生駒里奈×池田純矢 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「生駒里奈×池田純矢」

2020/04/17

「好奇心を持って一歩踏み出してみるということが大事だと思います。それを躊躇なくできる人間がきっと芸能界には多い」

生駒里奈×池田純矢池田純矢

――今作のメインビジュアルに、『さあ、好奇心の扉をあけよう』というキャッチフレーズがありますが、お二人がお芝居の好奇心をくすぐられた瞬間、その扉をあけた際のエピソードを教えてください。

生駒「私は2017年に出演した少年社中さんの『モマの火星探検記』です。まだ乃木坂46だったころに出演した作品なのですが、アイドル活動をセーブして初めてお芝居だけをやってみたんです。当時、自分の中では、これをやってできるか、できないかを見定めて、芸能界を辞めるか辞めないかを決めようって思っていて。あまり人には言っていなかったけど、ある種の賭け期間だったんです。そんな中で、1回だけ本番で自分のことを俯瞰で見ることができた瞬間があって。本当に一瞬だけだったんですけど、“うわ〜!”って衝撃を受けたんです。お芝居を続けていったら、こういう瞬間が増えるのかな、増やしていきたいなって思ったのが、お芝居を始めてみようと思ったきっかけです」

――そのときに、乃木坂46を卒業したとしたら、女優の道に進みたいと決意したんですか?

生駒「当時は、本当に芸能界に居てもな…っていうくらい病んでいて。そんなときに『モマの火星探検記』の中で、『やりたいと思ったことをやればいいんだ』っていうセリフがあって、すごく好きなセリフなんですが、『やりたいと思ったことをやっていいの?』って思って。そんな言葉をかけてくれるなんて、家族以外になかったし、初めてここで会った人に、セリフとはいえ、本当に言ってもらえたような気がして、それがすごく嬉しかったんです。それで、“じゃあ、うちはコレがやりたい!舞台やりたい!”って思って、やり始めました」

生駒里奈×池田純矢

――池田さんはいかがですか?

池田「僕はこの仕事を始めて14年になるんですが、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストがデビューのきっかけで、そこから役者事務所に所属して、その流れでお芝居を始めてというスタートだったので、当時は漠然としていたというか、お芝居が心底楽しい!って思いながら始めたわけではなかったんですよね。それが変わったのが、とある映画で、初めて受けたオーディションだったんですが、ちゃんとしたセリフがあったり、役と向き合ってやった初めてのお芝居のお仕事だったんです。そのときに、現場で監督にめちゃくちゃ怒られまくって、本当に毎日のように泣いていて。地方で撮影していたんですけど、みんながご飯食べに行ったりしているなか、僕はずっとリハーサルルームで監督に毎日毎日指導されて…。正直、逃げたいと思っていたし、撮影中はそんなに楽しいって思う瞬間はなかったんです。でも、そんな僕に対しても監督が根気強く付き合ってくださって、何か一つ通ったんでしょうね。ただ、僕は監督から言われたことを必死にやっているだけだから、それは僕の実力でやったわけではなくて。ただ、完成した作品を試写室で観たときに、本当に自分ではない誰かがそこにいたような感覚になったんです。そんな中で、試写が終わって帰ろうとしたときに、監督から『良かったじゃん』って言われて、思わず泣いちゃいました。いつか自分の実力で『良かったじゃん』って言われるような人間になりたいと思いましたし、お芝居が好きなのかもっていう入口に立った瞬間だと思います。そこからはやりたいことしかやってない。何かになりたい、10年後どうしていたいっていうのでは、あまりやっていなくて、その日、その瞬間に面白いと思ったほうにいくっていう感じでやっています」

――先輩方の貴重なお話をお伺いできたとことで、最後に芸能界デビューを目指す読者に向けてメッセージをいただけますか。

池田「本当に、このキャッチフレーズ『さあ、好奇心の扉をあけよう』という言葉に尽きると思います。彼女の『やりたいと思ったことをやればいいんだ』っていうセリフもそうだし、僕が選んできた“面白いほうに行く”っていうこともそうだと思うのですが、どちらにしてもきっかけは何であれ、選択の連続ではあると思うんです。“デビューしている、していない”関係なく。やりたいことがあるときに、その選択が自分にとって面白いのか面白くないのか…っていうことだけで考えていいんじゃないかなって思います」

生駒里奈×池田純矢

――若いうちは特にそうですよね。

池田「そうですね。好奇心を持って一歩踏み出してみる、扉をあけてみるっていうことが大事なんじゃないかなと。それを躊躇なくできる人間がきっと芸能界には多い。みんなが足踏みするところで臆することなく行けちゃう人がすごいんだろうなって思います」

生駒「確かに!」

池田「自ら能動的に興味を持って動くこと、そして興味が向いたらそれに対する否定文を考えないことが大切なのかなと思います」

生駒「私自身は10代のうちにいろんな作品を観たかったなっていう後悔が20代になってからあって。今は、時間が許す限りいろいろと演劇を観に行ったりしていて、それでワクワクするだけでも自分の糧になると思っています。今の若い子たちって、『これをやるためにはどうしたらいいんだろう?』っていう悩みが多いと思うんです。でも悩んでばかりで行動しないのでは何も前に進まないから、その悩みは捨て去って、まずは飛び込んでみるっていうのもいいと思います。私も地元に居たときに、学校を転校したいという気持ちで思い切って出てきたら、良い方向にことが進んで行ったという感じなので」

池田「僕も一緒。地元から出たかったから」

生駒「理由はなんだっていいんですよね。それを追い求めすぎてしまうと離れていってしまうような気がするので、とにかく行動あるのみだと思います」

――この作品を観に来るというのも、何か自分の扉をあける瞬間になるかもしれませんよね。

池田「そうだと思います!」

生駒「思い切って行動した私たちがやっている作品なので、ぜひ観に来てもらって、それを楽しんでもらえたら嬉しいです」

PROFILE

生駒里奈(いこま・りな)●1995年12月29日生まれ、秋田県出身。乃木坂46合同会社所属。2011年に乃木坂46の1期生オーディションに合格。その後、乃木坂46の中心メンバーとして活躍。2018年に同グループを卒業後は、女優として様々な作品で活躍中。主な出演作は、映画『コースプパーティー』、舞台『じょしらく弐 〜時かけそば〜』、『あさひなぐ』、少年社中『モマの火星探検記』、舞台『暁のヨナ』、少年社中『トゥーランドット〜廃墟に眠る少年の夢〜』、映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』、DisGOONie『PHANTOM WORDS』、朗読劇『私の頭の中の消しゴム 11th Letter』、朗読劇『逃げるは恥だが役に立つ』など。

池田純矢(いけだ・じゅんや)●1992年10月27日生まれ、大阪府出身。バール所属。2006年『第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』準グランプリ。『海賊戦隊ゴーカイジャー』(EX)で伊狩鎧/ゴーカイシルバー役を演じ、注目を集める。その後、様々な作品で活躍する一方、2015年には自身が脚本・演出を手がける企画「エン*ゲキ」を立ち上げ、第1回公演『君との距離は100億光年』で舞台演出家デビュー。第2回公演では弱冠24歳にして紀伊國屋ホール上演を果たす。近年の主な出演作は、ミュージカル 『HEADS UP!』、舞台『オセロー』、映画『曇天に笑う』、NHK BSプレミアム『大岡越前5』、『痛快TV スカッとジャパン』(CX)、舞台『PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』など。

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Information

エン*ゲキ#05『- 4D - imetor(フォーディメーター)』

※全公演の中止が決定されました。公演の延期日程を調整中です。詳細は、公式サイトをご覧ください。
◆公式サイト:https://enxgeki.com/

『- 4D - imetor』

作・演出:池田純矢
出演:生駒里奈×池田純矢
玉城裕規/松島庄汰 田村心 新子景視
藤澤アニキ 北村海 町田尚規 前田りょうが 相田真滉
阿南健治

≪story≫
私設研究機関「渡来超能力研究所」の所長・渡来暦は世間からオカルトマニアの変人と噂されながらも、超能力の解明に明け暮れていた。
ある日、研究所の壁面からまるでテレポーテーションのように突如出現する記憶を失った謎の少女・ノア。
ルーツを辿る唯一の手がかりは「ノア、必ず帰ってこい。渡来超能力研究所で待つ」と書かれた血まみれのメモ。
時を同じくして、首相官邸ではテロ組織が超能力でも無ければ不可能な手口で総理を人質にとり、立て籠もるという事件が発生。
渡来は、ノアやテロ組織ら超能力者を、三次元の肉体を持ちながら四次元世界に干渉できるように進化した新人類"4Dimetor"と推論し、事件の真相を追う。一方、政府の「国立研究所」では何やら不穏な気配が立ち込めていた。
失われた記憶、血まみれのメモ、テロ組織の目的、国立研究所の闇...
あらゆる謎が、パズルのピースを埋めるように次々と解き明かされていく。

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