ水公演 8月27日(金)〜29日(日)
・文化学院講堂、駒込公演 9月10日(金)〜12日(日)滝野川会館

Part2に続く

Text/日刊編集センター

【Profile】はられいな●1990年1月6日生まれ、東京都出身。特技はフランス語で、仏検2級。

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