リカの仕草や口調がつい出ちゃうんです(笑)

ドラマ『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)で、華山リカ役を演じている大政絢ちゃん。『SEVENTEEN』の専属モデルも務め、キュートな魅力で同世代の女のコからも大人気。女優としても話題作に次々と出演している絢ちゃんにドラマの裏話などをたっぷり聞いちゃいました！

Ｑ　『メイちゃんの執事』の華山リカは、どんな女のコなの？

「気が強くて、きついコトを言ってしまうんだけど、どこかかわいらしさがあって。第２話の後はメイちゃんを助けたりもするんだけど、いつもの口調は相変わらず強気。ツンデレな部分があるので、そういうところも見てください(笑)」

Ｑ　常に至れり尽くせりで“お姫様だっこ”までしてくれる、イケメン執事についてはどう思う？

「ずっと一緒にいられるのは……。メイちゃんも最初、執事を嫌がっていたけど、私もそうなっちゃうと思います。一人の時間がほしいと思うし、ずっと一緒にいたら、まいっちゃいますよね(笑)。でも、何も言ってないのにすぐモノが出てくるのはいいなあと思ってしまいます(笑)。“お姫様だっこ”のシーンは、第１話であったんですけど、実際撮ってみると、うれしいというより何だか申し訳なかったです(笑)。撮影が始まったばかりの頃だったし、何回か撮り直したので、執事・青山を演じる真山(明大)さんには、ずっと“すいません、すいません”って謝っていました(笑)」

Ｑ　その真山さんとは、もうすっかり打ち解けた？

「ちょっとツボが変わっていて、面白い方です(笑)。変なところで笑ったり、ダジャレを言ったりされるんです。木場役の夕輝壽太さんと仲が良くて、夕輝さんに“この飲み物で何か、ダジャレを言って”って急にふられても、真山さんはすぐに面白いダジャレを言ってくれるんです。落ち着いていて、あまりしゃべらないタイプの方だと思っていたので、“こういう人なんだ！”ってビックリしました。男性の出演者の方は面白いことを言うのが本当に上手で、女性陣は笑ってばかりなんです。もし自分にダジャレをフラれたら？　困っちゃいますね(笑)」

Ｑ　楽しく撮影しているのが、ドラマからも伝わってきますよ。

「全体的に仲が良くて、とても明るい撮影現場なんです。中別府葵ちゃんとは初めてだったけど、すぐに仲良くなったし。『太陽と海の教室』(フジテレビ系)で一緒だった谷村美月ちゃん、忽那汐里ちゃんもいるので、最初から入りやすかったです。休憩中には、みんなでおしゃべりをしています。何を話しているのかよく分からないくらいとりとめのない会話なんですけど(笑)、いっつも笑っている気がします」

Ｑ　昨年出演した学園ドラマ『太陽と海の教室』では、がらっと違って自殺願望を抱く女のコ・次原雪乃を演じていたよね。

「自殺しようとして、人を巻き込んで死なせてしまう。演じていて、それがどんなに重いことなのかを実感しました。そして雪乃をどうやって演じたらいいのか、本当に悩みました。周りから見たらイヤな女のコかもしれないけど、雪乃の目線から見るとかわいそうな子なんだなと思うところもあったので。それに、学園ドラマの中で一人だけ浮いている存在になるのは、結構、つらいんです……。役的に“みんなに話しかけていいのかな？”“距離を置いた方がいいのかな？”とか考えたりもして。雪乃を演じていた時は、私自身も気分が沈んじゃいましたね。ただ、それだけ役に集中してお芝居ができたのだと思います」

Ｑ　役に入り込むタイプなのかな？

「そうですね……。でも、今回のリカは撮影の時以外ではそういうこともないので、雪乃の場合は考えすぎちゃったのかもしれません。あっ、だけど最近はリカの仕草がつい出ちゃうんです(笑)。気づいたら、腕を組んでいたり、口の下に手を当てていたり。口調もちょっときつくなっちゃって、自分で“この言い方、リカだ！”ってハッとして。みんなにもそうだって言われちゃいました。仕草をずっと気にして演技しているから、移っちゃうのかな？(笑)」

PART2につづく…

Text／新保克哉(日刊編集センター)