広瀬アリス | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「広瀬アリス」

2015/10/14

「生魚を買ってきて家でさばく練習してます特技に“魚の3枚おろし”って書けたら超カッコイイですよね!(笑)」

広瀬アリス

10月23日スタートのドラマ『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』(テレ東系)ヒロイン役に抜擢!濱田岳くんが演じる浜崎伝助ことハマちゃんが通う定食屋の看板娘・みち子を演じるアリスちゃんに直撃インタビュー!!

広瀬アリス
誰もが知っている国民的コンテンツ『釣りバカ日誌』の初の連続ドラマ化、『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』のヒロインに抜擢。出演が決まった時はどんな気持ちでしたか?
「ゴールデンタイムの連続ドラマにヒロインとして出演ということでドキドキもしましたし、嬉しかったです。私はこれまでどちらかと言うと、同世代くらいの若い方たちが観て面白いと思えるドラマや映画に出させていただくことが多かったんですが、今回は私の親世代の方たちがずっと観ている作品。そういった意味では自分の名前を幅広い年代の方に知ってもらえる機会なのでありがたく、光栄です。でも、その倍以上のプレッシャーがあります。みち子さんという役は、石田えりさん、浅田美代子さんという大先輩が演じられていて、そこに並ばせていただくということなので、しっかり演じないといけないという気合いも入ります」
撮影も順調に進んでいるようですが、広瀬さんなりのみち子像を作りあげられていますか?
「正直、まだ手探り状態ですが、『映画にはあまり引っ張られないように』と監督からは言われています。新しい『釣りバカ日誌』として、新しいみち子さんを演じようと思っているので、それが受け入れられるかは観てくださる方次第(笑)。でもドラマとして面白いと思います! 最近はシリアスな内容だったり、サスペンス系のドラマが多いですけど、この作品はハマちゃんの日常を描く、すごくアットホームで温かいお話ですし、お茶の間にもほのぼのとした笑いが起きるんじゃないかな」
広瀬アリス 広瀬アリス
みち子さんのことはどんなふうに演じようと思っていますか?
「定食屋さんの看板娘という役柄なんですけど、働いているシーンがアルバイトみたいに見えないか心配です(笑)。ハマちゃん(濱田岳)とスーさん(西田敏行)がかなり個性が強いので、最初はそのお二人に負けないように作り込もうとかも考えたんです。でも、あえて自然体の方がみち子さんらしさが出ると思ったので、等身大の女の子という感じで演じています」
では、演じやすいような点もある?
「そうですね。でも、西田さんも濱田さんもアドリブがすごいんです。同じシーンでもテストと本番で違うことを言ったりするので、何が来るのか毎回怖いし、いつも掌に爪を立てて痛みで笑うのを耐えています。撮影で一番大変なのは笑いを堪えることかもってくらいなので、シーンによっては私、肩を震わせたりニヤけてるかもしれないです(笑)。ハマちゃん、スーさんの掛け合いは台本にないことが多いので、そこはぜひ注目してほしいです」
みち子さんと似ているところと似ていないところは?
「田舎から東京に出てきて、全然都会に馴染んでいない感じや、白黒ハッキリしているところは私に似ていますが、料理がすごく上手なところは全く似てないです(笑)。もちろん私も料理をしないわけではないんですけど、そこまで上手くないので……。料理シーンの撮影の時は事前に練習してきたにも関わらず、カメラが回ると緊張しちゃって全然上手くできなくて(笑)。だから現場ではフードコーディネーターの方にいつも教えていただいて、目下、勉強中です。みち子さんの家庭的なところは演じていていいなと思います」
料理の練習ってどんなことをしているんですか?
「ハマちゃんが釣ってきた魚をさばくシーンがあるので、生魚を買ってきて3枚におろしたり、家で練習をしています。最初にやった時は1時間くらいかかっちゃったし、しかも身の部分がぐちゃぐちゃになっちゃって。だからドラマが終わる頃にはサッとさばけるようになってたらいいなと。特技に“魚の3枚おろし”とか書けたら超カッコイイですよね!(笑)」
濱田岳さんとの共演はいかがですか?
「初めてお会いした時、嬉しくて帰ってからニヤニヤしながら親に報告しました(笑)。でもその時は、まだ恥ずかしくて会話が3往復くらいで終わっちゃったんです。撮影が進むにつれて今よりもっと仲良くなれたら、ハマちゃんとみち子さんの距離感にも繋がると思うので、焦らずにゆっくりやっていこうかなと思っています。実は、特撮ドラマとか戦隊ものが大好きなうちの兄が持っていた『ウルトラマンティガ』のビデオに子役時代の濱田さんが出ていらして。私はその頃から濱田さんを知っているんです。まだ濱田さんには、そのことをお伝えできていないんですけど、いつか言えたらいいなと思います(笑)。ちなみに兄は、私が『釣りバカ』に出ることよりも、濱田さんとの共演の方をすごい喜んでいるんです」

広瀬アリス
現場の雰囲気はいかがですか?
「クランクインしてすぐにみんな打ち解けるようなすごくアットホームな雰囲気で、いつもみんながニコニコしていて和んでいます。ムードメーカーの筆頭は西田さんですが、もちろん濱田さんもとても気さくな方で。お二人のお芝居がすごく上手いので見ていると楽しいですし、気を遣ってくださって皆さんが話しかけてくださって。待ち時間にはキャストで集まってお話をさせていただいています。皆さん年齢もバラバラなんですけど、逆に親戚の集まりみたいで楽しいです。それが『釣りバカ』の世界観っぽくもあるんですよね」
現場で何か気を付けていることはありますか?
「今回は、現場でどんどんお芝居が変わっていくので、あえて台本をきちんと覚えておかないようにしています。完璧にしていってしまうと、そこから抜け出せなくなってしまうので、ある程度、レパートリーを考えておいて、現場でハマちゃんやスーさんの掛け合いによって柔軟に変えていくようにしています。相手がこんなことを言ってきそうとか、こういう返しをしてくるかもしれないと想像しながらパターンをいくつも考えていくのはとても楽しいです」
そういうことを考えるのはお芝居の魅力のひとつ?
「そうですね。私、自分自身に飽きちゃうことがあるんですよ。『自分なんなんだよ!』って(笑)。そういう時に違う人物になって、バックボーンをいろいろ考えながらその人の人生を歩む瞬間がすごく楽しいです。みち子さんは基本的に明るい子なので、演じていて気分も上がるし楽しいです」

広瀬アリス
他に、女優のお仕事の魅力があったら教えてください。
「正解がないこと。正解を探しながら“もうワケわかんない!”ってなりつつ、がむしゃらに前だけ見てやっていくのがやりがいです。それが演じることを続けている理由です」
特にそういうことを感じた作品や役柄はありますか?
「『銀の匙 Silver Spoon』はすごい時間をかけて取り組んだ作品だったので思い入れがあります。“役に入り込むってこういうことなんだ”って初めて実感できましたし、演じることの難しさも楽しさも両方体験できました。今、振り返ると、オール帯広ロケっていうのも大きかったかもしれないです。いつもは自宅から撮影現場に通って、夜帰ってきたら家族が居て素の自分に戻って、朝、また役のスイッチを入れてから現場に行くんですが、『銀の匙 Silver Spoon』では帯広に行きっぱなしだったから、ずっとオンの状態でいられたんです。自分の未熟さも勉強すべき点もわかった、女優として転機になった作品だと思います」
では、芸能界を目指す『Deview』ユーザーに向けて、夢を叶えて活躍するために必要不可欠だと思うことを教えてください。
「ありのままの自分でいることです。変にキャラクターを作らずに自分のままでいた方が魅力的だと思います。模範解答のことをしてもつまらないし、その答えが間違っていたとしてもそれがひとつの個性なので、自分を貫き通していってほしいです」
じゃあ、広瀬さんはオーディションなどでも、感じたままを言っちゃうタイプ?
「そうですね。正しいとか間違っているとか考えず、自分が感じたことをそのまま言っちゃいます。それで受からなくても、縁がなかったんだなって思っているので、落ち込むこともそんなにないんです。“オーディションは落ちてナンボ”と思って、気持ちを切り替えるのも大事! だって一生、失敗し続けることはないですし、その失敗の中にも成功に繋がる何かが必ずあると思うので、10回連続で落ちたからダメかな……とか考えなくていいと思います。自分で“もうダメだ”って限界を決めちゃダメ。過去は気にしない! 当たって砕けろ精神です!!」

インタビュー・終

撮影/booro(BIEI) 取材・文/熊谷真由子

Profile

広瀬アリス
ひろせ・ありす●映画『星籠の海 探偵ミタライの事件簿』(2016年公開)ヒロイン役で出演が決定。『広瀬アリス 2016年カレンダー』発売イベントを10月24日に新宿サブナードで開催。『Seventeen』専属モデルとしても活躍。

INFORMATION

釣りバカ日誌
釣りバカ日誌

金曜8時のドラマ『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』
10月23日スタート 毎週金曜 よる8時〜 テレビ東京系
※初回は2時間スペシャル

出演:濱田岳 広瀬アリス 吹越満 駿河太郎 伊武雅刀 西田敏行 ほか

会社では“新入社員と社長”。釣りでは“師匠と弟子”。上下関係が職場と趣味で入れ替わる!? コミック累計2600万部突破!人気映画シリーズ完結から早5年……。2015年10月に『釣りバカ日誌』が初の連続ドラマ化! 映画シリーズとはひと味違う、新入社員・浜崎伝助(ハマちゃん)の成長を描いた、誰も見たことがない『釣りバカ日誌』始まりの物語。 2020年の東京オリンピックに向けて好景気に沸く建設業界の大手ゼネコン『鈴木建設』に入社したハマちゃんは釣りが大好きな新入社員。仕事へのやる気がなりわけではないが、釣りに気持ちを持っていかれがちで、上司からは怒られてばかり。釣りに仕事に、時には恋に……!? ちょっと生意気だけど、ハマちゃんなりの憎めない一生懸命な生き様を、ユーモアたっぷりに描く。

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