しゃべるより歌っている方が多いくらい昔から歌が好き！

アニメ『極上!!めちゃモテ委員長』(テレビ東京系)で主人公の女のコ・北神未海(きたがみ・みみ)の声を担当している小川真奈ちゃん。キャナァーリ倶楽部のメンバーとしても活躍する真奈ちゃんはこの春高校に進学したばかり。仕事のことはもちろん、学校生活から意外な趣味までたっぷり話してくれました。

Ｑ　人見知りを直すために入った芸能界、仕事が楽しいと思えるようになったのはいつ頃から？

「最初はＣＭとかのモデルをしていたんですけど、5年生の時に昼のドラマ(『虹のかなた』TBS系)に出演したら、学校のみんなや、習っているバレエの先生から、たくさん声をかけてもらえて。そこで変わりましたね。自信が出てくるようになりました」

Ｑ　2007年3月には、つんく♂さんプロデュースのガールズユニット“キャナァーリ倶楽部”のメンバーに。

「最初は、何のオーディションかよく分からないまま受けていました(笑)。受かって皆で集まったときに最初に聞かされたのが“元気な日本！うちらも地域も活性だぁ”というユニットのスローガン。いろんなことをやるんだなって思いました。実際に歌を中心に、イベントとかライブをやったり、ボランティア活動も積極的に参加しています。最初のボランティア活動は立川駅南口の商店街活性化で、私たちの2ndシングル『青春万歳!』が応援ソングになって、夏のパレードに出たり、駅前で募金活動をしました。それから、浦安でゴミ拾いをしたこともありましたね」

Ｑ　今までに体験したことのないような活動ばかりだね。

「ボランティアもそうですけど、イベント自体もやったことがなかったから、ファンの人との接し方すらわからなくて。それに一人からグループでの活動になって、その中でどう動けばいいのか最初は戸惑いました。メンバーの年齢層も12歳差と広いから、どういう会話になるのかなあって。でも年上の人はお姉さんみたいに相談に乗ってくれるし、同い年の子とは学校の友達感覚で話せるし、一番下の子からは、その子達の年代で流行っているものを教えてもらって、すごく楽しいですね」

Ｑ　グループとして活動する一方で、昨年は「スッピンロック」でソロデビュー。

「ソロのお話は、去年の私の誕生日の頃にきました。つんく♂さんから直接メールをいただいたんです。15歳になったことだし、そろそろ歌ってみないかというような内容でした。うれしくて何回も何回も読み直しました」

Ｑ　歌は大好きだったの？

「家ではしゃべるより歌っていることの方が多いくらい、昔から大好きでした。最近は、高校に通う電車の中でもちょっと聞こえない程度に鼻歌を歌っちゃうんですけど(笑)。家に古いカラオケ機があって、幼稚園の時からよくそれで歌ってましたね。バラードが好きだったので、小柳ゆきさんの曲とか」

Ｑ　幼稚園で小柳ゆきさん…。アニメの歌ではないんだ！

「小学生のころも宇多田ヒカルさんとかジュディ＆マリーを聴いていました。中学に入ってからは絢香さんが大好きで、キャナァーリ倶楽部のオーディションのときは全部、絢香さんの曲を歌いました」

Ｑ　でも初ソロの曲はロックテイストでバラードとは真逆！

「どんな曲になるのかずっと考えていたんですけど、まさかロックを歌うとは思ってなくて。聴かないし歌わないしって感じで、レコーディングの時も長い時間戸惑ってたんです。でも、レコーディングに立ち会ったつんく♂さんが“明るい曲は笑顔で歌って”て教えてくださって。それからはずっと笑って歌いましたね」

Ｑ　ご両親もとても喜んでくれたでしょう？

「もう何回も聴いてくれました。自分でいうのも何なんですけど、すごい親バカなんですよ、特にお父さんが。高校に通うようになって、仕事もあるし家にいる時間が少なくなってきたら、私を家で見つけるとすぐ飛びついてくるんです(笑)」

Ｑ　ちゃんと受け止めてあげている？

「それは……その時の気持ち次第で(笑)」

Ｑ　４月からはラジオ番組(『キャナァーリ倶楽部〜以心伝心〜』TBSラジオ)のパーソナリティーも務めて、今後もいろいろな活動をしていくと思うけど、一番やりたいのは歌？

「そうです。いろんな人に共感して聴いてもらえるような歌手になりたいです！」