藤田奈那 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「藤田奈那」

2015/12/16

ダンスが見たいというファンの方にも喜んでもらえる曲。右足が注目されると思うので、キレイに保ちたいです

藤田奈那

撮影/厚地健太郎

第6回AKB48じゃんけん大会優勝者・藤田奈那ちゃんがついにソロデビュー! 誰にも負けない『AKB48愛』で、劇場公演のパフォーマンスはピカイチの奈那ちゃん。そのダンススキルを存分に活かしたソロ曲について、さらに「じゃんけん大会」決勝の心境、舞台女優への夢についてたっぷり語ってもらいました。
藤田奈那
――第6回AKB48じゃんけん大会優勝! そしてソロデビュー改めておめでとうございます。まず、ソロシングル曲『右足エビデンス』をもらった感想は?
「私、すごくダンスが好きで、せっかくソロデビューさせていただくならダンスを見せたいと思っていたんです。聴かせていただいたらダンスをガッツリ踊る感じで、すごくカッコいい曲だったので、とても嬉しかったです」
――秋元先生は755の公式トークで「藤田奈那はどんな曲でもこなせるので迷うなあ」と贅沢な悩みを書いていましたが、直球で来ました。
「ダンスが見たいと言ってくださるファンの方が多かったので、喜んでもらえるんじゃないかと思います」
――ダンスのなかでもEDM的でバキバキに踊る曲になっています。
「AKB48とは違ったタイプのダンスですし、男性のダンサーさんが一緒に踊ってくださるのは初めての経験なので緊張します。やっぱりソロはなんでも一人で、こうやって取材を受けるのも一人で。ホントにそんなことが今まで無かったので、毎回かなり緊張しています(苦笑)」
――逆に、独り占めできることを喜んだほうがいいと思いますよ。
「ありがたいです。ポジティブに行こうと思います!」
藤田奈那
――パフォーマンス面での見せどころは?
「『右足エビデンス』というだけあって右足推しで、右足を強調する振り付けが見どころです。振り付けでダンサーさんの背中を踏みつけるのですが、人を踏みつけることなんてないので…(笑)」
――遠慮しちゃいませんでした?
「やっぱり最初はちょっと浮かせていたんですけれど。振り付け的に浮かせたままだとなかなかツライものがあったので、もう最後はグイッと(笑)。ダンサーさんは本当に優しい方ばかりだったので、安心してできました。振り付けとしても女王様っぽくてカッコいいものになりました」
――歌詞からはいろんな物語が想像できますね。
「『跪きなさい』とか、第一印象は結構強い女性の歌だなって思ったのですが、“強い”というよりは“強がってる”んじゃないかなっていう気がしています。自分はあまり深くは考えずにいることが多いので(笑)、歌詞の女性みたいに孤独について考えることもないから、こういう感情には今までなったことが無くて、ちょっと難しかったです。でも何回も聴きこんで、歌詞を読み込むうちにイメージがつかめてきました」
――1番では“右足に縋(すが)って引き止めて”と歌い、2番では左足で未来に踏み出していると歌ってます。
「1番から2番の間での気持ちの変化なんですかね。その二面性も感じて表現したいです」
――レコーディングで一人というのも初めての経験。
「一度ミュージカルに出させていただいたときは一人で歌ったんですけれど、レコーディングやミュージックビデオ(MV)撮影、ジャケ写撮影で一人というのは今までに無いので、ずっと緊張していて。でもMV撮影は時間も長かったので、大分楽しめるようになりました。スタジオだけではなく、外で移動しながらたくさんロケ撮影もしたり。外で踊ることってなかなか無いことだったので、最初に聞いたときはビックリしましたが、新鮮な感じがして楽しかったです。歌詞にも街を彷徨うイメージがあるので、入り込みやすかったです」
――撮影中は周りに人はいませんでした?
「いましたよ。沢山の方に見られながらだったんですけれど、あまり気になりませんでした。それよりも本当に振り付けが難しくて。集中していないと、一個間違えたら次が出てこないというぐらいに速い振り付けだったので。あとはとにかく寒かったので、震えないようにしないとって思っていました(笑)」
藤田奈那
――振り付けはこれまで経験したものとは違いました?
「ダンサーさんがついてくださることもあって、思いっきり“ダンス!”っていう感じです。サビだけではなく、AメロもBメロも止まっているところが無いんです。1曲通して踊ったら結構ハード。テレビで1曲まるごとパフォーマンスすることもあると思うので、鍛えて体力をつけて頑張りたいです」
――今回は曲でもジャケットでも『右足』推しなんですが、自分のパーツとしての足はどう思ってます?
「あんまり足に自信があるわけではなかったんですけれど、クラシックバレエを8年ぐらいやっていたので、割と鍛えていました。でも、こう『右足』を思いっきり押し出した、右足がテーマの曲というのはビックリでした。キレイに保てるように頑張りたいと思います」
――じゃんけん大会のときの衣装でも足が綺麗で印象的でしたから、そこからソロ曲のインスピレーションが湧いたのかなとも思いますけど。
「あれは初舞台の時に着たCAさんの衣装で…。そうなんですかね? どちらにしてもこれまで以上に足が注目されると思うので、怪我しないように気をつけます。もう冬なのでボディクリームを塗ったりして、お手入れ含め、頑張りたいと思います!」
藤田奈那
――じゃんけん大会優勝でチャンスをつかんで、格段に注目度があがったと思いますが、じゃんけん大会当日を振り返ってもらいましょう。あの日は会場で取材しましたが、決勝では会場全体が一つになって勝負の行方に集中していました。そのなかであいこが6回続いたときの気持ちはどうでした?
「私、ずっとグーしか出してなくて、気が付いたら決勝に残っていたので、あいこが6回も続いていたなんて思いもしなくて。会見で“6回あいこでしたけど”って言われて、そこで知ったというぐらい緊張し過ぎて、周りが全然見られてませんでした」
――決勝の相手・中西智代梨ちゃんに「パーを出して勝ってくれ」って気持ちはよぎりませんでしたか?
「そうですね…それは思いました。3回目ぐらいのときかな、智代梨ちゃんがマイクで“もう終わりにしましょうよ”みたいに言っていたので、お互い“パーを出したら勝てる”と気付いている感じはありました。だから次にパーを出すのかなって思ったら次もあいこだったので。“もうこれは、私が行くしかない”と」
――そうやって踏み切れた一番の理由はなんですか?
「やっぱり…AKB48でもう6年目ぐらいなんですけれど、大きいチャンスをいただく機会は限られていますし、全員がもらえるわけじゃない。そんななかで、自分がパーを出せばものすごく大きなチャンスをつかめて、なおかつファンの方が喜んでくれる。私、今までファンの方に“こんなお仕事決まりました!”とかいう嬉しい報告をあまり出来なかったので、ここはひとつ、全然目立たなかった私を根気強く推して下さってるファンの皆さんにも、絶対に喜んでもらいたいなって思って…それが大きな理由ですかね」
――プレッシャーもあって6度目までは踏み出せなかった?
「ありましたね。いろいろと考えているうちにあいこが続いて、最後はもう思い切って行っちゃえっていう感じでした。本当に大変なことをしてしまって…。勝ったあとに“パーン!”って鳴って、“優勝、藤田奈那!”って言われたときに“ぶわーっ”って実感が一気に来て、“あっ、どうしよう…”って第一に思ったんです。“CD買ってください”っていうのは思わず出た本音でした」
――その時点からここまで沢山の人に祝福されて、テレビ番組にも呼ばれて、じゃんけん女王として紹介されたり。あのときに一歩踏み出したことを今、どう感じていますか?
「良かったなと思ってます! じゃんけんは大体初戦敗退で、1回勝てたらいいなという状態だったのに、まさか決勝まで来れて。この先、これほどポンポンと行くことはないと思うので、やっぱりあの時に自分からパーを出して良かったなと。これまでの私は、自分から“前に出たいです”っていうタイプではなかったし、公演のMCでも自分が率先して発言するより、まわりの子に振ったりする役回りが好きなので。じゃんけんの時のあの気合は珍しかったです(笑)」
藤田奈那
――今回の優勝で自分の中で変わったところはありますか?
「ホントにじゃんけん大会優勝によっていろんな経験をさせてもらっています。お仕事でもそうですし、普段から街でも声をかけていただくことも増えました。AKB48にいながらも、選抜に入っているわけでもなく、ずっと目立っていなかったので、“目立つとこうなるんだ”と思いました(笑)。でもそれによって“私がちゃんとしなきゃ”という自覚は高まりました。自分のためにみんなが動くということを強く感じることができています。MV撮影でも、私のMVを撮るために皆さんが朝早くから夜遅くまで動いてくださっていることを、すごくありがたいなと思いました。そういうとき自分に出来るのは、とにかく全力で踊ったり歌ったりすること。だから、与えられたことは何でも全力でやろうと思っています」
――そんな奈那ちゃんがAKB48に入ったきっかけを教えてください。
「小学校1年のときからずっと、プロのバレエダンサーを目指して毎日のようにレッスンに通っていました。AKB48を知ったのは、中学のとき一番仲の良かった友達が、AKB48の大ファンだったからです。いつも学校で雑誌を見せてくれたり、“これが新しいCDだよ”“握手会行くんだ”って話してくれて。その子と一緒にMVとか音楽番組を観ていたら、私のほうがハマってしまって、もう大ファンになりました。バレエをやっていたこともあって、舞台に立つことは元々好きだったし、大好きっていう気持ちからだんだんなりたいっていうふうに変わっていって。ちょうどその時期にオーディションの募集をしていたので、締切日に滑り込みで応募しました」
――バレエ漬けの日々から、アイドルの世界に飛び込んだときの気持ちの変化は?
「それまでバレエのプロを目指して、週6日のレッスンに通っていたので、AKB48に入ってからも最初はバレエのレッスンに通っていました。でもやっぱり時間が足りなくなってしまって…。AKB48かバレエかを選ぶことになった時、AKB48としての自分を応援してくださっているファンの方がいる、その人たちのために頑張りたいと思って、バレエは辞めました。バレエの場合はとにかくどんどんスキルを上げて、どんどんオーディションを受けてという個人の努力が全てみたいな感じなのですが、AKB48の場合は自分の努力に加え、応援してくださるファンの方の力がすごく強くて。その存在は進路を考える上で大きかったです」
藤田奈那
――劇場公演ではダンススキルがファンの方にも評価されていますが、そこには自負がありますか?
「元々踊ること自体が好きだったので、劇場公演も大好きですし、ダンスが評価されているというのは嬉しいです。最初はクラシックバレエのクセがあって、AKB48のダンスを踊るのが大変だったんです。でも出来ないからこそ楽しくて、家でもレッスン場でもずっと踊っていました。そこでファンの方が“ダンス上手だよね”とか“この前より上手くなってたよ”って言ってくださることが自信にもつながりました。やっぱりダンスが好きだからAKB48の活動を続けて来られたと思います」
――新チームKの公演を見せていただいたんですが、ユニット曲の『リターンマッチ』では男役を演じていて、まさに「一人宝塚」でした。
「以前の公演では同じ曲で女役をやっていたので、相手と組むのも振り付けも全部逆で、所作も全然違ったので難しかったです。ですが、宝塚が大好きなので、宝塚ファンとしては男役をやらせていただけるのは嬉しいです、テンションがあがります! 相手役はさや姉(山本彩)で、一緒にこのユニット曲をできるというのがさらに嬉しくて、二人で結構練習しました。実はさや姉とは、とても仲良しなんです」
――男役は足先から手先まで全てすごく綺麗でした。やはり宝塚ファンであることも活きてますか?
「趣味が観劇で、宝塚は一人でも兵庫まで観にいっちゃうぐらい本当に大好きなんです。好きだからすごく細かいところまで見るじゃないですか。それは今回のユニットで活きているかなと思っています」
――年が明けて1月8日から舞台『罠』に出演します。やはり舞台は将来の夢?
「夢は舞台女優です。AKB48には常設劇場があって、頻繁にステージに立てる機会があるので、舞台に出演する時にもその経験は役立っています。ステージに立った経験があるのと無いのとでは舞台では大違いで。人前に出る機会を多くいただいているので、いい意味でステージ慣れ出来ました。その分舞台で落ち着いてお芝居や歌が出来るんだと思っています。今まで出演した2本の舞台はいずれもミュージカルで、歌とダンスがメインだったんですが、今回は “お芝居”で会話劇なので、毎日稽古で勉強させていただいている感じです」
藤田奈那
――じゃんけん大会の会見では劇団四季出身の舞台女優・木村花代さんを目標にあげていました。
「花代さんには、以前舞台で共演させていただいたときに本当にお世話になりました。私はミュージカル未経験で、独特の発声や息継ぎの仕方などの細かいことが全然分かっていなかったので、一から教えてくださって。教えていただいたことは今でも身についていますし、今後にも活かしていきたいと思っています」
――12月28日に19歳の誕生日を迎えます。10代最後の年となる2016年は、どんな年にしたいですか?
「18歳の1年間は、舞台をやらせていただいたり、じゃんけん大会優勝があったりと変化の多い1年でした。そして今、こうしてソロデビューに向けて取材をしていただいていることも有り難いことで。19歳の1年も少しでもその勢いを維持していけるようにしたいです。この経験を無駄にしないように頑張りたいです」
――最後にデビューのユーザーにメッセージをお願いします。
「とりあえず何でもやってみる!ということでしょうか。私は今ちょうど舞台の稽古中なのですが、正解が何かまだ全然わからない。だから、いろんなセリフの言い方をしてみたり、いろんな動きをしてみたり、とりあえずやってみて、そのなかでいいものが見つかればと思って毎日挑戦しています。AKB48を受ける前も、バレエばかりで芸能界のことは全然わからなかったのですが、今はオーディションを受けて良かったと思っています。じゃんけん大会にしても、勝ってみたらこうなったので、出来ることはなんでもやってみたい。オーディションは1回では上手くいかないかもしれませんが、諦めずに続けたら何か見えるものもあるんじゃないかと思います。一緒に頑張りましょう」
Profile
ふじた・なな●1996年12月28日生まれ、東京都出身。ニックネームは「なぁな」。2010年、AKB48第10期生オーディションに合格し研究生候補となる。2012年6月に正規メンバーに昇格。大島チームK、高橋チームAを経て、2015年「春の人事異動」で峯岸チームKに異動。2015年9月16日、『第6回AKB48グループ ソロシングル争奪じゃんけん大会in横浜アリーナ』で優勝。シングル『右足エビデンス』でソロデビュー。2016年1月8日〜1月11日、ジェットラグプロデュース『罠』(紀伊國屋ホール)に出演。2016年1月13日放送のドラマ『AKBホラーナイト アドレナリンの夜』(テレ朝)第27話『死舞』では主演を果たす。
シングル『右足エビデンス』
12月23日発売/1,524円(CD+DVD)/You,Be Cool! 
『右足エビデンス』
第6回じゃんけん大会優勝者・藤田奈那のソロデビューシングル。藤田の魅力を活かしたダンスナンバーで、ミュージックビデオを収録したDVD付き。作詞は秋元康、作曲は前田敦子のソロ曲などを手掛けた菅井達司、編曲はAKB48の『Green Flash』『僕たちは戦わない』『唇にBe My Baby』などを手掛けている佐々木裕。カップリング曲『君は今までどこにいた?』はじゃんけん大会2位〜16位の15名が歌唱する。
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AKB48の公式メンバーを時給1000円のアルバイトとして採用する『バイトAKB』企画の第二弾として、「ぱるる」の愛称で人気のAKB48・島崎遥香がプロデュースする『ぱるる選抜』のメンバーを募集中。
昨年行われたバイトAKB第一弾では、オーディションで50名のメンバーを採用。そのなかからドラフト会議、新潟のNGT48のオーディションを通じて、AKB48グループの正規メンバーも誕生している。今回の第二弾募集では、島崎遥香プロデューサーに選ばれたメンバーは、総合プロデューサー・秋元康が作詞する楽曲でCDデビュー。さらに『バイトル』CM出演が約束される。

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