GEM | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「GEM」

2016/03/16

「(ロサンゼルス留学では)海外の技術を学び、英語を習得してGEMを海外に繋げたい」(武田)

GEM

2013年6月11日に日本武道館で誕生した、本格的なダンス&ボーカルを追及した10人組アイドルグループ「GEM」。3月23日には5thシングル&GEM初のアルバムが同時発売。6月にはセンターの武田舞彩のロサンゼルス長期留学が決定しているなど、更なる進化を遂げる彼女たちの“今”に迫る

熊代珠琳

熊代珠琳

小栗かこ

小栗かこ

5thシングル『Fine! 〜fly for the future〜』、そして初アルバム『Girls Entertainment Mixture』の新曲で、注目してほしいそれぞれの担当パートは?
武田舞彩「私は声が特徴的で、曲調が変わるところを歌わせていただくことが多いんです。シングル『Fine! 〜fly for the future〜』では、落ちサビを裏声でスッと歌っています」
村上来渚「『Fine! 〜』は間奏でいきなりカッコイイ音になってダンスも激しくなりますけど、その後の落ちサビの最初の“Good morning! 「Hello❤」 Sunshine”のところを歌っています。ダンスをガツガツ見せた後にパッと切り替えるのが、ちょっと見どころかな」
伊山摩穂「1stアルバムには、初めてラップが入った2曲があって、『FLY NOW!!』では私と珠琳ちゃんと(平野)沙羅ちゃんでラップパートに挑戦しまた」
熊代珠琳「ラップはけっこう録り直しました。舌は回るけどニュアンスが難しくて。『FLY NOW!!』はダンスも羽根を広げた感じの振りでカッコ良くて、間奏ではガツガツ踊っておます」
小栗かこ「もう1コのラップ曲『Tears in the sky』のソロパートで、私は初めてラップを歌いました。ディレクターさんのリクエストが『ちょっとセクシーに』という。セクシーに踊るのはできますけど、歌だと『まだ足りない』と言われて。“長い旅路からstep up”のところで、“なが、い〜たぁびじから〜”とかウネウネさせたり、母音の間に“ん”を入れたり、自分なりに工夫しました」
『Tears in the sky』は舞彩さんがブログで「歌詞が心に響く」と書いていましたね。
武田「手紙を読んでいるみたいで、勇気をもらいました。“その一歩は間違いじゃないよ”とか」
村上「“掴むまで帰らない”とか、強い気持ちがこの曲に表れています。ダンスも強い感じで、踊っていると感情も高ぶります」
ダンサブルなイメージが強いGEMですが、アルバムでは『Clarity』というバラードも入りました。
小栗「バラード曲は欲しかったんです! でもシングルでは難しいと思っていたので、早くアルバムを出したくて、やっと叶いました。私はこの曲は歌っていませんけど、メンバーの歌声が好きで良いんですよね〜」

村上来渚

村上来渚

その楽曲の中には“あなたは太陽”というようなフレーズがありますが、みんなにとって太陽のような存在とは?
熊代「落ち込んでいても、楽屋でメンバーとワチャワチャしていると笑顔になれるし、家族にも本当に支えられてきました。私は今年高校卒業ですけど、勉強面で頭がついていかなくてヤバかったとき、お母さんに『今までも進級できたんやから頑張りい』と言われて、頑張って、無事に卒業試験に受かりました」
武田「この前のフリーライブで、すごく大きな声で『まあや!』と叫んでくれているのが聞こえて、声が聞こえた方を見たら、学校の友だちだったんです。私がロサンゼルスに留学するので“頑張って”というボードも手作りしてくれて。それを見たとき、嬉しすぎて泣いてしまいました。本当に友だちには恵まれています」
1stアルバムが出て、舞彩さんの留学や新体制も控えて、GEMのひとつの区切りになると思いますが、結成から3年のなかで大きかった出来事というと?
小栗「デビューしたての頃は、いろいろなアイドルさんとの対バンに出ても、あまり乗れていない感じがしたんです。でも、GEMはGEMと思って突き進んで来たら、去年のTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)では想像を越えるくらい、ステージから全部見えないほどたくさんの方が観に来てくれて。“こんなに多くの方にGEMを知っていただけたんだ”と、嬉しくなりました」
村上「去年、iDOL Streetで『日本列島縦断の旅』をしたとき、“自分たちをもっとたくさんの人に知ってもらうにはどうすればいいか”、みんなでたくさんミーティングして考えました。たとえば、チラシ配りにおいても“ただ知ってもらうだけでなく、ファンになってもらうには、どう話し掛けたらいいのか?”とか、“ライブで何をしたら魅力を伝えられるのか?”などを自分たちで考えるようになって、積極的に行動することは身に付いたと思います」
小栗「自分たちで考える力は成長しました。デビューした頃はまだまだ子どもで、スタッフさんに言われたことをやっていた感じだった。でも、今はセットリストとかも自分たちで案を出したり、スタッフさんにいろいろ提案もしていて」
武田「メンバーの提案したグッズができたりね!」
小栗「今回のアルバムの振付でも、“こういうコリオグラファーさんがいいです”とスタッフさんにお願いしたら、動いてくださったんです」
個々のメンバーも3年前とは変わりました?
村上「摩穂はやさしくなりました(笑)。前は思ったことをズバッと言うタイプだったのが、今はダンスのフォーメーションを作るときも相手のことを考えて、ちゃんと周りを見て発言しています」
伊山「最初の頃の私は本当にキツかったんです(笑)。バンバン言って、あとから後悔。それじゃ人間としてダメだと思って、1人1人のことを考えるように頑張って変わりました」

武田舞彩

武田舞彩

摩穂さんは昔はアリを手のひらに乗せて遊んだりしていましたけど。
小栗「怖い怖い怖い!」
伊山「今も飛ばない虫は好きですけど、大人になったので、虫を捕まえてメンバーを追い掛け回したりはしなくなりました(笑)。らなちん(村上)もお姉さんになりましたね」
村上「イエーイ!」
伊山「見た目はまだ幼いけど(笑)。喜怒哀楽が激しかったのが、今はオンとオフがはっきりして。ふざけるときはうるさくても、周りを見るときはちゃんと見てくれて」
村上「感情を抑えられるようになりました。前は喜怒哀楽が全部同じメーターで、怒るときは“もう!!”となるし、悲しいときはチョー沈む。それがステージでも出ちゃって、悔しいことがあると一気にテンションが下がったりしていたんですよね。今は、悔しがるのは終わってからにしようと、パッと切り替えられます。ちょっと強くなったかな」
感情のコントロールができるようになったと。
熊代「舞彩は昔から変わり者で、いい意味変わってない部分があります。“こんなことがある!?”みたいな珍事件ばかり起こして(笑)」
武田「この前も洗濯機が壊れました。ガタガタいってすごく揺れて、焦って止めたら、フタが開かなくなっちゃったんです。次の日に着る制服も入っていたのに。それで“どうしよう?”って、フタを引っ張っても開かないっていう写真をメンバーに送ったんですけど、そんなの送られても困りますよね(笑)」
伊山「なんて返そうかと思った(笑)」
武田「何の神様がいるのかわかりませんけど、ヘンなことばかり起きるんです」
舞彩さんは“中身がおじさん”と言われていませんでしたっけ?
武田「最近、おじさんからお父さんくらいになりました(笑)。ちょっと若くなったかな」
伊山「干し芋とか最近は食べないもんね」
武田「今はマグロの角煮にハマっています(笑)。渋いものが好きなんですよ」

伊山摩穂

伊山摩穂

そして舞彩さんが6月からCheeky Paradeの山本真凜さんと鈴木真梨耶さんと共にロサンゼルス留学となります。“パフォーマンス力を強化し、ワールドワイドに活躍できるアイドルになる”ための留学ということですが、舞彩さんは即決でした?
武田「迷いました。将来のこととかいろいろ考えて、両親と相談して決心しました。留学した友だちが多くて、帰ってきたら歌がすごく上手になっていたり、ダンスのレベルが全然違っていたんです。徹底的に修行するのは意味があると思うし、海外の技術を学びたくて。あとは英語を話せるようになって、GEMを海外に繋げたくて立候補しました」
小栗「私も最初は行きたいと思ったんです。LDHさんの『PROJECT TARO』を毎週テレビで観ていて、刺激になっていたので。でも親に相談して、今回は立候補をやめて、日本で頑張ることにしました」
ある意味、日本に残るメンバーのほうが大変かも。激戦のアイドル界で、舞彩さんが帰るまでにどれだけGEMのステイタスを上げられるか。
熊代「もっと上に行きたいです。ダンス&ボーカルをより強みにして、舞彩が帰ってきたら、すぐ日本武道館でライブができるようにしておきたい」
伊山「舞彩はすごくレベルアップして帰ってくると思うんです。でも、ファンの方に“こんなに差が付くんだ”と思われたくないので、私たちも日本で負けないぐらいレベルアップできるように頑張ります」

GEM
みなさんは、さらに大きな夢に向かっていくと思いますが、“夢を叶えるために必要だと思うこと”って、ありますか?
伊山「楽しむことが一番だと思います。ツライと思っちゃうと全部やりたくなくなるから。ダンスでもツライことは何回もありました。でも自分の好きなことだし、ステージに立てばすごく楽しいから。そのためなら頑張れます」
村上「諦めないことが大事かな。チャンスには運やタイミングもあって、きっと一回は巡ってくると思うんです。そのときのために何度でもチャレンジして、諦めずに努力しておくことが自分のモットーです。頑張っていれば、何かがあるから」
かこさんは、雑誌時代の『デ☆ビュー』読者だったんですよね?
小栗「『デ☆ビュー』さんの雑誌を毎月買っていて、エントリー用紙使って、めっちゃ応募していたんです。特技とか自己PRとかビッシリ書いて。だけど、何回受けても何回も落ちて“もうダメだ”と思ったときもありました。それでも諦めずに頑張っていたら、夢を掴めました。私も諦めないことが大事だと思います。それと、夢を言葉に出すこと。GEMに入ってからも、『ファッションのお仕事がしたい』とずっと言っていたら、ありがたいことにいろいろな雑誌に出させてもらえました。なので、口に出すことは大切だと思います」
熊代「私は一歩踏み出す勇気は必要やと思います。私もいろいろオーディションを受けてきて、自己PRとかで『○○をやってください』とか振られても、何もできずに落ちたことがけっこうあって。でも、エイベックスは昔から大好きで入りたい気持ちが強かったので、“ここで自分に負けたら終わりや”と思って勇気を出したら受かりました」
武田「大事なのは決断かな。迷ったままなら、時間だけ経っちゃうし。私は福井に住んでいたので、名古屋や大阪にレッスンを通うことだけでも決断でした。決めたことはやり切ろうと思って、GEMに入れました。迷っているなら決断したほうが、新しいことが起こると思います」

インタビュー・終

撮影/横井明彦 取材・文/斉藤貴志

iDOL Street 第3弾グループ・GEMから、夢に向かって頑張っているみんなへの応援メッセージ!

Profile

GEM(ジェム)
2013年6月11日に日本武道館で誕生した、iDOL Streetの第3弾グループ。2014年1月1日にシングル『We're GEM!』でメジャーデビューを果たす。キャッチコピーは“デキるアイドル”。本格的なダンス&ボーカルを追及した10人組アイドルグループ。3月28日に新宿BLAZEにて定期公演を開催。また、5月3日に大阪、5月8日に東京にてワンマンライブの開催が決定。今回の取材メンバーは、熊代珠琳、小栗かこ、村上来渚、武田舞彩、伊山摩穂の5名。

INFORMATION

『Fine! 〜fly for the future〜』

5thシングル『Fine! 〜fly for the future〜』
3月23日発売/[CD+Blu-ray] ¥1,620(税抜)

GEM、5枚目のシングル『Fine! 〜fly for the future〜』は、「新しい夢 つかみにいこう!」「新しい世界 見つけにいこう!」と強い決意を軽快に歌う、応援ソング。輝く“未来”に向けて、元気に走り出す!! 武田舞彩が6月にロサンゼルス留学を控えているなど、GEM自身も多きな変化を迎え、“可愛い”から、カッコイイ”へ変貌を遂げる姿にも注目。

INFORMATION

『Girls Entertainment Mixture』

1stアルバム『Girls Entertainment Mixture』
3月23日発売/<2CD+Blu-ray>(Type-A)¥7,500(税抜)

2013年6月11日、日本武道館での誕生から約3年、GEM初となるアルバムが完成。『Girls Entertainment Mixture」の頭文字から付けられ、“磨かれながら宝石になれ”という思いを込めた「宝石」の意味と、「少女達のエンターテイメントの集合体」のダブルミーニングである、自身のグループ名がタイトルとなっている。本格的なダンス&ボーカルを追及した10人組“GEM”の、これまでの軌跡を詰め込んだ、更なる進化を遂げるGEMの名刺代わりの1枚。

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