早見あかり(ももいろクローバー) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「早見あかり」

2011/04/08

ももクロで学んだチャレンジ精神で頑張ります

早見あかり
アイドルグループ・ももいろクローバーの“クールビューティー”早見あかりちゃんが、映画『市民ポリス69』でヒロイン役で出演。酒井敏也さん、津田寛治さんら実力派が出演する、シュールな笑い満載のアクション映画(?)で本格女優デビューを果たすあかりちゃんが、映画の撮影エピソードから、女優への想い、そして4月10日に迫ったももクロ脱退までを語ってくれました!



Q 映画で、ここまでヒロインという形で演技するというのは初めてに近い?

℃-ute

早見あかり

「そうですね。ショートムービーとかはあるんですけど、長編映画っていうのは初めてです。でもなんかすごく楽しかった、いくら夜回っても楽しかった。普通に考えたら、そこまでずっと時間かけてやったら辛いんですけど、演技、楽しいなって思いました」

Q 長編デビュー作が個性的な作品になりましたよね。

「ちょっとおかしなところがありましたよね(笑)。でも、基本的に私そういうヘンなことが大好きなので。ももクロでもコスプレをしたりとか、そういうのが大好きなので楽しかったです。しかも、ももクロでやるときよりも本格的な感じで。“デンマークのお姫様みたい!”っていうセリフの時に着るゴスロリっぽいドレスとかも、なんかボアボアボアってなってて結構重かったんですけど」

Q その一瞬のシーンのためだけにみたいな。

「そう! ウィッグもメイクさんが巻いてくれて、これ取れやすいからとかいいながら、巻いているところをこうやってずっと押さえてたりとか。映画の裏側では短いシーンのためにたくさんの人が動いていて、ももクロをやっているだけだと気付かなかったところに気付けて」

Q ももクロのメンバーもあんなに凶悪なももクロになっていて。

「メンバーの私でも見たことのない“黒いももクロちゃん”で(笑)。絡みはないんですけど、撮影日が一緒だったので、みんながメイクとかヘアとか作ってもらっているときに、いつもと違うなって思って。出来上がったものを見たら、凶器も持ってなんか怖い! 黒い…みたいな(笑)」

Q 今回演じた桃ちゃんは二面性のある役でしたが、自分の中にもそういうところはある?

早見あかり

映画『市民ポリス69』より一場面。
2011トランスフォーマー/オフィス桐生

「自分は、言ってしまえば、白い桃ちゃんよりも黒い桃ちゃんのほうが全面に出ている気がして。男っぽいんで、私。だから、可愛い女のコというよりは、サバサバの男のコっていう感じなので」

Q 可愛い女のコには成り切れないところが?

「でもそれは、役だから。演じていて“自分だけど自分じゃない”ところが楽しい。今回の役は、今の自分とかけ離れているわけじゃないから、自分だけど、自分じゃないみたいな。だから、すごく演技が楽しいなと思うし、もっとホントに全くの別人っていうのもやってみたいっていうふうにも思いました」

Q 今回ももいろクローバーからの脱退を宣言したのは、以前からいろいろと考えてたことがあったのかもしれないけれど、やっぱり視野が広がる経験があったこともきっかけ?

「そうですね。アイドルだけじゃなくて、他のお仕事のやりがいにも気がついて、他のところでも頑張っていこうと思ったんです。たぶん両方とも頑張るっていうのも選択肢としてはアリだったと思うんですけど、性格的に白黒ハッキリつけたいみたいなところがあって。ここでももクロは辞めて、女優さんや他のところで頑張りたいなと決めました」

Q 改めて振り返って、ももクロでやってきたことは自分のなかでどんな意味がある?

「振り返るとホントに懐かしい。最初はももクロちゃんの路上ライブをメンバーじゃなくて、お客さんとして観てたんですよ、私。それまで観てたコたちの中にメンバーとして入って今までやってきて、ワゴン車に乗って全国何百公演もやったりとか、一日6回公演したりとか。普通に聞いたときは、たぶん私も死んじゃう、できないそんなことと思ったんですけど、ま、なんとか人間できるってことに気づいたりとか(笑)。すべてにおいて、とりあえず挑戦してみるのが大事ってことに気づいて、“チャレンジ精神”を学べた気がします。中2から高1までの間に、すごくいろんなことをやったなって」

ももいろクローバー

ももいろクローバーのシングル「ミライボウル」

Q そんななかで、ハートの部分が鍛えられたのでは?

「ステージ数がすごくて、他のアイドルさんと比べても、場数を踏んでいると思うんですよ。一日3回公演とかしていると、必ずハプニングがどこかで起きるんですよ。でも、そのハプニングにあたふたしてたら、やってけないって気づいて、それも笑いに変えちゃえばいいんだっていうことが途中から分かってきたりとか。だから、今は普通に、そんなに動じず、ハプニングもある意味楽しい演出みたいな感じでやれたりとか、昔に比べたら、ちゃんと成長しているんじゃないかと。そう、あんまり動じなくなりました、あらゆることに、いろいろありすぎて(笑)」

Q 女優やほかの仕事でも、そういう気持ちが活きてくるんじゃないかと思う。

「そうですね、だから女優さんだけじゃなくて、モデルさんだけとかでもなくて、いろんなことをやりたいと思っているんですよ。だから、ももクロで学んだチャレンジ精神で、とにかく色々なことに挑戦したいです。最終的な大きな夢なんですけど、こんなにすごい演技をする女優さんなのに、あっちでは粉かぶってたりとか、モデルとしてすごい違う顔があったりとか、そんな七変化するみたいな“すごい人”になりたいっていう大きな野望があります」

Q 今後女優としてチャレンジしてみたい役とかってある?

「主役じゃなくても、その人がいないと話が成り立たない“キーパーソン”みたいな印象的な役とか。あとは自分とはまったく別物の“殺人鬼”をやってみたり、普通に学園ものもやってみたい(笑)。本当にかけ離れた役もこなせるようになりたいです」

Q ももいろクローバーとしての活動も残りわずかだけど。

「ももクロとしての活動が4月10日まで残っているので、最後のツアーを楽しんでやりたい。これまで2年間とちょっとやってきたよりも、濃い想い出にしたいです!」

インタビュー・終



はやみあかり●1995年3月17日生まれ、東京都出身。
2010年にメジャーデビューを果たしたアイドルグループ「ももいろクローバー」の中心的メンバー。ニックネームは“ももクロのクールビューティー”。2010年8 月には、グループで主演した映画『シロメ』が公開。同作品はドキュメンタリーホラーであったため、『市民ポリス69 』が本格的な女優デビュー作となる。『市民ポリス69 』は3月19日、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次ロードショー公開。そして2011年1月、突然のグループ脱退を表明。フリーライブ『3.21 上野大感謝祭 ももテン』に出演し、4月10日のライブ『4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ―眩しさの中に君がいた―』をもって、ももクロを脱退する。


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