竜星 涼 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「竜星 涼」

2013/02/22

怒られるのかと思ってたから、レッドに決まったって聞いても、キョトンとしてました(笑)

竜星涼

『桜蘭高校ホスト部』(TBS系)で一気に知名度が上がった研音所属の若手俳優・竜星 涼くん。2月17日より放送される『獣電戦隊キョウリュウジャー』ではキョウリュウレッド役に抜擢。初ヒーロー役への意気込みをインタビューしてきました!

竜星 涼

竜星 涼

まずは『獣電戦隊キョウリュウジャー』のオーディションのお話と、キョウリュウレッド・桐生ダイゴ役に決まったときの状況や心境について教えてください。
「特撮のオーディションって特殊だって聞いていたんです。でも、至ってフツーのオーディションでした。その場で変身のときの台詞を渡されたんですが、やっぱり素だと恥ずかしいじゃないですか(笑)。でもみんな、すごいカッコよく、アツい感じでやってたから、“どうしよう!?”って思いながら見てたんです。で、自分の番が来たときに、どうしてもテンションを上げていくのがしっくりこなくて、(声のトーンを下げて)『変身!』って感じでやりました。“俺はちょっと違うぞ!”って(笑)」
決まったと知らされたのはどこで?
「“話がある”って呼ばれて事務所に行ったら、偉い人たちもいて。“あれ、俺、何かしたかな!? 身に覚えないけど……”って思ってたら、“レッド、決まったよ”って。怒られるのかと思ってたから、“あ、そっち!?”って、キョトンとしてました(笑)」
竜星涼

実感が湧かなかったんだ(笑)。さすがに今は違う?
「実感が湧いてきたのは、記者発表会とか、情報が表に出るようになってからですね。いきなり、“俺はヒーローだ!”っていうテンションにはならなかったです。戦隊モノって、台詞とかが全部カッコイイんですよ。だから、そういう台詞を言う自分自身に、最初はすごいもどかしさがあったんです。でも、この間、ランニングの途中でコンビニに寄ったら、『キョウリュウジャー』のガチャガチャが置いてあって。オンエア前だったから、“早いな〜”と感じつつ、店員さんを見ながら、“あ、これ俺です!”って思ったりしてました(笑)。DVDのレンタル店でも、お母さんがお子さんに“キョウリュウジャーはまだだよ”って話してるのを見て、ちょっと意識してシャキッとしてみたり(笑)」
ヒーローとしての自覚は徐々に芽生えてきたと。撮影など、今までとは違う部分も多いのでは?
「最初にびっくりしたのが、(カメラ位置などを決める)段取りがないんですよ。テストをやったら、すぐ本番っていう。僕はこれまで、事前にいろいろ考えつつも、実際には現場の様子を見ながら感覚で役をやっていくスタイルだったのが、段取りがないから進むペースが早いんです。基本、昼間のシーンがほとんどなので、日が差してるうちに撮らないといけないんですね。だから、自分もそのペースに合わせて、早めに役に入っていかないとって思いました」
変身前のアクションも多いと聞きましたが。
「そうですね。同じ事務所の(福士)蒼汰が『仮面ライダーフォーゼ』をやっていたときと同じ監督さんで、蒼汰から“監督はアクションができると思ったら、代役なしでやらされるよ”って聞いてて(笑)。いきなり“やれ”って言われても困るし、最初はどんな感じか様子を見ながらと思ってたのに、なぜか監督は“(アクションが)できる”と踏んでたらしく。撮影初日から、アクションも弾着もあったんです。“ちょっとパーンって鳴るけど、あんまり怖がらないでね”って監督から軽く言われて本番に入ったら、思ってた以上に音がすごかった(笑)。火花とかもすごく近くて、“えっ!?”って思考が一瞬止まるくらいびっくりしました。次の日はナパーム弾がバンバン出る中で走ったり、撮影2日くらいで、みんなが体験しないことをいろいろやりましたね。戦隊でも、2日間でここまで全部やったのは初めてだと言われました」
竜星涼

毎週日曜朝7:30より放送
『獣電戦隊キョウリュウジャー』に出演

正直、最初はかなりビビりました?
「いや、俺も負けずギライだから(笑)。自分の中では、できないフリみたいなことを冗談まじりに言いつつも、やるとなったらやり切りたいんです。この間も、はじめてワイヤーに吊られたんですよ。“できるよね〜”って監督が言うから、“できます!”って。アクションはともかく、ワイヤーは初めてだったんですけど、なぜか俺だけ、代役じゃなかった(笑)。でも楽しかったです。ビビッてることといえば、“次は何をやらされるんだろう!?” っていうところですね(笑)」
演じる桐生ダイゴは、どんなキャラクター?
「素直で真っ直ぐな男です。相手の触れられたくない部分にまで、ストレートに切り込んでいって、悪気なく思ったことを言っちゃう。正直で人間味のあるヤツですね。マイペースに人を巻き込んでいくタイプで、自分の周りにいたら、きっとすごく迷惑なヤツだと思う(笑)。でも、ヘンに考えをめぐらさず、裏表がないから、僕は好きです。愛すべきキャラクターですよ。ちなみに、4話まで、僕は主役としては類を見ないくらい傷だらけです。“いつになったら、ちゃんとした素顔が見れるんだ!?”っていう(笑)」
チームとしてはどうですか?
「個性的ですよ〜(笑)。ブラックなんて、女の子大好きで、毎回毎回、違う女の子といるし! ブルーはおっさんでキャラ立ってるし、ピンクは16歳と超フレッシュ。そしてグリーンは輝かしいジュノンボーイ!(笑)いや、クールな剣士です。しかも、僕らは最初から仲間なわけじゃないんですよ。ダイゴがみんなを巻き込んでいって、どんどん仲間にしていく。ひとりひとり、キャラクターや背景がしっかり描かれているので、物語としてもおもしろい。役者たちもみんな、最初からすごい仲良しで、チームワークも抜群です。サンバのリズムで変身したりと、斬新な見どころがいっぱいなので、ぜひ、オンエアを観てください!」

インタビュー・終
撮影:増田 慶 取材・文/根岸聖子

Profile

りゅうせいりょう●1993年3月24日生まれ、東京都出身。研音所属。ドラマ『素直になれなくて』(フジ系)で俳優デビュー。その後も『ハンマーセッション』(TBS系)、『秘密』(テレ朝系)などたて続けに連続ドラマに出演し知名度を上げる。2011年夏クールドラマ『桜蘭高校ホスト部』(TBS系)で黒魔術部部長・猫澤梅人役を演じ人気俳優へ。現在放送中の『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレ朝系)でキョウリュウレッド/桐生ダイコで初ヒーロー役に挑む。

INFORMATION

竜星 涼くん出演の
『獣電戦隊キョウリュウジャー』は
毎週日曜 あさ7:30〜放送中!!

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