荒井敦史&阿久津愼太郎(D2) | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「荒井敦史&阿久津愼太郎(D2)」

2012/02/10

「最後のシーンを目撃することで家族愛を知ることもできる映画だと思います」

Lead
【BOYS☆インタビュー】
若手俳優集団“D-BOYS”の弟分ユニット『D2』の荒井くん主演映画『ライフ・イズ・デッド』がついに公開! 感染してレベルが上がるとゾンビ化してしまう“アンデッド・ウィルス”に犯された若者の葛藤を見事に熱演! 今作で久々の共演となる、D2の仲良しコンビ・荒井くんと阿久津くんの和気あいあいトークをお届けっ!!

「最後のシーンを目撃することで家族愛を知ることもできる映画だと思います」

D2

写真左より、荒井敦史、阿久津愼太郎(D2)

Q 映画『ライフ・イズ・デッド』は既存のゾンビ映画とは全く異なる、日常とゾンビの共存とも言える映画。演じる方は表現が難しかったのでは?

荒井 「そうですね。この役が決まった時に“どういう作品なんですか?”って聞いたら“ゾンビものだよ”って回答だったので、それを受け入れていたら、台本を頂いて読んでみて驚きましたね。物語が進んでいくにつれてゾンビになるという役ではなくて、いきなりゾンビになっている状態から始まるっていうのがわかって。これは難しいなって思いましたね」

Q 設定が難しかった?

荒井 「最初の演技の設定として、どれくいまでゾンビに蝕まれている感じにするかによって、最終形態の表現も変わってくるし、最終形態が本当にヤバいところまでいってしまうのなら、スタートではどれくらいまで見せるべきなのかってことを考えていくのが難しかったんです。お話をもらった時に、そこが一番肝になってくるんじゃないかなってことを感じましたね」

D2

荒井敦史

Q ゾンビとはいえ、普通に暮らしてますしね。

荒井 「そうなんですよね。説明するのが本当に難しい。映画を観ていると、こういうことがないわけじゃないって気がしてきますよね。ロボットが出て来て街を破壊するわけでもないし、ただ普通の田舎の風景の中にゾンビが当たり前のようにいる。普通の人間の姿なんだけど、“ゾンビになっています”っていう設定が、想像できなくもないから共感が出来るんじゃないかなとも思うんです」

Q 阿久津くんから見ていて、UDVに蝕まれていく荒井くんの演技はどうでしたか?

荒井 「同じシーンにいることはあまり多くなかったけどね」

D2

阿久津愼太郎

阿久津 「そうなんですけど、それでもゾンビの発症にも段階があったので、それによって荒井さんが演じ方を変えていたので、そこはすごいなって思っていました。ゾンビ映画って最初に聞いたときに、ホラー映画だと思って台本を読んだら、人間関係が交差したり、恋愛感情も含まれているんですよね。自分は結構、少女マンガを読むんですけど、愛の表し方っていっぱいある中で、ゾンビをモチーフに恋愛模様や人間愛をあらわすのは斬新だなとも思ったんです。そこで荒井さんのどんどんゾンビ化していく演技が、よりそういった人間模様をも引きつけるんだなって思って、見ていました」

荒井 「ありがとうございますっ」

Q 阿久津くん自身が演技していて難しいと思った部分は?

荒井 「あれはハマり役だったよね。阿久津はヒーローだったよね。消子を助けるシーンにしても。あれは想像以上にカッコイイよ!」

阿久津 「本当? ありがとうございます。僕の場合は、役作りとしては、矢白は消子のことが好きっていうだけなんだけど、ゾンビが関わることによって複雑化しているのはあったので。自分の中では複雑なんですよね。好きな女のコのお兄ちゃんはゾンビだし。そこでの人間関係の作り方は大変でしたね」

Q 消子役のヒガリノちゃんと演技を話しあって作ることはあった?

D2

映画『ライフ・イズ・デッド』より

阿久津 「僕が演じる矢白が消子の部屋に乗り込んでいくシーンの時は、ふたりで、目指す表現が出てくるまで探ってみようって、頭を撫でる以外のこともやってみたんです。その中で一番、役としてしっくりくるものをふたりで探し合いました。それで撮影が止まっちゃったんですけど、それでもこだわって、監督さんも一緒にやってくれたので、みんなで粘って作り上げました」

Q 登場の仕方はちょっと気持ち悪かったけど(笑)、彼は消子ちゃんの支えにもなってくるし。それに矢白はごくごく普通の人だったしね。

阿久津 「そうなんですよ。結局、観ている人は普通の人。観ている人と、こちら側でゾンビに苦しんでいる人の、懸け橋じゃないですけど、一番共感できる役なのかなっていうのも思ったので、観てくれる人を作品の中へ連れて行く役としても、心掛けて演じました」

Q 荒井くんは演じていて大変だったことというと?

D2

映画『ライフ・イズ・デッド』より

荒井 「順番に撮っていくわけではなかったことですね。かなり短期間で撮影をしたんですが、ゾンビのレベル1〜5まである中で、5を撮った後が3だったり、4から2、3から5を撮るとかって演技をしなきゃならなくなったのが難しかったです。オレ自身はこの映画で、順番に撮ってると思わせたら勝ちだと思っているくらいに、そこは意識して演じていたので、反応が楽しみですね」

Q レベルによって、主人公が動ける範囲も違うしね。

荒井 「特殊メイクをしていたのを落として、普通に歩けるくらいに戻って。そう思ったら、次は歩くのもままならなくなってきて、倒れちゃったりとか。それが大変でした」

Q その苦労を経て完成した『ライフ・イズ・デッド』。どんな風に楽しんでもらいたいですか?

荒井 「逝雄を取り巻く人物たちにもそれぞれエピソードがあるんですね。その登場人物たちそれぞれの視点で見てみるのも面白いと思います。逝雄の視点から見れば、自分の感情を押し殺して、死ぬのがわかっているのにどうしてみんなに優しく出来るんだろうって思ったり、元カノの茜の視点に立てば逝雄には『UDV感染してない』って嘘をついていて、実際には感染していたり。色んな役の視点から観るのも楽しいので、何度観ても楽しめると思います」

阿久津 「愛の表し方がすごく斬新だと思います。特に家族愛の描き方。最後の家族の愛の表現は、自分としても見たことのないものでした。そのシーンでは本当に心を揺さぶられましたし、死を以て生を知る、みたいな。最後のシーンを目撃することで、家族愛を知ることもできる映画だと思います」

インタビュー・終わり

撮影/草刈雅之 取材・文/えびさわなち


映画『ライフ・イズ・デッド』
D2

(C)2012「ライフ・イズ・デッド」制作委員会

2月11日(土)シネマート六本木他順次ロードショー
出演:荒井敦史、ヒガリノ、川村亮介、阿久津愼太郎、しほの涼、永岡卓也、中島愛里、円城寺あや、小林すすむ

近未来、世界中に人間の体液によって感染する“アンデッドウィルス”(UDV)が蔓延していた。その症状は5段階に分けられており、レベル5になると、心臓も思考も停止しているのに動きまわる動く死体、すなわち“ゾンビ”になってしまう。赤星逝雄(荒井)は、UDV感染の宣告を受け、そのせいで就職もできずニートになってしまう。両親と共に妹の消子(ヒガリノ)は兄を思い献身に尽くす。ストレスが大敵のUDVだが、世間のUDVに対する風あたりはますます厳しくなっていき、逝雄のUDVレベルはどんどん上がっていってしまい……。
荒井敦史/あらい・あつし●1993年5月23日生まれ、埼玉県出身。ワタナベエンターテインメント所属。『第21回JUNONスーパーボーイコンテスト』ビデオジェニック賞受賞。2月17日〜19日に開催されるイベント『春どこ2012』に出演。春公開の映画『リアル鬼ごっこ4』に主演。
阿久津愼太郎/あくつ・しんたろう●1995年6月21日生まれ、栃木県出身。『第6回D-BOYSオーディション』グランプリを受賞。2月17日〜19日に開催されるイベント『春どこ2012』に出演。4月から公演の舞台「D-BOYS STAGE 10th『淋しいマグネット』」に出演。
映画『ライフ・イズ・デッド』
D2

(C)2012「ライフ・イズ・デッド」制作委員会

2月11日(土)シネマート六本木他順次ロードショー
出演:荒井敦史、ヒガリノ、川村亮介、阿久津愼太郎、しほの涼、永岡卓也、中島愛里、円城寺あや、小林すすむ

近未来、世界中に人間の体液によって感染する“アンデッドウィルス”(UDV)が蔓延していた。その症状は5段階に分けられており、レベル5になると、心臓も思考も停止しているのに動きまわる動く死体、すなわち“ゾンビ”になってしまう。赤星逝雄(荒井)は、UDV感染の宣告を受け、そのせいで就職もできずニートになってしまう。両親と共に妹の消子(ヒガリノ)は兄を思い献身に尽くす。ストレスが大敵のUDVだが、世間のUDVに対する風あたりはますます厳しくなっていき、逝雄のUDVレベルはどんどん上がっていってしまい……。

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×