Sea☆A | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「Sea☆A」

2011/08/31

この曲は日本を夢見ていた私たちのストーリーでもあるんです

Sea☆A
シンガポールで開催されたアニメフェスで出会った4人がスカウトされて日本へ! そんな“ジャパニーズ・ドリーム” をつかみ、大好きなアニメソングでデビューを果たす4人組アイドルSea☆Aを来日中にキャッチ!「なかなか会えな いアニソンアイドル」の素顔に迫りました!



Q 本国ではなく、日本でデビューすることになった気分はどう?

Sea☆A

Sea☆A

エステル 「すっごく光栄です! 私たち4人とも小さい頃から日本のアニメが大好きで、今では人生の一部みたいに感じているので」

ベリル 「アニメを見てアニソンを口ずさんで、そんなふうに育ってきましたから、日本のアニメのED主題歌でデビューできるなんて夢みたいです!」

ウィニー 「ホント、私たちにとっては信じられないくらい幸せなことなんです。アニソン歌手にはすごく憧れていたけど、両親からも『日本は遠い国だからムリな話だ』って言われていましたし」

ヴァレリー 「そもそもシンガポールで歌手デビューするのってすごく難しいことなんです。それがまさか、憧れの日本でかなうなんて!」

Q そもそも、日本デビューが決まったキッカケは?

ベリル 「私たち4人とも、シンガポールで毎年開催されてる『Anime Festival Asia』というアニメフェスティバルのメイドカフェで働いていたんです」

エステル 「そこにはライブステージもあって、私たちはメイドさんの格好をしてアニソンを歌ったり踊ったりしていて、それを見ていたホリプロの方が、私たちをスカウトして下さったんです。ホントにホントに信じられない話!」

Q メイドさんにはどうやってなったの?

ヴァレリー 「オーディションがありました。ネットで募集をしていて、私は『会長はメイド様!』というアニメが大好きだったから、メイド服が着られるならぜひやりたい! と思って応募しました」

ウィニー 「私はマレーシア人なのですが、以前からコスプレイヤーとして活動をしていてインドネシアのコスプレ雑誌にたまに出ていたんです。それを見た方が、オーディションに誘ってくださったんです。私も『会長はメイド様!』に憧れていたから、キャー! って感じでした」

エステル 「私もコスプレが好きで、オーディションには日本の女子高生の格好をしていきました。大きなジャケットとリボンみたいな」

Q オーディションではどんなことをしたんですか?

ベリル 「まず写真と履歴書を送って、その後に面接がありました。なぜメイドになりたいのか、どんなアニメが好きなのかといった質問がありましたね」

ヴァレリー 「あと、日本語で自己紹介する審査もありました」

Q 4人とも日本語はしゃべれたの?

Sea☆A

Sea☆A

ヴァレリー 「アニメを通して少しは知っていたけど……」

ベリル 「でも、まさかそんな審査があると思わなかったからほとんど。『ハジメマシテ、ワタシハベリルデス』くらい」

ウィニー 「発音が重要だったみたいです。アニメフェスにいらっしゃるお客さんは、日本の本物のメイドカフェを体験したいわけですから」

ヴァレリー 「お客さんはほとんどシンガポールとかマレーシアとかの人なんです。だけど『おかえりなさいませ、ご主人様』とか『いってらっしゃいませ、ご主人様』とか、そういう定番のご挨拶は日本語で聞きたいんですよね」

Q なるほど〜。では、面接以外にはどんな審査があったの?

エステル 「メイド服を着てポーズを撮ったりするカメラテストがありました。カメラの前で堂々としていられるかを審査したかったみたいです」

Q オーディションは緊張した?

ウィニー 「私とエステルは元がコスプレイヤーだからぜんぜん、ね?」

エステル 「絶対にメイドさんになりたい! って思っていたので、恥ずかしがってるヒマはなかったです」

ベリル 「私は……もともとがシャイなほうなのでかなり緊張しました。オーディションを受けるのもまったく初めてでしたし」

ヴァレリー 「私もお話するのがそんなに得意なほうじゃないし、そんな私にメイドが務まるのかしら? って思っていました。だけど、そんな不安よりもアニメとメイドへの憧れのほうが強かったんです。ホントに日本のアニメは私の人生にたくさんの勇気を与えてくれた存在なんです」

Q アニメ『カードファイト!! ヴァンガード』のED主題歌としてオンエア中のデビュー曲「DREAM SHOOTER」は日本語で歌ってますよね。難しくなかった?

Sea☆A

『DREAM SHOOTER』8月10日発売/
1200円(Normal Edition)/ランティス。
TVアニメ『カードファイト!!ヴァンガード』
新EDテーマ。ランティスより発売。

エステル 「ぜんぜん! 私たちアニソン育ちですから(笑)」

Q 特に好きなフレーズは?

ヴァレリー 「私は『溢れ出す情熱』というところですね。歌っていて自分も勇気をもらえるし、メッセージ性が強く、歌を通じて人にも勇気を与えられると思うので」

ベリル 「私は『みんなの笑顔』というフレーズが好き。ここを歌うたびに、May'nさんの上海でのライブでオープニングアクトで出演させていただいた時に、オーディエンスのみなさんがすごくステキな笑顔で迎えてくれたことを思い出すんです」

ウィニー 「『ひとりひとりの輝きで創る世界』というところが好きです。国境を超えてみんなのキラキラした思いで、世界を創って行くってすごく希望が持てますよね」

エステル 「私はシンプルなセンテンスだけど、 『YES、GO、YES、GO』というところ。勇気を出して一歩踏み出せば、そこにチャンスが待ってるかもしれな い。だったら迷わず行こうよ! っていつも自分に言い聞かせていましたから」

Q まさにみなさんがメイドカフェのオーディションを受けたように?

エステル 「そうですね。最初にヴァレリーも言っていましたが、シンガポールという国で歌手デビューするのってすごく難しいんです」

ヴァレリー 「そう。というのは、シンガポールの音楽産業というのはすごく規模が小さいんですね」

ウィニー 「マレーシアもそう。だからシンガポールやマレーシア出身の歌手はたいてい、台湾や香港で活動するんです」

エステル 「歌手になりたいと思ったら、まずはスクールに通って有名な先生について、そこで認められた人はやっとコンテストを紹介してもらえる。そんなに大規模なコンテストではないけれど、いくつかはシンガポールでもあるんです。そこに台湾や香港からスカウトの方がいらっしゃるんです」

ウィニー 「だから歌手になろうと思ったら、まず中国語を学ばなければいけない。だけど私は日本のアニメやアニソンが大好きだったから、その方向性に行きたいとは思わなかったんです」

ベリル 「なので、私達の国の人から見ると、私達が日本でデビューして日本のアニメやアニソン文化の一部になりたいという夢をもっている事は、絶対にかなわない事だと思われていたんです。それでも私達は、自分の好きなことを信じて続けていました」

Q お話が前後してしまったけど、『DREAM SHOOTER』という曲を通してどんなことを伝えたい?

ベリル 「この曲は私たちのストーリーでもあるんです」

ウィニー 「そう。海の向こうの日本という国とアニメに憧れ続けて──」

ヴァレリー 「それはただの憧れで終わってしまうかもしれない。だけど、アニメへの情熱だけはずっと持ち続けて──」

エステル 「それが結果的に、日本でアニソン歌手としてデビューするという信じられないチャンスに繋がったんです。だから夢は絶対にあきらめちゃダメ、っていうことをこの歌で伝えたいです」

ベリル 「歌手に限らず、いろんな夢に向かって頑張っている人や夢の途中で不安になっている人にこの歌でエネルギーを届けたいです。この衣装のように、私たちはみんなのチアリーダーとして応援のメッセージを贈り続けます!」

次回に続く

(写真左より)ベリル/1991年1月29日生まれ。好きなアニメは『機動戦士ガンダム SEED DETINY』など。ヴァレリー/1991年2月14日生まれ。好きなアニメは『とらドラ!』など。ウィニー/1989年7月10日生まれ。好きなアニメは『ONE PIECE』など。エステル/1992年12月1日生まれ。好きなアニメは『カードキャプターさくら』など。ウィニーはマレーシア、他3人はシンガポール出身。(ホリプロ所属)オフィシャルサイト⇒ http://seaa.asia ※無料メルマガ会員募集中!詳しくはオフィシャルサイトにて。


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