仲里依紗 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「仲里依紗」

2009/11/20

妹がオーディションに応募してなかったら、今ごろコギャルだったかも(笑)

仲里依紗
ドラマや映画で大活躍の仲里依紗ちゃんが、11月2日からauで配信されているLISMOオリジナルドラマ第8弾『恋ばな-スイカと絆創膏-』で微妙な恋愛感情に揺れる主人公に! 20歳になったばかりの里依紗ちゃんの飾らないコメントで、笑いが絶えないインタビューになりました。



仲里依紗

Q デビューのきっかけを教えて!

「少女コミック雑誌の『ちゃお』(小学館刊)に掲載されていた『シンデレラコレクション』っていう漫画があるんですけど、その漫画の主人公の女のコに似てる子を探せっていうオーディションがあって。そのことを知った妹が私の写真を送ったんですよ。それが今の事務所が主催してたオーディションだったんです」

Q もともと芸能界に憧れはあった?

「なかったですね。小さい頃から洋服が大好きで、家が洋服店をしているというのもあって、マルキュー(SHIBUYA109)の店員になりたかったんです。コギャルに憧れていたんですよね(笑)。ちょうど小学校5年生の時コギャルブームで、浜崎あゆみさんに憧れて、“私、コギャルになる〜。将来の夢はコギャル〜”って言ってました。だから、妹が応募していなかったら、いまごろコギャルだったかも(笑)。そんな子供だったので、お芝居をやるなんて考えたこともなかったです」

Q そんな思いもしなかった芝居の世界に飛び込んで、戸惑うことも多かったのでは?

「これは親に感謝なんですけど、小っちゃい時から、映画や音楽をいっぱい流してくれていたんです。この世界に入るまで芝居のことなんて考えたこともなかったけど、自然と今の仕事が好きと思えるようになったのは、いろんな作品を観てこれたおかげ。もし映画や音楽に触れる機会がなかったら、きっと引き出しがなくて何もできなかったと思うし……。本当に親には感謝ですね」

仲里依紗

Q 今回、『恋ばな-スイカと絆創膏-』でケータイドラマに初挑戦。演じてみてどんな印象を持った?

「すごい世界観が不思議だと思いました。言葉にしたら簡単なストーリーなんです。まず大学の女性の先輩を好きになって、さらにその先輩の彼氏も好きになってしまうという話で。そのときにしか見せられない女のコのピュアな部分や表情とか、サークルで皆でワーワー盛り上がっている青春も描かれていて、すごくキラキラした作品なんです。でも言葉ひとつひとつの意味とかに深いところがあって、難しい話だなって思いました」

Q 里依紗ちゃんが演じる主人公の襟川桐子は、サバサバした女のコだよね。

「実は最初の桐子の設定は、ドジでおっちょこちょいで、どちらかというと男のコからは可愛がられる守ってあげたくなるような女のコだったんです。でも、撮影当日に監督から“オッサンぽくして”って言われて。最初は何でかなって思ったけど、桐子をオッサンぽくすることで、全体を通してみると、ストーリーとか友達との関係とか作品に深みが出るんじゃないかなと思います。最後の方でわかる桐子の意外な一面がより引き立ってくるし、複雑な心境が見えてくるというか。これは人それぞれが感じることで正解というのはないと思うんですけど、私はそう感じました」

Q いきなり“オッサンぽくして”と言われて、難しかった?

「リハーサルまでと真逆になったので、ちょっとビックリしたけど、“言い方は私の普段のままな感じでいいんすかね?”って監督に聞いたら“そうそうそう、本当そうだよ”って言われて、すぐに対応できました(笑)。それに、私はもともと役を作り込まないタイプなんです」

Q 役を作り込まないのは、里依紗ちゃんのポリシー?

「事前に役を作り込んじゃうと、ロボットみたいになるような気がして嫌なんです。よく“女優さんって、演技でウソをつくのがうまいからコワイ”って言われることがあるんですけど、私はお芝居はウソじゃないと思っています。その役になりきって感じたことを演じるワケだから。セリフの順番を逆に言っちゃったとしても、感じたままに出てきたセリフなら、それはそれでいいと思うんです。友達から、そのとき演じている役と実際の私を比べて“全然キャラが違う”って言われることがあるけど、例えば『恋ばな』をやっているときの私は桐子であって、仲里依紗じゃないんです」

Q 里依紗ちゃんにとって演じることは、感じることなんだね。

「いつも、その人(役)に本当になりきって直球でお芝居をして、お客さんに感動してもらいたいって思っています。例えば泣くシーンのときに、キレイな顔で泣こうとも思わない。実際に人が泣く時って、めっちゃブサイクになるじゃないですか。だからキレイな顔で泣かないっていうリアリティーがあってもいいのかなって思うんです」

Part.2に続く

Text/藤岡真司(日刊編集センター)
【Profile】なかりいさ●1989年10月18日生まれ、長崎県出身。ティーン誌のモデルとして活躍したのち、女優活動を開始。主なドラマ出演作に『ハチワンダイバー』『任侠ヘルパー』(ともにフジテレビ系)など。映画では2006年劇場版アニメ『時をかける少女』のヒロインの声を務め、高い評価を受け話題に。08年公開の『純喫茶磯辺』では第30回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第63回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。10年3月には期待作『時をかける少女』、5月には『ゼブラーマン2〜ゼブラシティの逆襲〜』の公開が控える。LISMOオリジナルドラマ『恋ばな-スイカと絆創膏-』は、11月2日からauで配信スタート。12月28日まで毎週月曜日配信。詳しくはhttp://lismo-drama.jp/(アミューズ所属)

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