刈谷友衣子 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「刈谷友衣子」

2011/08/05

ヒロイン「こと」の人間的な部分に惹かれました

刈谷友衣子
ファッション誌『ラブベリー』でモデルとして活躍中の刈谷友衣子ちゃんが7月23日スタートのNHK連続ドラマ『金魚倶楽部』でヒロイン・春川こと役に大抜擢。初の連続ドラマ、初ヒロインの心境、そしてデビューのきっかけからプライベートまで、いろいろ聞いちゃいました。



刈谷友衣子

刈谷友衣子

Q 初ヒロインを務めた『金魚倶楽部』の撮影に臨んだ2カ月間はどうでした?

「私にとって、かなり大きな経験になりました。監督とお話しした時も、“すごく成長することができたよね”っておっしゃって。元々“しっかりしてるね”って言われてたんですけど、“始まる前より今の方が、しっかりしたと思うよ”と言われて。すごく学ぶことや吸収することが多かったし、同世代のキャストの方と芝居することで、たくさん刺激を受けられたので、それがすごく自分にとってよかったなと思います。この現場で初めてのヒロインっていう役をできたことがすごく幸せだなって、終わったときにすごく感じました」

Q 「ヒロイン」といえば、現場で全体を引っ張らなきゃみたいな気持ち?

「同世代とはいえ年上の方ばかりだったので、気持ち的にはすごく頼りにしていて、たくさん学ばせていただこうという思いで現場に入りました。実際現場に入ると、私はこう思ってたのに画面ではあまり出てなかった、とかいうことが最初多くて、大丈夫かなと不安だったんですけど。監督さんが一から教えてくださったので、すごくいい勉強になりました」

Q 同世代のキャストの演技に刺激を受けたということですが?

「木田香代子役の水野絵梨奈ちゃんとの芝居のときに、感情をむき出しにされる場面があって。私が演じる春川ことは、すごくいじめられているという現実もすべて否認して、人と関わらずに線を引いているコで、いじめられてても、それを辛いと思わないというか、そう見せない。そのストレスで、たまに声が出なくなってしまうんですが、声が出ないときに、絵梨奈ちゃんにすごく感情をむき出しにされるんです。でも、そのお芝居を受けてから、自分自身が変わったかなっていう思いがあって、すごくいい刺激を受けたなと思ったんです。」

Q 現場でどんどん吸収できることがあったみたいですね。

「水野絵梨奈ちゃんは大学一年生なんですけど、すごく刺激を受けたというか、お互いを高め合えました。芝居をテストで出し過ぎちゃうと、本番で気持ちが下がってしまったりするんですけど、彼女はテストから本番へのテンションの保ち方とか、持っていき方がすごいなと感じましたね」

Q 春川こと役を獲得したオーディションは、どんな内容だったんですか?

「はじめに会場に男女5人くらいずつで入って、自己紹介や、監督、プロデューサーと少しお話をしました。その後に男女ひとりずつで残って、芝居を順番にやるんですが、最初は『金魚倶楽部』の役ではなくて、最終審査のときに『金魚倶楽部』の台本でやらさせていただきました。携帯小説の原作があるので、オーディションを受ける前に読んでいて、何故かわからないんですけど、“春川こと”っていう人にすごく惹かれて。彼女の雰囲気と人間としての部分に惹かれて、やりたいなと思っていました。その思いはすごく強かったんですけど、面接のときにはあまり伝えらなかったんです。でも私を選んでくださったことは、すごく嬉しかったし、自信にもつながりました。だから、決まったときは中途半端に終われないと思って、すごく楽しみでしたね。」

刈谷友衣子

『金魚倶楽部』の制作発表会見より。

右は入江甚儀。

Q 春川ことに惹かれたわけは?

「自分が持ってない部分が多いからこそ惹かれたと思うんです。根がすごく強くて、それでいて、人に対してすごく優しいというか。私にとっては初めてでないことも、彼女にとっては初めてのことが多くて、彼女がそれを初めて感じたときにどう受け止めるのかとか、考えたりしながら読んでいて。たまに出てしまう人間くささも彼女の魅力のひとつだし、人間として、魅せられたというか、惹かれてしまいましたね。もっと彼女を知りたいって」

Q 実際に演じていく中で、自分とシンクロした部分は?

「この子はどういう状況でも人の前では、辛いとか悲しいとかの感情を見せない子なんです。そうやって我慢したりするのはどこか似てる部分があるから、そういう感情にわりとスッと入れたのかな」

Q この役を演じる上で、役づくりは何かしましたか?

「とにかく台本を読み込まないと不安な人なんですよ、自分は。読み込んで、この人のクセはなんだろう?とかたくさん考えました。でも本読みのときに、キャストの方たちと自分が演じる役だけじゃなくて、それぞれの役についてどういう印象を持ったか?とか、たくさん話し合いの機会があったので、あまり不安を持たずに撮影に臨めました。あと春川ことは、私のイメージの中ですごく華奢というか、痩せている女の子っていうイメージだったので、その為にも少しダイエットをしました」

Q 仕事などの前には結構完璧に準備していくタイプ?

「かもしれないです。やっぱり台本をもらったら読みこんでないと不安だったりするので。ずっと読んでたりして、勉強とかもできなくなっちゃったりするんですけど(笑)。そういうところも、それはそれで全部私なので」

Q ドラマの撮影中にあった印象的なエピソードは?

「毎日がすごく楽しくて、今までの芝居とはまた違った新たな魅力を見つけられたというか、もっとたくさんの作品に出たいなって思えた現場でした。本井孝哉役の栗原吾郎くんがすごく面白いキャラなので、その子の発言とか行動をみんなで見て笑ったりとか。なんか、彼はすごく変わってて、すべてが“へぇ〜”みたいな感じで(笑)」

Q みんながツッこむというか、逆に呆れる感じ?

「(笑)。そうですね。言っていいのかわからないですけど、そんな感じです(笑)。ちょっと変わっていて、ゴキブリが好きだとか(笑)、変な趣味で。“この虫がこれを食べて…”とか、そんな動画を見るのが好きな変わった子で。でもすごくあったかい現場でした」

Q 今はモデルから女優の仕事が増えていますが、この仕事についてどう思いますか?

「今は、自分の中で、女優さんというのが大きくて。今回の現場では、たくさんのことを学ばせていただいて、成長できたというのを感じました。あとはやっぱりこの業界にいると人との出会いが増えるということもあって、普通の中学生では会わないような人とたくさん出会って、自分の世界が広がるし。出会いっていうのは、すごく大切だなと思います。人との“縁”も大きいと思うので。女優さんはそこがいいところだなと思います。自分の考え方も変わってきていると思います」

Q ドラマ『金魚倶楽部』の見どころをお願いします!

「自分の居場所がなかった「ハル」(入江甚儀)と「こと」。ふたりが出会って、お互いにどう成長していくのかとか、それぞれが持っている悩みや葛藤とかが描かれていて、共感できる部分とかもあると思うので、ぜひドラマを観てください」

インタビュー・Part.2へ続く

Part2では友衣子ちゃんのデビューのきっかけやプライベートについて聞いちゃいます。

NHK連続ドラマ『金魚倶楽部』
(7月23日スタート/毎週土曜/23:30〜25:59)高校3年生の柊ハル(入江甚儀)は学校でも目立つモテ男のくせに、女の子にも進学にもいま一つ興味が持てず、日々を気だるく過ごしていた。ある日、後輩の女子が嫌がらせにあっているのを見て手を差し伸べる。その後輩、1年の春川こと(刈谷友衣子)は、家庭環境を理由に女子達からいじめられていた。そんな彼女に、ハルは“居場所を作ろう”と持ちかけ、2人だけの部活作る。金魚倶楽部を通じて徐々にお互いを心の拠り所にするようになる2人。だが、ハルを好きな女子生徒達からのいじめがエスカレートしていって…。
かりやゆいこ●1996年11月30日、愛知県出身。趣味は音楽鑑賞、得意なスポーツは体操(マット運動)。09年『ラブベリー』専属モデルオーディション準グランプリをきっかけにデビュー。CM代々木ゼミナール、映画『告白』『東京家族』、ドラマ『鈴木先生』などに出演。(フォスター所属)


NHK連続ドラマ『金魚倶楽部』
(7月23日スタート/毎週土曜/23:30〜25:59)高校3年生の柊ハル(入江甚儀)は学校でも目立つモテ男のくせに、女の子にも進学にもいま一つ興味が持てず、日々を気だるく過ごしていた。ある日、後輩の女子が嫌がらせにあっているのを見て手を差し伸べる。その後輩、1年の春川こと(刈谷友衣子)は、家庭環境を理由に女子達からいじめられていた。そんな彼女に、ハルは“居場所を作ろう”と持ちかけ、2人だけの部活作る。金魚倶楽部を通じて徐々にお互いを心の拠り所にするようになる2人。だが、ハルを好きな女子生徒達からのいじめがエスカレートしていって…。

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