茂木忍×岩立沙穂×峯岸みなみ(AKB48 チーム4) | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「茂木忍×岩立沙穂×峯岸みなみ(AKB48 チーム4)」

2015/03/04

オーディション合格はゴールじゃなくて、スタート地点だと思う

AKB48 チーム4

AKB48チーム4で共に活動する、1期生の峯岸みなみちゃん、13期生の岩立沙穂ちゃん、茂木忍ちゃん。この3人の共通点はデ☆ビューの読者だったということ。夢に向かって懸命に努力してきたメンバーたちが、オーディションの経験や、AKB48で活動する上での想いについて語ります。

峯岸さんはデ☆ビュー05年9月号に掲載された『秋葉原48プロジェクト』の広告を見て応募したんですよね。
峯岸「いろんなオーディションを受けたいと思っている時期で、こういう雑誌が一番分かりやすくて参考になるので、デ☆ビューを買って見ていました。『ホリプロタレントスカウトキャラバン』とか、メジャーなオーディションを受けようと思っていたんですけど、たまたまこのAKB48の…まだAKB48とも呼ばれてない時期ですね。『秋葉原48プロジェクト』を親が見つけて。実は最初、私は“怖いからいやだ”って言ったんです(笑)」
茂木「この記事、初めて見ました。ちょっと怪しい(笑)」
岩立「ホントだ(笑)」
峯岸「よくわかんないし、秋葉原?エッ?って。でもこの秋元(康)さんの顔写真に親が釣られて。“すごい人だから、受けてみなさい”って言うから、“う〜ん”っていう感じで、しぶしぶ書類を送ったなかの一つで、これだけたまたま受かったという。だからデ☆ビューさんを見てなかったら、そして応募してなかったら、今AKB48にもいなかったのかなって思うと、不思議な感じがします」
茂木さんと岩立さんは、AKB48に入る前に2人ともデ☆ビューの誌上オーディション『Push!』に登場していただいたことがあります。デ☆ビューを手にするようになったきっかけは?
茂木「物心ついたときから芸能界に入りたいって思っていました。お母さんも協力的で、オーディションを探す中でデ☆ビューさんが一番参考になると思って買い始めて、今も家にたくさんあります。『Push!』に載せていただいた写真は、家の廊下で撮ったんですけど、一応志望をアイドルとかモデルって書いているので、ちょっとでも脚を長く見せようと思って、つま先立ちしているんです(笑)」
岩立「芸能界やアイドルに興味があって、オーディションを受けていました。私、本屋さんが好きなので、雑誌のコーナーでデ☆ビューを見つけてからは必ずチェックしようと決めて、発売日がすごく待ち遠しかったです。親は、アイドルや大人数のグループは大変だから、あなたには向かないってAKB48に関してはずっと反対していたんですが、私はすごく受けたくて。11期のときにデ☆ビューに応募要項が載っていたので、これは応募するしかないって思いました。その後3度目の挑戦で合格しました」
AKB48のオーディションを受けたときのことを思い出してもらえますか?
峯岸「最終審査はダンス審査と歌の審査があって。大きなスタジオで一斉に振り入れをして、グループごとに見せるという感じでした。当時私はダンスを習っていたので、すごく自信があって、振りを覚えるのも早かったんです。でも夏(まゆみ)先生が、“覚えてなくても何でもいいから、とにかく前を見て、自信を持ってやって!”とおっしゃっていて。スキル以上に、心意気とか、気持ちを見てるんだなって思いました。歌の審査でも、そのときは“上手に歌わなきゃ”とか“間違えちゃいけない”というふうに考えていたんですけど、あとから話を聞くと、“あのときの掛け声が良かった”とか、“ヘンな曲のチョイスが良かった”とか、私たちが思っている以上にいろんな角度から審査員は見てるんだということが分かりました。無難に上手くやろう、成功しようって縮こまるよりも、やりたいことを自由にやったほうが、審査員の目には留まるんじゃないかな。これから受ける人は参考にしてもらいたいです」

峯岸みなみ

その時点での完成度よりも個性を重視しているんですね。
峯岸「あっちゃん(前田敦子)も当時、歌は全然上手じゃなかったし、声がひっくり返ったりしてたけど、やっぱりそういうことじゃないんだなって」
茂木「私は10期から13期まで4度受けていて、審査内容はダンスと歌と質疑応答で、システムは同じなんですけど、緊張で記憶が全然なくて。でも合格した13期のときのことは覚えています。13期のダンスの課題曲は『フライングゲット』で、1回曲を流しただけで、完璧に踊れる子もいたのですごく焦りました。でも、これまで受けた3回は緊張がひどくてガチガチになって失敗したので、“今回はとにかく楽しもう”と思って、自分に“大丈夫!大丈夫!できる!できる!”って言い聞かせました。ダンスや歌もあまり難しく考えず、楽しめたのが良かったんだと思います」
岩立「私は11期オーディションのときに最終審査まで行ったんですが、最終審査の面接で、すごく後悔が残る答えをしてしまって。それがすごく心残りだったので、13期でまた最終審査に進んだときは、後悔だけはしない、全部やり切るって決めて行きました。審査の日が学校の文化祭で、それを途中で抜けてオーディション会場に行ったんです。学校は私立の中高一貫校で、芸能活動禁止なので受かったら学校を辞めなくてはいけないし、高校2年生の冬だったので、受験に専念するかの選択も迫られていて。でも、どうしてもやりたいことってあるじゃないですか? アイドルは昔から憧れていたものだし、芸能界デビューが一つの目標だったので、どうしても達成したいと思って、審査会場まで行く道で“思いのたけをぶつけよう”と心に決めて行きました。11期の質疑応答で聞かれたことは悔しすぎて覚えているんです。学校のことを聞かれて、私はそのときハッキリとした自分の意志が言えなくて。その1年の間に、自分がやりたいことは何かというのをひたすら考えて、答えを出して、13期では後悔しないようにやり切りました」

岩立沙穂

それぞれが元デ☆ビューの読者で、AKB48を受けて、今は同じチーム4で活動を共にしているということについてはどう思いますか。
岩立「不思議な縁ですよね。1期生のみいちゃん(峯岸)がここにいるのもかなり不思議ですもんね(笑)」
峯岸「2人がAKB48を好きで、自分なりに動いていたときには、自分はもうAKB48だったんだなって思うと、すごく不思議ですね。逆に今の子たちって、入ったときからみんな結構肝が据わっているし、洗練されている子も多くて。1期生のときはみんなひどかったんですよ、全体的に(笑)。自分ももちろん、見た目も中身も本当に垢抜けない子たちばっかりだったので。私は1期の募集を早めにお母さんが見つけてくれて、そのタイミングで応募できたから今ここにいるんじゃないかなって思います。今受けたらたぶん、ムリだったんじゃないかな(笑)。でも今5年目の20歳よりも、10年目の20代のほうが経験値は大きいし、しかも1期生は、当時は辛かったことも全部を見てきているので」
岩立「AKB48は『何期生』というように、代々受け継がれていくものがあるので、先輩の存在や経験値はすごく大きいです。今は卒業されている先輩も多いので。後から入った私たちメンバーもしっかりしていかなきゃいけない時期だと思います。今こうして一緒に活動させていただいて、たくさん学ぶことができているので、もっと経験を積んでいきたいです」
茂木「私がAKB48を好きになったときには、峯岸さんは『言い訳May be』で選抜メンバーだったので。もうぶっちゃけ最初は学ぶというより、“はっ、峯岸さんだ”、“さん”というか、ファンだから“みいちゃんだ!”(笑)みたいな気持ちでいました。でもこうして接させていただくなかで、やっぱりAKB48という門下に入り…」
峯岸「門下(笑)」
茂木「先輩という意識もちゃんと芽生えて。礼儀的なことは1コ上の先輩に習うんですけど、ずっと上の先輩からは“盗む”というか、見て勝手に勉強させてもらっていて。なるべく先輩たちに近づきたいと思っています」

茂木忍

デ☆ビューの読者は“なりたい”という強い気持ちを持った子たちが多いので、AKB48のなかにおいても自分の場所を切り拓いていく気質を持っているのかなって思います。
峯岸「芸能界に入るには、オーディションとスカウトという方法があるんですけど、スカウトってすごく選ばれた人間、恵まれた人間だけに訪れるチャンスだと思うんです。スカウトがきっかけで売れている方も多いと思いますが、オーディションを自ら選んで受けて来た人のほうが、メンタルや、粘り強さがあるんじゃないかっていうのが私の勝手な持論です。自分で選んだ道を進むのはすごく意志の強さが必要で、難しいことだけど、そこを乗り越えて、私たちも今があるので。やっぱり待つだけじゃなくて、自ら切り拓いていくことはすごく大事なんじゃないかなって思います」
岩立「デ☆ビューを読んでいる方は、まずはオーディションに受かるのが目標だと思うんですけど、受かった後というのが長いんです。私も受かるまでが長かったですけど、受かった後も活動4年目に入って、シングルの選抜にまだ入れているわけでもないし、後輩には輝いている子が多いし、そこで活動を続けていくにはメンタルの強さは必要だとすごく感じています。受かったから終わり、じゃなくて、その先もずっとずっと目標を持って頑張っていくことの大事さを伝えたいです」
茂木「私、デ☆ビューを読んでオーディションをいっぱい受けていた時期が、自分が一番積極的だったのかなって思ってしまうこともあるんです。AKB48に入って、“入れた!”って落ち着いちゃったかなあって。みんな合格したことにホッとしちゃうというか満足しちゃうから、それで満足しないようにしないといけないって、今の自分にも言いたいし、今目指している人にも伝えたい」
岩立「そこがやっとゴールじゃなくて、スタート地点だと思うので」
そこから長くモチベーションを保ち続けるのは大変なことですよね。
峯岸「そうですね。目の前のものをやり終えた先に、やっとまた何かが見えてきてっていう繰り返しで。でも、一つのお仕事がいろんなことにつながって行くので、たくさんの小さな出会いひとつ一つを当たり前と思わずに大切にしていけば、きっと大きな何かにつながるんじゃないかと。自分で言いながら、その気持ちを持ち続けるのはすごく難しいことだと思うんです。もし初心を思い出せなくなったら、自分の履歴書だったり応募写真だったり、デ☆ビューの記事だったりがそばにあると、また頑張れるんじゃないかなって思います」
岩立「私も良く見ます!」
茂木「見ますね」
峯岸「そういう気持ちを大切にしながら、前に進んでほしいと思います。最初に目指したころのデ☆ビューは大事に取っておいてほしいです」

撮影/mika(f-me)


Profile

みねぎし・みなみ●1992年11月15日生まれ、東京都出身。ニックネーム:みいちゃん。チーム4キャプテン。プロダクション尾木所属。
いわたて・さほ●1994年10月4日生まれ、神奈川県出身。ニックネーム:さっほー。AKS所属。
もぎ・しのぶ●1997年2月16日生まれ、千葉県出身。ニックネーム:もぎちゃん。AKS所属。

AKB48の39枚目のシングル『Green Flash』が3月4日発売。3月25日『AKB48ヤングメンバー全国ツアー〜未来は今から作られる〜』(岩立・茂木)、26日『AKB48春の単独コンサート〜ジキソー未だ修行中!〜』(全員)が、さいたまスーパーアリーナで開催される。

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×