“ミスマガ”のオーディションでは、ビキニの着方が分からなくて…(笑)

現在テレビ朝日系『小児救命』に看護師役で出演している立花彩野ちゃん。芝居にグラビアに、そしてダンスボーカルユニット“BeForU”として音楽に多方面で活躍中です。フットサルチームのキャプテンも務める彼女が、デビューから今日に至るまでを、元気いっぱいに話してくれました。

Ｑ　芸能界に憧れたきっかけは？

「酒井法子さん主演のドラマ『星の金貨』(日本テレビ系)を見たのがきっかけです。酒井さんに会いたいと思ったんです。両親は芸能界に全く興味を持っていなかったから、私が芸能界に入りたいといったときはビックリしたみたいです。でもすぐに応援してくれて、お父さんの勧めで酒井さんの所属する事務所を小学5年生の時に受けました。でも落ちてしまって…。その次の年に受け直したら合格したんです」

Ｑ　そして2001年に“ミスマガジン読者特別賞”に!　でもオーディションを受けた時は、まだ小学6年生だったんでしょう?

「そうなんです。読者投票に残った段階で最年少でした。なので投票用のグラビア撮影会の時は隅っこの方で小さくしていました(笑)。水着審査もあって、“これ着て”ってビキニをいきなり渡されたんですけど、ビキニなんて着たことがなかったから着方が分からなくて下を前後逆にはいてしまったんです(笑)。スタイリストさんにすごい勢いで“違うから戻って”ていわれて、もうすごい恥ずかしくて緊張でカッチカチでした(笑)」

Ｑ　何とも初々しいエピソード(笑)。今では慣れたものだと思うけど、グラビアの仕事をやっててよかった＆大変だなあと思うのはどんな時？

「いろいろな所に行けるのがうれしいです。一番楽しかったのは、ニューカレドニアでの撮影です。天然プールと呼ばれるくらいすごくきれいな海水のところがあって。そこでえさをあげると魚がたくさん寄ってきたんですよ！　大変なのは冬の時期の撮影です。よく沖縄で撮ったりするんですが、冬の沖縄の海って冷たいんです。私は寒がりなので“気合いだー！”と言いながら海に入っていますね(笑)」

Ｑ　そして現在はドラマ『小児救命』にも出演中。医療ドラマの現場は独特な雰囲気が漂っていたりするの？

「それがすごく楽しいんです！　割り本(その日撮影するシーンをまとめた台本に撮影手順などを明記したもの)にクイズやなぞなぞ、間違い探しが描かれていたりして、それを皆で解いて盛り上がったり、本当にワイワイした感じなんです。この前はリハーサルの時になぜかクマのぬいぐるみがカメラをのぞいていたりして(笑)」

Ｑ　シリアスなドラマとは対照的！　裏側では笑いが絶えないんだね!

「主演の小西真奈美さんが本当に素敵な方なんです。周りのキャストやスタッフに気さくに話しかけられていて。私にも声をかけてくださって、この前はお互いに冷え性ということで“ＯＬさんてどうしてあんな薄いストッキングにスカートで大丈夫なんだろう”って話題で盛り上がりました(笑)。小西さんは誰に対しても、相手と同じ立場でお話しされていて、そういうお姿を拝見して、とても尊敬します」

Ｑ　今年の3月で20歳になりました。憧れる大人の女性像はある？

「年を重ねてもかわいらしくきれいな女性でいたいです。だから子供を産んでお母さんになってもいつまでも変わらない酒井さんは、私のお手本です。事務所に入って5年後に、やっとご本人にお会いできたんですけど、すごく感動しました。大ファンだとお伝えして一緒に写真を撮らせていただいたら、この前久しぶりにお会いしたときに、私のことを覚えていて“ひさしぶりぃ！”て声をかけてくださったんです。もううれしくて、また写真を一緒に撮ってもらいました(笑)」

PART2につづく…

Text／関根安紀子(日刊編集センター)