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2020/06/30 18:56

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百田夏菜子、事務所所属15周年にスターダストプロモーション所属を目指す後輩に向けてエール「夢を抱いた人たちにたくさん入ってきて欲しい」

百田夏菜子(ももいろクローバーZ) カメラマン/加藤千絵(CAPS)
百田夏菜子(ももいろクローバーZ) カメラマン/加藤千絵(CAPS)

 数多くのスターを輩出してきたオーディション情報サイト『デビュー』が、窪田正孝や百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、小笠原海(超特急)、秋本帆華(TEAM SHACHI)ら数多くの元『デビュー』読者のOG・OBスターが所属する「スターダストプロモーション」とのコラボオーディションを現在開催中。そこで『デビュー』に掲載されていた『スターダスト☆オーディション2005』で芸能界デビューのきっかけを掴んだ百田夏菜子に直撃インタビュー。事務所所属からちょうど15周年という“先輩”に、デビュー当時の思い出やこの15年で成長したこと、そして後輩へのエールをたっぷりと語ってもらった。

■百田夏菜子(ももいろクローバーZ)

――オーディションに応募した当時、15年前の百田さんは、どんな女の子でした?

「小5の時、オーディションを受けて事務所に入った当初は、正直ここまで芸能活動を続けていると思わなかったです。そもそも、私自身は、新体操やバスケットボールをしていて。将来はスポーツ選手になりたいという別の夢がありましたし。習い事で通っていたダンススクールで、オーディションを受けることが流行っていたので、私もたまたま応募したのがきっかけです。なので、最初は何をやりたいとか自分がどうなりたいとか、はっきりとした夢がこの世界にあったわけではないんです。やっていく中で、そこから夢や目標がいっぱいできてきました」

――小学生ですからね。

「そうですね。何か一つのことに対して本気で取り組んだり、熱中したりっていうことがなくて、新体操もバスケも”楽しかったらいい!“という考え方だったんです。だから、何度も監督やコーチに怒られたこともあったのですが…(苦笑)。そんな感じで、この世界も”楽しそうだな”って思って始めました」

――オーディション自体もダンススクールで他の生徒のお母さんに勧められたことがきっかけだったとか。

「当時は芸能界ってどんなものかぜんぜん分からなくて、母と一緒に雑誌の『デ☆ビュー』を買っていろいろと勉強して。その時に『スターダスト☆オーディション』を見つけて応募したことで、人生が大きく変わりました」

――小学生の百田さんが描く“芸能界”って、どんなイメージでした?

「私はダンスを習っていたので、当時はモーニング娘。さんが大好きでした。あと、柴咲コウさんや岡田将生さんが出ているドラマなどを観ていたので、そういう人たちが所属している事務所だから、きっと大きなところなんだと安心して応募した記憶があります。静岡に住んでいると、芸能界ってまったく別の世界のことに感じていたというか、本当に存在するのかな?っていうような不思議な感覚だったんです。事務所に入ってからも、柴咲さんや岡田さんにお会いすることはなかなかなかったので、自分も同じ事務所にいる実感もなかったです(笑)」

――オーディションに合格してから1年弱は、事務所から連絡がなかったんですよね。不安になりませんでした?

「本当に芸能界のことを何も知らなかったので、そこまで気にしてなかったんです。芸能事務所ってこんなものかなと。合格してから1年後くらいに連絡がきて、そこからレッスンを受け始めたっていう感じで、週末に部活と両方しながら静岡から通っていました。レッスンを受ける中で、年に数回、事務所からオーディションの案内が来て、それを受けては落ちる……という繰り返しでした」

――それほどモチベーションがない時期としても、オーディションに落ちることってショックじゃないですか?

「私、受かると思って受けたことがなかったんですよ!(笑)。オーディション会場にはいつも大勢の人が受けに来ていて、一緒にオーディション受けていても、自分よりすごい人たちしかいないし、自分なんかが受かるハズがないだろうなって思っていて。でも、学校生活や部活に影響を及ぼすような仕事がなかったので、普通に学校行事や部活に一生懸命打ち込めていたから、逆に焦りもなく良かったのかもしれません。そんな中、事務所内でオーディションっぽいことがあったみたいで、宣材写真を撮ったりしていたら、新人開発部から芸能3部に所属という感じになっていたんです。その頃、事務所内でアイドルグループを作る動きがあったみたいで、私はプロフィール欄に“特技=ダンス“って書いていたので、それでオーディションに呼ばれたみたいで。そこからいろんなことが動き始めていきました」

――それが、後の“ももいろクローバー”に繋がると。“ももクロ”は結成時に、路上ライブやビラ配り、自分たちで考えてのファンイベントなど……。けっこう酷な下積みがレッスンとイコールになっていましたね。

「子どもなので、何も知らないから上手く大人に騙されてたりしていましたけど(笑)、それが私たちにとっては、すごくいいことだったんですよね。周りの人たちに『変わってるね』とか『そんなことやっていたんだ』と言われて、“自分たちは珍しいことをしていたんだな”と気づきました。インディーズだった頃、マネージャーの運転するワゴン車で車中泊しながら全国を回ったり、路上ライブで照明がないからと、ワゴン車のライトを当ててライブをしていたり……。自分たちも“アイドル”の経験がなかったので、それが普通のことだと思っていて気づかなかったんです」

――そういった経験は、得るものも多かったのでは?

「真夏に駐車場の脇のスペースでライブしたことがあって。空きスペースがあればどこでもライブをやっていたので、スペースを探すことが、私たちの最初の仕事だったんです。自分たちでラジカセとマイクを持って、運動会みたいに、路上ライブをやる場所決めから始めて。日陰を必死で探していました。真夏の昼間に路上ライブした時、アスファルトがめちゃ熱くて。“夏の路上は裸足で歩かないほうがいい!”と学びました! あと、ビーサンでも底の薄さで直に熱さが伝わるので危険です。そういう発見とかはありましたね(笑)」

――大事な発見ですね!

「それでも当時はめっちゃ楽しかったんですよ! 今思い返すと、ももクロのデビュー前は、本当に変なことばかりだったと思いますが、そういう経験があったからこそ、より今がありがたく感じるのかなと。いろんなことを自分たちでやってみて、学んだことが今でも財産になっています。あの頃は、毎週末に代々木公園で路上ライブをやっていたんですが、そのときに配るビラも自分たちで作っていて。ライブ前に日程を合わせて、メンバー全員で集まって『ももクロ新聞』を書いていました。そういうのも図工の時間みたいで楽しかった。ももクロのライブは、作り込んだセットや世界観もあれば、今も変わらずそういう手作り感満載のライブも未だに多いんです」

――ももクロの活動が「楽しい!」から「本気」に変わったのはいつ頃でした?

「代々木公園で路上ライブしていたときに、NHKホールがいつも見えていたので、『いつかこんなステージに立ってみたいね』って言っていたんですよね。でも、そんな風に言っていた当時は、正直、本気で立てるとも思っていなくて、まだ夢物語みたいなことを言っているだけだったんです。そんな時期に、AKB48さんの劇場公演に連れていってもらったことがあって。生でAKB48さんのステージを観て、“自分たちが足を踏み入れようとしているアイドルの世界って、こんなにすごくキラキラしているところなんだ!”って衝撃を受けました。そのときに、一緒に観に行っていたスタッフさんから『頑張らないとな』って言われたひと言を今でもすごく覚えています」

――その後も多数のイベント出演を経て刺激を受けたり、多くの人の目に触れることでグループ自体も大きくなっていきました。

「いろんなイベントに出ることや対バン相手に呼ばれることによって、広い層の方々に知っていただけたのかなと。自分たちの単独ライブもだんだん大きな会場になってきましたし。イベントに出演することが重なって、グループとしての転機に繋がったと思います」
――この15年で、百田さん個人として転機となったお仕事は?

「やっぱり、朝ドラ(NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』)に出演させていただいたことは大きかったです。毎日のように、TVで観ていただけて、『ももクロの子』から、役名の『良子ちゃんだ!』と声をかけていただく機会も増えましたし、ご年配の方からも声をかけていただくことが増えて新鮮でした。それと、本当に個人的な転機としては、『お前が(ももクロの)リーダーな』と言われた日かな(笑)。当時は、リーダーをやるっていうのが本当に嫌だったし、自分の中でもいろいろと迷いがあって。その後もしばらくは“何で私が?”と思いながら過ごしていました。でも、リーダーを任せてもらったことで、リーダーの役割というものをわからないなりに、少しずつ物事を見る目線も変わってきたと、今になって思います。今でもポンコツですが(笑)」

――ポンコツリーダー(笑)。

「私、やらなくていいことはやらない人だったんですよ。本当にな〜んにもやらないんです! そんな過去の自分を考えると、リーダーになったことで、人として成長させてもらったなと思います」

――そんな百田さんが所属するスターダストプロモーションと、百田さんのデビューのきっかけとなった『デビュー』がコラボオーディションを実施中なんですが、スターダストプロモーションってどんなところですか? 

「本当に良い事務所ですよ(棒)。えっ、なんて伝えたらいいんですかね?(笑)。居心地はすごく良いですし、温かい事務所です。個人的には“ギラギラ”していないところが好きなんです」

――いい意味で、ギラギラしてないですね(笑)。

「ギラギラっていうようり、キラキラしているんです! そういう雰囲気なところが居心地良いなって思います」

――今回のオーディションでどんな後輩に入ってきてほしい?

「そうだな〜。やっぱり、夢を持っているということは、とても輝いていることだと思います。そういう夢を抱いた人たちにたくさん入ってきて欲しいです」

――最後にそんな夢を抱いて、芸能界を目指す未来の後輩たちに向けて、応援メッセージをお願いします。

「自分が“やりたい!”と思ったことは、何でも挑戦してみて欲しいです。私も挑戦してみて失敗したこともありましたが、後悔をしたことはありません。ちょっとでも興味があるなら、まず応募してみて欲しいです。スターダストプロモーションの中には、いろんな部署があるので、事務所に入ってから、やりたいことがたくさん見つかって広がっていくことだってあると思います。少しでも興味がある方は、ぜひ応募してみてください!」

――ありがとうございました。

カメラマン/加藤千絵(CAPS) 取材・文/柳真樹子

 このほか、ももいろクローバーとしての活動やマネージャーとの関係など、百田夏菜子インタビューの全編、そして窪田正孝・百田夏菜子・小笠原海・秋本帆華ら、デビューOB・OGスターが多数所属するスターダストプロモーションとの『“デビューっ子”コラボオーディション』の応募方法はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載中(下記リンク参照)。

百田夏菜子(ももた・かなこ)●1994年7月12日生まれ、静岡県出身。スターダストプロモーション所属。2008年に結成、現在、絶大なる人気を誇るアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダー。ももクロとして精力的に活動する一方、ソロとしても女優や声優など多方面で活躍中。2015年の青春映画『幕が上がる』において、第70回毎日映画コンクールのスポニチグランプリ新人賞(女性)にノミネート。2016年にはNHK 連続テレビ小説『べっぴんさん』でメインキャストを演じ、2018年にはNHK BSプレミアム『プラスティック・スマイル』でドラマ初主演を果たす。さらに、アニメ『映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルセット)のひみつ』ヒロイン声優や、ディズニー配給の映画『ブラックパンサー』日本語吹き替え版声優も担当。さらに、今秋公開予定のおジャ魔女どれみ20周年記念作品『魔女見習いをさがして』への声優出演も控える。

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