廣田あいか | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「廣田あいか」

2016/04/06

「早苗ちゃんのポンコツ具合がどんどん漏れていくので、 自分的にも毎回楽しみに台本を待っています(笑)」

廣田あいか

アイドルグループ・私立恵比寿中学(=エビ中)のメンバー“ぁぃぁぃ”こと廣田あいかが、連続ドラマに出演! 演じるのは、庶務のOL役!? 「銭湯」と「お酒」をテーマにした久住昌幸氏による痛快エッセイを原案に『孤独のグルメ』製作チームがドラマ化させた『昼のセント酒』について、ぁぃぁぃに撮影裏話を直撃! さらに4月20日発売のエビ中最新3rd full Album『穴空』についても聞いてきました☆


廣田あいか
ドラマ『昼のセント酒』にレギュラー出演! 決まったときはどんな感じだったんですか?
「最初に話を聞いたときはよくわかってなくて(笑)。『ちょろっとドラマにださせていただくことになったよ』という話を聞いていただけだったので、自分的にも衝撃的だったんです。まさかこんなにちゃんと出演するドラマなんだって、まずそこでビックリしました」
演じる遠藤早苗ちゃんはOLという設定。17歳のぁぃぁぃが演じるっていうものビックリですよね。
「自分も驚きましたし、周りもすごい驚いてましたよ〜(笑)。エビ中ファミリー(エビ中のファン)の方からも、『すごく意外』って言われて。でも観てもらえたらちょっと安心するんじゃないかな。それくらい早苗ちゃんはOLっぽくない感じのOLさんというか」
OLっぽくないんですか?
「早苗ちゃんは、私は100%ポンコツだと思っています(笑)。話が進んでいくごとに、そういうポンコツ具合がどんどんだだ漏れていくので、自分的にも“次どのくらいなってくるかな〜?”って毎回楽しみに台本を待っているんですよ(笑)」
撮影現場は慣れました?
「すごく面白い方々が多い現場で、みなさんすごく優しくて。最初にご挨拶と一緒にみなさんにエビ中のCDをお渡ししたら、共演する柄本(時生)さんがエビ中を知ってくださっていて、それがきっかけで現場ですごく話しやすくなったんです。柄本さんは、私が歌になると野太い声になることも知っていらしたので、そういう話も周りの共演者さんに説明してくださって、すぐに馴染めたんです。すごく助けていただきました」

廣田あいか
主演の戸次重幸さんはどんな印象?
「“素敵な方”オーラがすごくて! 戸次さんとは電話での掛け合いという設定での撮影が多いんですが、そういうときも、カメラに戸次さんが全然映ってなくても電話の相手の声を『やるよ、やるよ』って撮影の場にいてやってくださったりして、すごく素敵な方だな〜って。素敵なパパになるだろうなっていうか、パパ感がすごい!」
パパ(笑)。ちなみに、ぁぃぁぃの持つOLのイメージって?
「けっこう硬いイメージがあります。いろんなタイプの方がいらっしゃるんだろうな〜とは思うんですけど、自分は絶対できないと思います。まず、自分のデスクにず〜〜っと座っていることが無理で」
そこから?(笑)。
「そこからちょっと無理だろうなって(笑)。だから自分はたぶん100%向いてないな〜(笑)」

廣田あいか
そうなると、OLの早苗ちゃんの役作りは難しかったのでは?
「けっこう自由に、私の思う早苗ちゃんのイメージそのままでやらせてもらっているんですが、初めて現場に行ったときに“私はOLさんってものを全然知らなかったな”って、そのときに気づいたんですよ。想像して“こういう仕事だろうな”というのはわかるんですけど、実際にいつもそこにいる感じで動くのはなかなか難しくて。それがけっこう自分のなかで大きかったというか。今まで演技するときは、学生の役がほとんどだったので、学生って自分自身リアルに学生なので、自然といつもの感じが出せたんです。OLさんは一切やったことがないけど、撮影ではいつもそこに居る感を出さないといけない。それが一番難しいなって思いました」
リアルな感じを出さないといけないですからね。
「台詞とかがなくても、カメラの画角に入り込んでいるときは多少動いてないといけなくて、そうしたときにパソコンをいじったり、ちょっと会話をしてたりとかもするんですけど。その会話も“普段OLさんってどんなことをしゃべってるんだろう”って思っちゃって。なので最近はよく、横断歩道で赤信号のときに近くにOLさんがいたりすると、どんな会話してるかな〜って聞くようになりました(笑)」
今回のドラマは主人公・内海孝之の“至福の瞬間”である「銭湯」と「お酒」をテーマにしてますが、ぁぃぁぃが思う至福の瞬間は?
「料理がもともとけっこう好きだったんですけど、最近はとくにこだわるようになって。料理を作ったり、食器や彩りをこだわったり、写真を撮ったりするのも好きなんですけど、一番好きなのは、膨らむときです!」

廣田あいか
え? 膨らむとは?(笑)。
「えっと。オーブンで焼く系の料理だと膨らんできたり、色がついてきたりとか、生きているみたいなんですよ。自分がドライイーストとか入れて、膨らむようにしてるんですけど(笑)、自分で生き物を作り上げた感じがすごくして、ホントに自分が育てているような気分になれてすっごく好きなんです〜。だから焦げとかがいい感じにできたときにスイッチを止めるとか、チーズがこんぐらい溶けたときに止めるとか、膨らみ具合とか、そういうのがもう楽しくて楽しくて、仕方なくて」
オーブンにへばりついてる感じ?
「そうです〜! 20分くらいの焼き時間だと、膨み始めてから最後までの後半10分くらいはずっとへばりついてるんです。それが癒しです!」
なるほど(笑)。今回のドラマ出演もそうですが、昨年は『甲殻不動戦記 ロボサン』(テレ東系)に出演したり、先日まで舞台公演(シアターシュリンプ第二回公演『ガールズビジネスサテライト』)もあって、お芝居の仕事も増えてきましたが改めてお芝居の楽しさって?
「絶対に経験できないことができることかな〜って思います。『昼のセント酒』でもOLさんとして、その経験がその瞬間だけでもできるっていうのはすごく面白いし、新しいことをいっぱい知れるきっかけにも絶対なるなって思って。それがすごく嬉しかったりします。あと今回の舞台でいうと、私がただ走るだけのところがあったんですけど、絶対に笑ってくれるんですよ。話のシナリオ的に私がそこ走るところで絶対面白くなるんです。私は何もしてなくてただ走るだけなのに、たくさんの笑いがもらえるのが、すごい嬉しくて。違う自分になれるのもそうなんですけど、そういう風にたくさんの方と楽しい時間を共有できることに自分が関われるのが、すごく楽しいとこだなって思ったりしました」

廣田あいか
そして本業・アイドル活動も、春も盛りだくさんですね! まずは、アルバム『穴空(アナーキー)』の発売。
「はい! タイトルの“穴空”は、アナーキー=無政府状態っていう本来の意味もありつつの、出席番号(メンバーナンバー)が穴空き、エビ中から転校していっちゃうと穴空きになっちゃうので、その部分とかもかけられてたりしていて。アナーキーの本来とは違うかもしれないけど、あくまで中学生がやるアナーキーっていうものが=エビ中みたいな。これを聴いてもらったら、エビ中の世界感っていうのがちょっとわかっていただけるんじゃないかなって思っています。なので、これが自己紹介っぽくいろんな方に聞いてもらえるきっかけのアルバムになったらいいな〜って思ってます。」
春に発売なので、春曲が多いのかなって思ってましたが、夏や秋をイメージする曲も入っているんですね。
「曲順の上から春夏秋冬のイメージになっているんです。テーマは、エビ中と過ごす1年。前回のアルバム『金八』は“エビ中と過ごす1日”っていうのがテーマで、学校生活のようなセットリストになっていたんですけど、今回は1年っていう風になってます」
4月23日から始まる『私立恵比寿中学JapanホールKeikiiiiツアー2016〜the snack bar in gakugeeeekai〜』ツアーはこれを引っさげてですよね。
「内容はまだ決まってないですが、『穴空』中心の感じになるんだろうなって。私自身、前回のツアーはコンディションがそんなによくなかったし、しかも初めてのホールツアーということでけっこうみんなバタバタして、バタバタ倒れていって(苦笑)。今回はその管理をちゃんとやりたいです。今回の『穴空』がこれからのエビ中にとって重要になってくるなって思っているんです。今、メンバーって中学生4年生が一番下になっちゃったっていう危機にさらされていまして。“このまま中学でいくのか!?”みたいなのが自分たちでもあるくらいなので、今回はいつも以上に毎回毎回、最初で最後くらいの気持ちで頑張りたいなって思っています」

廣田あいか
きっとこれを読んでいるDeview読者も、春に向けて頑張ってるところだと思います。そんな読者に応援メッセージを貰えますか。
「私もいつになっても、やっぱり自分自身は自分のダメなところを見つける天才というか。自分のダメなところしか見えなくなっちゃうことが多くて、オーディションだととくに慎重になっちゃうから。そういうときに“ダメだな”とか思っていると、そういうオーラが出てきちゃうだろうなって思うんです。私もいつもそういう考えになりがちなので、まずは自分を好きになる努力を始めようって思っていて。でもそれがたぶん、自分自身から出る自信に変わるだろうなと思っているので、オーディション受ける方もぜひ自分を責めないで、自分を好きな部分をいっぱい見つけてからオーディションに臨んでほしいなと思います! そうすれば絶対ハッピーなオーラが出て成功に繋がると思うので、ぜひ一緒に自分に優しく一緒に頑張っていきましょう!」

インタビュー・終

撮影/mika(f-me) 取材・文/舘野玲果

Profile

廣田あいか
ひろた・あいか●1999年1月31日生まれ、埼玉県出身。スターダストプロモーション所属。アイドルグループ・私立恵比寿中学メンバー(出席番号は6番)。昨年発売した2ndフルアルバム『金八』で『MUSIC STATION』に初出演、注目を集めた。アイドル活動ほか、声優として『たまこちゃんとコックボー』への出演や、鉄道趣味が高じ『タモリ倶楽部』にも度々出演するなど、個人としての活動も増加中。

INFORMATION

『昼のセント酒』
『昼のセント酒』

土曜ドラマ24『昼のセント酒』
4月9日より毎週土曜深夜0時20分〜0時50分、テレビ東京系列にて放送

『孤独のグルメ』等で知られる久住昌之氏が「銭湯」と「酒」をテーマに描く痛快エッセイ『昼のセント酒』を原案に、『孤独のグルメ』製作チームが贈る大人のエンターテイメントドラマ。人々が働いている平日の昼間から、銭湯で汗を流し、明るいうちから一杯飲むという、“背徳感のなかで味わう至福の瞬間”をTEAM NACSの戸次重幸が表現する。ほか、戸次演じる主人公・内海孝之の上司を八木亜希子が、同僚でNo1営業マンを柄本時生が演じ、廣田あいかは内海が務める会社の庶務のOL・遠藤早苗を演じる。

INFORMATION

『穴空』

私立恵比寿中学
3nd full Album『穴空(アナーキー)』

4月20日発売/【初回生産限定盤A】〈CD+Blu-ray〉¥4,800(税込)【初回生産限定盤B】〈2CD〉¥3,600(税込)【通常盤】¥3,000(税込)※初回仕様あり

話題を集めた『金八』から約1年ぶりにフルアルバムが完成。私立恵比寿中学(=エビ中)メンバーと過ごす1年をテーマに、春夏秋冬の歌が揃う。作詞・作曲にヒャダインこと前山田健一氏や、たむらぱんの田村歩美氏、フジファブリックの加藤慎一氏らが参加し楽曲を提供。それぞれのカラーとエビ中の独特な世界感が交わったエビ中を深く感じることができる渾身の1枚。エビ中出演のシアターシュリンプ公演、脚本・演出を担当した土屋亮一氏(シベリア少女鉄道)台本・演出によるInterludeも必聴。また、本作を引っさげてのホールツアー『私立恵比寿中学JapanホールKeikiiiiツアー2016〜the snack bar in gakugeeeekai〜』が、4月23日千葉・市原市市民会館よりスタート。7月2日東京・国際フォーラム ホールAまで14都市15公演をまわる。

※写真は【通常盤】

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