秋元才加(AKB48) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「秋元才加」

2010/11/12

AKBのなかで私の立場って言うのは“絶妙”というか“微妙”

秋元才加
AKB48チームKのキャプテン・秋元才加ちゃんが舞台『ACT泉鏡花』(10日まで東京グローブ座、以後地方5都市で公演)で本格的な演劇に挑戦中! そして10月からは『笑っていいとも』月曜新レギュラーにも大抜擢。マルチに活動の幅を広げる才加ちゃんにインタビューをしてみると、そこにはトップアイドルの意外な本音が!



Q 10月からは『笑っていいとも』(フジ系)の月曜レギュラーに大抜擢!

秋元才加

秋元才加(AKB48)

「記者会見の一週間前に言われて、親にも誰にも言ってなくて。全然ピンとこなくて、(前日でも)本当に私なのかなって思ってるぐらいで(笑)。皆からメールが来て周りがワーッてなっているので、ちょっとついていけてないという」

Q 「なんで自分が?」という感じ?

「AKBのなかで私の立場って言うのは“絶妙”というか“微妙”というか。チームKのキャプテンだけど、選抜には入らないときもあるし。でも何も無いというわけじゃなくて、一人でメディアに出させていただくこともたくさんある。そこは秋元康さんも“秋元はアイドルっぽくないから”って分かって下さっていて。こうして外部から呼んでいただけるということは、その一つひとつがちょっと評価していただけているのかなというのが分かって嬉しいですね」

Q AKB48として初めて「テレフォンショッキング」に出たときにはどう思いました?

「私たちはホントにちっちゃいところ(AKB48劇場)からやってきているので、『いいとも』に出たときに強く感じたのは、AKBに興味がない人もたくさんいるので、“このコたち好印象だったな”って思ってもらえるように意識しようということ。ホームのときはちょっと甘えた発言をしてもいいけど、外に出たら本当にたくさんの人に向けて話をしなきゃいけないっていうことを、もっと考えていかなきゃいけないと思いました。今だからこそ」

Q 追い風が吹いている今だからこそ、ですね。

「私たちは結構“束モノ”と思われがちで、“AKB48は知ってるけど一人一人の顔は分からない”という方も多い中で、一人で出させていただいたり、顔を覚えていただけたりというのはみんな最終的な目標だと思うので。AKBできっと終わらないし。それを繋げていくのも、ここで終わりにするのも考え方だなって思います」

Q そこへAKB代表として『いいとも』に一人で乗り込むわけですが…

秋元才加

『笑っていいとも!』(フジ系)
新レギュラー発表会見より

「私で大丈夫かな〜(笑)。私から入ってっちゃマズいと思うんですよ。“こういうコもいるんだ”ってとっかかりになれたらいいんですけど、なれるかなぁ? という感じなので(笑)」

Q いつも高いハードルを与えられて、クリアしているように思うんですが。

「今は楽しいですね。最初は“アイドルってここまでやるの?”ってところから始まって、“あたしコレできないから才加やって”っていう場面もありつつ、バラエティでは、私は面白くしようとしているつもりはないのに、“じゃあここは才加ね”って結局役割が決まってて。なんで私だけがコレをやんなきゃいけないんだろうとか、“ヨゴレ役”って言われたこともあるんですけど、それがバカにされてるんじゃないかって思ったり、すごく嫌な時期もあったんですけど……」

Q そんなときもあったんですね。

「逆に思い切って、“一生懸命やってる私を見て、笑ってもらえるんだったらいいや!”って芸人さんみたいな考えで恐れ多いんですけど(笑)。何を言われても、演技やるときは全力でやるし、ふざけるときは全力でふざけるし、何が悪い!っていうふうに思うようになって。そうした結果『いいとも』の話が来て、自分が一番びっくりしてるんですけど(笑)。私的にはなにも面白いことはできないけど、お昼のバラエティの頂点に抜擢されたってことは、間違いじゃなかったなと」

Q 『いいとも』月曜日のメンバーは女性一人ですが。

「みなさん優しそうで、受け止めてくれそう。それを生放送のなかで肌で感じて、馴染んでいきたいと思っています。AKBでは役割が決まっているんですが、外部に出ると、まず“才加ちゃん”ってアイドルとして扱ってくださるので(笑)。探り探りだと思うんですが、そこをどう上手く距離を縮めて“ドンドンやっていきましょう!”みたいな感じにできるかが勝負かな?」

Q 会見で「なんでもやります!」って言ってました

「いろんなところでいろんな顔を見せたいというのが私の中での目標なので。将来的には女優としてもやるし、バラエティも全力でやるという、いつになってもどっちも全力やりたいなと思っているんです」

Q そもそも、芸能界を目指したきっかけは?

「私、目立ちたがり屋で、小さいころから派手で奇抜なファッションとか、奇抜な発言をするコだったので、目立ちすぎて“あのコ何?”みたいな感じでずっといじめられてたんです。もともと歌も好きだったんですが、芸能人になったら私のこういうところや、好きな格好は許されるんだ、じゃ絶対になる!って。いじめられてたときに、ずーっと“ブス”とか言われていて、でも芸能界に入ったら、そんなことも言えなくなるだろうと、最初はそれをバネにして見返してやろうって思っていましたね」

Q コンプレックスの反動だったわけですね。

「自分に自信が無かったので、自信をつけたいと思って、月刊デ☆ビューも読んでオーディションに応募していました。未だにそのときの気持ちがあるので、弱気になったり、毎回“大丈夫ですか?”って自信が無い部分が出るんですけど。今は一生このお仕事しかしたくないと思っているので、ひとつひとつに慎重に、一生懸命頑張りたいという糧にはなっています。見返したいという気持ちも、“怒り”とか“憎しみ”みたいなネガティブな感情じゃなくて、転換の方法を変えればエネルギーになるんだなって思いますね」

Q AKB48のオーディションを受けたときのことは覚えていますか?

秋元才加

『笑っていいとも!』(フジ系)新レギュラー発表会見より

「まず、オーディション会場を間違えちゃって(笑)。1時間前に行ったんですけど、ギリギリで気づいて。雨の日だったのですごい濡れて、ブーツも折れちゃって、ボロボロだったんです。もう高2だったので、これが受からなかったら大学とか決めなきゃいけなかったので、もう最後のオーディションと思って受けて。それまで何回もオーディションを受けて、いいとこまで行っても最終的に落ちるので、もう気張んないほうがいいんだなって。月刊デ☆ビューにもよく書いてあるじゃないですか?“ナチュラルに行け”って、その意味が今すごい良く分かるんですけど」

Q それでナチュラルに行ったんですか?

「ジャージにミニーちゃんのTシャツで、ワキに穴が開いてたんですよ、終わったあとに気づいたんですけど(笑)。ジャージのまんま歌の審査を受けてまして。聞くところによると、AKB48の宮澤佐江ちゃんのお母さんが“なんであのコジャージだったの?”って言ってたらしく。秋元(康)さんも面接で“なんで君はジャージなんですか?”って聞いてきたので、“ジャージを着てても受かる人は受かるし、受からない人は受からないです”ってすごく強気な発言をしまして(笑)。そう聞かれたのはすごく覚えてますね」

Q 逆ギレ気味の発言ですが、実際合格してここに居るのだから、真実ですよね。

「実際秋元さんも、“どんな服を着ていても魅力は分かる”って言っているし。今仕事をしていても、着飾らないのがオーディションで一番だなっていうのを感じます。私もオーディションを受けていたときはメイクばっちりで、ビシッとした感じて行っていたんですけど、審査員はそこを見ているんじゃなくて、このコがどう何色にも変わっていくかっていうのを見ているんだなと。女優さんを見ていても、ホントにナチュラルな方が多いし、今、身に染みて分かります、5年かかりましたね(笑)。等身大で肩の力を抜いて……今も力入っているって言われるんですけど、自分では少しずつ抜けてきたかなって思います」

インタビュー・終

【Profile】あきもとさやか●1988年7月26日生まれ、千葉県出身。アイドルグループAKB48でチームKのキャプテンを務める。テレビ『AKBINGO!』(日テレ)、『週刊AKB』(テレ東)などに出演中。10月より『笑っていいとも』(フジ系)月曜新レギュラーとして出演中。舞台『音楽劇 妖しのポップファンタジー ACT泉鏡花』は10日まで東京グローブ座、12日【仙台公演】電力ホール、15日【名古屋公演】名古屋名鉄ホール、17日【長崎公演】長崎市公会堂、20日【京都公演】京都芸術劇場 春秋座、23・24日【金沢公演】北國新聞赤羽ホールにて上演。7日より『☆AKB48秋元才加・宮澤佐江のうっかりチャンネル☆』(文化放送 毎週木曜日21:30)がスタートする。

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