吉川 愛 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「吉川 愛」

2018/07/04

「恋のキュンキュンだけではなく、男子同士のおバカなふざけっことか友情とかもすごくステキな映画」

吉川 愛

撮影/大槻志穂 取材・文/児玉澄子

ちょっとおバカでお騒がせな男子高校生4人の[友情]と[恋]がギュッとつまった、映画『虹色デイズ』が7月6日に公開。5歳から数々の映画やドラマで人気子役として活躍し、約1年の休業を経て昨年再スタートを切ったばかりの吉川愛に、“普通の女子高生”として過ごした日々や、高校を卒業して一社会人となった今の仕事にかける思いを語ってもらった。

吉川 愛

――ヒロイン・杏奈を務めた映画『虹色デイズ』、“これぞ夏に観たい青春映画!”という感じのキラキラと胸キュンがいっぱい詰まっていましたね。

「私も完成した映画を観て、“杏奈と(佐野玲於演じる)なっちゃんの恋愛が、可愛い〜、初々しい〜”ってキュンキュンしちゃいました。自分が出ているのに(笑)。でも、撮影したのが去年の秋で、ちょっと時間が経っていたこともあって客観的に観られたんです。あと自分も今年高校を卒業して、あの頃を振り返れるようになったから、余計に“青春っていいな〜”なんて思っちゃったのかもしれないです。文化祭やプールに飛び込むシーンとか、学校行事もいっぱい描かれていて。卒業するとそういうのってほとんど経験できなくなっちゃうじゃないですか。そういう意味ではリアル世代だけではなくて、大人の方にも“あの頃、こんなことしたな”とか、青春のキラキラを感じてもらえる映画になったんじゃないかなと思います」

吉川 愛

――男子4人が主人公という、ちょっと変わった少女漫画が原作なんですよね。

「そうなんです。だから恋のキュンキュンだけではなくて、男子同士のおバカなふざけっことか友情とかもすごくステキで。“男子同士って本当にこんなことしゃべっているのかな?”とか、その辺は私もわからないので、興味津々で観ちゃいました」

吉川 愛

――佐野玲於さん演じる恋に奥手な男子・なっちゃん(羽柴夏樹)が想いを寄せる女の子、杏奈はまさに吉川さんにハマり役でした。役作りはどのようにされたんですか?

「この役のお話をいただいた後、杏奈の動きとか癖とか、あとは声のトーンとかを参考にしたくて、まずアニメ版を観ました。でも、やっぱり演じるのは私なので、あまりガッツリ観てアニメに引っ張られるのもダメだなと思って、ある程度、杏奈のキャラクターを掴んだあとは、私らしく演じるためにアニメを観るのを我慢しました」

吉川 愛

――では役作りはリハーサルで作っていった感じだったんですか? 男子たちは4ヵ月にわたるリハーサルがあったそうですが。

「私はそんなに長くなくて、1ヵ月くらいでした。主には親友・まり役の恒松祐里ちゃんとの関係をしっかり築くことと、少しずつなっちゃんに惹かれていく杏奈の変化を監督と確認するリハーサルでした。祐里ちゃんとはドラマ『ハガネの女』で共演経験があったので、すぐ仲良くなれたんですが、二人はもっと近いというか、なんでも話せる間柄というのが映画の始まりから描かれているので、そういう親友同士の雰囲気を二人で一緒に作っていきました」

吉川 愛

――飯塚健監督からはどんな指導がありましたか?

「一番細かく演出してくださったのは、『この人の前ではどんな仕草や表情をするか?』ということでした。私も台本で杏奈のことを理解してリハーサルに臨んだつもりだったんですが、監督はもっと深いところまで考えていて、学ぶことがたくさんありました。あとは映画ってシーンをバラバラに撮ることが多いんですね。だから気持ちの流れをちゃんと整理しておく必要があって、『このシーンではなっちゃんのことが気になり始めてるよね』とか『このシーンではたぶんなっちゃんのことが好きなんだけど、まだ自分の気持ちがはっきりしなくて戸惑っているよね』みたいな細かい気持ちの変化を監督と一緒に確認しました。でも、本当に初めて恋を少しずつしていく杏奈が可愛くて、リハーサルをしながらどんどん好きになっていきました」

吉川 愛

――杏奈のどんなところに共感しましたか?

「杏奈は恋がどんなものかはまだわかってないんですけど、わからないなりに真剣に悩むところとかいい子だなって思いました。それと恋だけではなくて、まりに対する愛情の表し方もいいなと。普段は大人しい杏奈なのに、ちゃんと言うべきことは言う!みたいな、優しさの中に強さのあるステキな女の子だなと思います」

吉川 愛

――1ヵ月にわたる撮影で、共演者のみなさんとはどんなふうに過ごしていたんですか?

「撮影が秋だったんですけど、すごく寒くて! プールに飛び込んだ男子たちは本当に大変だったと思います。女子も夏シーンの半袖はキツかったです。吐く息も白くて、でも画面にそれが映ったらダメなので、氷を口に含んでからセリフを言ったりして。みんなで『暑いよね、今寒いんじゃなくて暑いよね!』って励ましあいながら撮影していました(笑)。あとはみんなで写真を撮り合ったり、撮影がないときはお菓子を食べながらずっとおしゃべりしたり、本当に同級生みたいな過ごし方をしていました」

吉川 愛

――その感じは画面からも伝わってきます! それと吉川さんは撮影中に誕生日を迎えたんですよね。

「そうなんです。そのときもみんなでお祝いしてくれて、すごく嬉しかったです。本当に雰囲気がいい現場で、1ヵ月で終わっちゃうのが寂しかったです」

――吉川さんにとっては芸能活動に復帰して初の映画となりましたが、映画ならではのやりがいや面白さってどんなところにありますか?

「復帰作が連ドラ『愛してたって、秘密はある。』だったんですが、連ドラは少しずつ台本をいただくので、この先どうなるのか読めない面白さがあるんです。特にあのドラマは最後まで“犯人は誰だ?”みたいな感じだったので。でも映画はストーリーが全部わかった上で役に取り組むという面白さがあって。うーん、結果、どっちも好きだし、どっちも演じていて楽しいです!(笑)」

吉川 愛

――小さい頃からずっと芸能活動をしてきて、高2から約1年間お休みしたときには青春を満喫しましたか?

「そうですね。日焼けしちゃいけなかったので、小さい頃から屋外プールで泳いだことがなかったんです。虫刺されとかにもすごく気を遣っていましたし。なので、お休み中に屋外プールで泳いだときは、すごく楽しかったです。高校の球技大会もいい思い出がたくさんあります。あと個人的にはパン屋さんでバイトができたのが、青春って感じでしたね」

――復帰して1年、今はどんな目標を持ってお仕事に臨んでいますか?

「学生ではない一社会人として、この仕事をずっと続けていきたいと思っています。そのために改めて演技レッスンに取り組んでいます。その先生の教え方がすごく好きで、答えを教えてくれるんじゃなくて、自分で考える機会をたくさん与えてくださるんです。たしかに小さい頃から仕事はしてきましたけど、大人の女優としての感情表現ができるように、お芝居も変わっていかなきゃいけないと思っています。だから演技レッスンはこれからも続けて、いろんな役に挑戦させていただけたらありがたいなと思っています」

Profile

吉川 愛(よしかわ・あい)●1999年10月28日生まれ、東京都出身。研音所属。幼少期から子役として様々な作品で活躍。主な出演作はTVドラマ「愛してたって、秘密はある。」(17/NTV)、Amazonオリジナルドラマ「しろときいろ〜ハワイと私のパンケーキ物語〜」、映画『ルームメイト』(13/古澤健監督)など。

Information

映画『虹色デイズ』
7月6日全国ロードショー

吉川 愛© 2018「虹色デイズ」製作委員会 © 水野美波/集英社

吉川 愛© 2018「虹色デイズ」製作委員会 © 水野美波/集英社

なっちゃん(佐野玲於)&まっつん(中川大志)&つよぽん(高杉真宙)&恵ちゃん(横浜流星)は、性格も趣味もちがうけど、いつも一緒な仲良し高校2年生。学校でも放課後でも、みんなで楽しい毎日を過ごしていた。ある日、恋に奥手のなっちゃんが同級生の杏奈(吉川愛)に片想い!連絡先も交換できないなっちゃんを冷やかしながらも応援する仲間たち。そんな彼らにも変化があらわれ…。 まっつんは杏奈の親友で男嫌いのまり(恒松祐里)に惹かれ始め、つよぽんは恋人のゆきりん(堀田真由)と離れての進学に思い悩む。そして、みんなに刺激された恵ちゃんのハートにも火がついて…!? 悩みながらもお互いを励まし、本当に大切なものを見つけようと奮闘する4人。春夏秋冬が過ぎ、3年になった彼らにも、卒業という終わりの時間が近づいてくる。そして迎える最後の文化祭… それぞれの想いを胸に、彼らが選ぶ未来とは――?

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吉川 愛

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件名:吉川 愛 サイン入りポラプレゼントと明記し、本文:[名前]、[年齢]、[都道府県]、[インタビューの感想]、[今後インタビューしてほしい人・要望]を記入して、下記メールアドレスに送信して応募。

【応募メールアドレス】
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【応募締切】
2018年7月18日(水)23時59分まで。

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