真剣にカッコよくキメたはずが、実際見たら“何だこれ！？（笑）”

アイドリング!!!7号として活躍中の谷澤恵里香ちゃん。主演ドラマで前代未聞の“土偶少女”役に始まり、初めてづくしの爆笑現場の様子を振り返ってくれました！体当たりで演じたドグちゃんや共演者やスタッフとの楽しさがドラマからも伝わること間違いなし！

Ｑ　『古代少女ドグちゃん』で印象に残ったことは？

「いっぱいあるんですけど……。自分のコスチュームも印象的ですけど、敵役の妖怪のコスチュームとかにも注目してほしいですね。その“妖怪vs土偶”っていうのが、自分的にツボに入っていました。まだＣＧや音が入っていないDVDを観たときに、“土偶戦士が妖怪と戦っている姿”っていうのがなんか面白いなって思って。自分が演じているときは、すごく真剣にカッコよくキメたはずが、実際見たら“何だこれ！？（笑）”と。だって、土偶と鯉の妖怪（ソニン）が戦っていたり……。スゴイのやっていたんだなあと改めて思いました」

Ｑ　ああいうコスチュームでやっていたことが（笑）。

「はい（笑）。あと２話も印象的です。『妖怪ちちでか』の回なんですけど、昔、胸が大きくて差別されていた女性が妖怪に……という内容に、自分も昔、胸にコンプレックスを持っていたことがあったので、共感する部分がありました。ドグちゃんは、コメディなんですけど、共感や考えさせられるような部分もあって、楽しくて面白かったんですけど、真剣になれました」

Ｑ　アクションもあったけど、トレーニングしたの？

「運動はすごく好きだったのですが、アクションが初めてだったので、ドグちゃんのクランクイン前日に、昔、アクションを経験したことのあるマネージャーさんに教えてもらいました。事務所の屋上で（笑）」

Ｑ　カッコよく見えるように？

「殺陣とか立ち回りとか。一日だけだったんですけど、一週間以上の筋肉痛になってしまって（笑）。でも、すぐクランクインだったので、その稽古で何かを得られた気がします。アクションはすごく難しいんですけど、かっこよく見えたらいいなと。スタッフさんの技術でなんとか戦ってるように見えてます（笑）」

Ｑ　編集後の出来上がりって想像してました？

「できなかったですね。言葉では説明して下さるんですけど、イメージできなくて。“ここに（胸に）妖怪が吸い込まれていくんだよ”って言われても想像できないじゃないですか（笑）。胸がパカって開くと聞いた時にも、CGとかよくわからなかったんで、“着てるものが開くの？え！？下は何も着てないんですけどっ？？”とすごく心配になったり（笑）。でもいろいろな技術が加わって、すごいものに仕上がっていてびっくりしました」

Ｑ　いちばん時間がかかった撮影は？

「ゲストが田口浩正さんの回（『妖怪放置自転車』）です。地方の倉庫を借りて、その場でグリーンバックを作ってから撮影したので大がかりでした。ほとんどCGだったので。自転車の妖怪がバラバラになるときのネジの落ち方ひとつでも、何度も撮り直して、“この回はいろんなメッセージが込められているからしっかりやろう”って」

Ｑ　撮ったのは、話の順番通り？

「バラバラです。ドグちゃんが長い眠りから蘇って土の中から出てくるシーンは、実は、撮影のラストカットだったんです。視聴者の方は、いちばん最初にあのシーンを観るんですけど。クランクアップって本当は無事に撮影できておめでたいことなのですけど、自分的にはドグちゃんから離れることがすごく悲しかったです」

Ｑ　身体埋まってましたね〜！

「顔から上は、コーヒーなんですよ（笑）。土に埋まっていた身体の部分はカミキリムシとか蟻んことかが這っていて。それが結構大変でした（笑）」
――なんなら小雨模様でしたし（笑）
「そうなんですよ、雨降ってて湿っていたし（笑）。色んな角度から撮るので、また土をバケツに入れて、かぶせてを繰り返して」
――全体を撮ってドグちゃんのキャラクターができてあそこを撮れたと。
「いちばん完成されたドグちゃんでした」

Part.2に続く