まゆゆは猫かぶってるって思ってました(笑)

11月11日に3rdシングル『完璧ぐ〜のね』をリリースするAKB48(以下本文AKB)のスピンアウトユニット・渡り廊下走り隊の渡辺麻友ちゃん(愛称まゆゆ)、多田愛佳ちゃん(らぶたん)、仲川遥香ちゃん(はるごん)、平嶋夏海ちゃん(なっちゃん)が登場！ 新曲の話はもちろん、お互いの印象やAKBに応募したきっかけを“ぐ〜のね”も出ないくらい聞いちゃいました!!

Ｑ　みんながAKBに応募したきっかけは?

平嶋「私はチームA(1期生)のオーディションがあるというのを中1の冬に雑誌で知ったんです。そのとき学校でダンスがはやってて、ダンスも習えるし、レッスン料も無料だし、ステージに立てるしいいかなと思って。ダンスを教えてくれる先生が夏まゆみ先生(以前はモーニング娘。を、現在はAKBの振り付けを担当している振付家)だし、しかも秋元(康)さん(AKB総合プロデューサー、作詞家)の顔写真が載ってたんですよ。そうしたらお母さんが“たぶん顔写真が載ってるから怪しいやつじゃないよ”って言ってくれて(笑)。それで、応募しました」

渡辺「私はチームAがデビューしてから1カ月後くらいにAKBを知りました。パソコンで調べたり歌を聴いてたりしていたら好きになったんですよ。それでチームK(2期生)のオーディションを受けたんですけど、最終審査で落ちちゃったんです。でも、あきらめきれなくて次のチームB(3期生)で応募したら受かって、めでたくチームBとしてデビューすることになりました。あきらめなくてよかったです」

仲川「私はお父さんに“やってみれば”って勧められたんです。受かるとか受からないとか何も考えないでただ受けに行ったら、受かっちゃったんです。面接もダンスも歌もダメだったのに(笑)。秋元先生に“何で受かったんですか？”って聞いたら“仲川はオーディションを受けた人たちの中で、ダンスと歌がいちばん下手だったから受からせた”って言われました(笑)」

多田「私はチームKのオーディションを受けたかったんですけど、受け方が分からなくて、分かったときには応募期間が過ぎちゃっていました。それで、お母さんに“今回はあきらめよう”って言われて……。だから、チームBの募集の時には、待ちに待ったって感じで応募しました。そしてオーディション中はずっと神様にお願いして。神様は私の味方だと思ってます(笑)。一生のお願いって言っちゃいましたけど(笑)」

Ｑ　AKBに入って、自分自身大きく変わったと思うコトは?

仲川「強くなりました。初めての公演の頃は本当にダンスができなくて、みんなにリアルにあきれられてたんですよ……」

平嶋「あきれてたね……(笑)。私もはるごんに教えてたんですけど、本当にひとりだけできなくて“もうイヤだ”と思ったし。初日の本番が始まるギリギリまでひとりだけ残されて、先生とずっと練習してたよね。私は横目で見てましたけど(笑)」

仲川「泣きながらね、最悪だったよ(笑)。でも、それを乗り越えて強くなりました」

平嶋「私は歌を歌うのが好きになりました。もともとダンスをしていて、人前に立つのは好きだったんですけど、歌うことだけは恥ずかしくて声を出すのも嫌だったんです。でも、今はもっと歌いたいなって思います。まあ、下手の横好きってやつです(笑)」

渡辺「私の場合は、AKBに入る前は物静かな性格で、人前でしゃべることも絶対にできなかったんですけど、入ってから人前でしゃべったりダンスしたりするようになって、私もこういうことができるんだなって思うようになりました」

平嶋「まゆゆは最初ずっとおとなしかったんで“あのコは猫かぶってる”って思ってました(笑)。話すときとか笑うときとか絶対口を隠すんですよ。何が恥ずかしかったのか分からないんですけど……」

仲川「“あっ”しか言ってなかったよね(笑)」

平嶋「“まゆ、それ取って”って言ったら“あっ、あっ”みたいな(笑)。だから、だいぶ変わったよね。口を隠さなくなったし」

渡辺「自然と自分を出せるようになってきました。変わったぜって感じです(笑)」

多田「私はコスプレが好きで、AKBの衣装を着たいっていうのもあって応募したんですけど、今はコスプレ感覚ではなく衣装感覚で着られるようになりました(笑)。ありがたいことに自分の衣装もあって、普通の人が着られないような衣装が着られて満足、満足です！(笑)」



PART3へ続く・・・

Text／藤岡真司(日刊編集センター)