三山凌輝 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「三山凌輝」

2018/09/03

「ストイックで、求められている以上のものを返せるような俳優になりたいです」

三山凌輝 撮影/厚地健太郎

ヒラタオフィスの新人部フラッシュアップに所属する三山凌輝さんが、2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第6幕『紅縁』・第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』に「神無月 郁」役で出演することが決定。人気の舞台への出演チャンスを掴んだ若手注目株に、これまでのこと、そして今後について話を聞いた。

三山凌輝

――「ツキウタ。」出演決定おめでとうございます。現在(8月上旬)、稽古はどの辺まで進んでいますか?

「出演メンバーが4人入れ替わるので、追いつくために僕たちだけ先行してダンスの練習をしているんです。他のメンバーは2.5次元舞台を経験していますが、僕自身は初めてなので、ファンの皆さんからは“誰だ?”みたいな声が上がったりしてると思うんですけど、いい意味で裏切れたらいいなと思います」

――ツキノ芸能プロダクションに所属するアイドルユニット「Procellarum(プロセラルム:通称プロセラ」の人気メンバー・神無月 郁の役だけに、期待も大きそうです。

「前のキャストの方が演じ切った役のことを考えると、それを汚しちゃいけないと思います。ただし、キャラクター自身、作品の中で最初に比べて身長が伸びて大人っぽくなっている。ちょうど今の僕と同じぐらいの身長なんです。キャストの変わり目でもありますし、ただ受け継ぐだけではなく自分自身で考えて、成長したこの役を演じ切れたらと思っています。原作のキャラクターを尊重しながら、自分らしさを入れてアピールしたい。ソロのダンスシーンでは、自分の得意ジャンルを少し入れたりしています」

三山凌輝

――キャストの方々とはコミュニケーションは取れているんですか?

「同じチームの秋葉友佑くん(長月 夜役)とは一緒のシーンが多くて。ダンスも一緒に練習しているんですが、すごく優しくて“頼れるお兄ちゃん”っていう感じです。一気に覚えることが多くて頭がパンクしそうなんですけど、仲間と話し合い、アドバイスし合いながら稽古を進めているので、和気あいあいとしつつ、やるときはやるいい現場です」

――段々と、チーム感が出来上がっているようです。

「この前も“相方”の水無月 涙役の佐藤友咲さんとロケに行きました。役としては僕がリードするという側ですが、番組収録のときは“こうしようよ”とか逆にリードしていただきました。僕も喋ることが大好きなので、お互いに楽しくお笑いチックなロケになりました。結果的に番組も盛り上がって、いい感じにになったんじゃないかなと思います(笑)」

三山凌輝

――ダンスのシーンも多いようなので、特技のダンスが活きそう。

「ヒップホップとかスワッグとか、ゴリゴリに動く男っぽいダンスをやってきたので、ジャズの振りはやったことがなくて。『ツキステ』のダンスはジャズがベースなので、振りが入ったときに“指先、こうじゃないから”って注意されて。指先まで神経を使った動きや、止めに苦戦している部分もありますが、新しいジャンルに触れられたことを楽しんでいます。脚をどれだけ長く見せられるかというのも、撮影のポージングでも使えますし、役がアイドルということもあり、ファンサービスとしての見せ方も、今までやってきたものとは真逆のダンスなので、自分のダンスキャパが広げられると思いました」

三山凌輝

――ダンスは習っていたんですか?

「ダンスは中学校に上がるぐらいからで、スタジオにも通ったりせずに独学でやってきました。おしゃれなダンスからアクロバティックなダンスまでできる三浦大知さんに憧れて。目標とするダンサーを見つけては、真似して踊って、自己流にアレンジしていました。最近大学のダンスサークルにも入って、みんなで踊るということを経験しています」

――今回の役はオーディションで決まったそうで。

「たくさんの方が受けていたみたいですが、一番最初の組の一番目だったんです。プレッシャーも感じていましたし、ダンスの振りの準備に余裕がなくて。逆にそこまできたら、ダンスを間違えようと、今まで自分がやってきたものを出せばいいじゃん!って、アイドル風にというより、オラオラしましたね(笑)。それを振付師の方からプロデューサーの方まで、“面白い”“インパクトがすごい”って言ってくださって。あと、演じる予定の役と違う役を読み込んでいたんですが、すぐに切り替えて演じてみせたら、物怖じしないように見えたみたいで。逆にそこも対応力として感じていただけたのかもしれません」

三山凌輝

――そういう時に緊張したり慌てたりしないタイプ?

「いい意味での緊張を感じるようにはしていますが、悪い緊張で身体がカチコチで動かなくて自分の表現ができないのは表現者として最悪だと思ってます。僕自身3歳〜小2ぐらいまでインターナショナルスクールに通っていて、オーストラリアとアメリカに1年ずつ行っていたので、自分の意志を伝えることや、自己表現力に関してはけっこう自信がありました」

――芸能の仕事をやってみたいと思ったきっかけは?

「中学のころ、“キャーキャー言われたい”という“純粋”な動機で。でも何をしたらいいか分からないし、どんな仕組みで仕事が得られるかも分からなくて。前の事務所に所属したときに現実を見せられて。仕事は降ってくるわけじゃないんだ。芸能活動をしようとしてる人がこんなにたくさんいて、活躍している人ってこんなに少ないんだ。舐めてたなって思ったんです」

三山凌輝

――そのなかで俳優を志望するようになったのはなぜですか。

「歌やダンスも楽しいんですが、演技には他とは違う、突出した魅力を感じたんです。歌やダンスは基礎があって、ある意味練習した分だけ上手くなる。でも、演技は極端に言えば練習もせずにいきなりできてしまう人もいるし、ベテランとの差もわかり辛い。監督が違えば言うことも違うし。誰も本当の答えを知らないんじゃないかって思って、もどかしくてイライラしてしまってました。だけど活躍を続けている方や、賞を獲っている方の演技には、確かに惹きつけられるものや感動させられるのもがあって、一つの正解ではあるんだと。そういうことを深く考えていくうちに、演技が自分の中で一番やりたいことじゃないかって気づき始めたんです。いつのまにか、キャーキャー言われたいっていうのはどこかに行ってしまったんです(笑)」

――そして1年前からフラッシュアップに所属します。

「いろんな事務所に応募させていただいて、合格もいただいたんですが、事務所のスタッフさんと面談をさせてもらったときに、自分が進みたい方向性をすぐに理解していただいて、そのうえ自分の人格を見透かされたという感じがしたんです。一緒にやっていくうえで、安心感や信頼感は大事だなって思って、フィーリングでここかなと。今の事務所を選んでからは、いろんなアドバイスをいただいて、お仕事がいただけるようになってびっくりしています」

――現在の事務所に所属して、変わったことは?

「自分も個性は強いほうだと思ってたんですけど、ここには『ザ・個』みたいな方がたくさんいて、クセの強さでは負けるなと思って刺激を受けています。皆さん演技はもちろん上手なんですが、客観的に自分を見られていて、役者として売れていこうと努力するってこういうことなんだなって気づかされました。自分も少しずつ演技が成長している手ごたえを感じているので、このまま頑張っていきたいです」

三山凌輝

――ここで受けたアドバイスで特に印象に残っていることは?

「“今こうしたほうがいい”とか、頭を働かせて考えながら演技をすると、ぎこちなくなってしまう。ここで学んだのは、役を作りこんで、その人物としてそこに存在すること。そこから演技の仕方がガラッと変わって、ナチュラルに演じられるようになりました」

――2.5次元舞台は初めてとのことですが、ファンの皆さんの反応も気になりますね。

「演じさせていただく神無月くんは、元気で明るい少年で陸上をやっていて、プロセラのなかで一番男前らしいんです。今回初めの参加なんですが、ビジュアルを公開してから周囲の反応がガラッと変わって、支持してくださる方が多いみたいなんです。このタイミングでインスタグラムも開設させていただいたんですが、急にフォロワーが増えて、応援メッセージもいただいて、応援してくださる方も増えているなと感じています。この役を最後まで演じ切ることが目標ですが、SNSなどを通じて、役柄と自分自身の両方を見てもらいたいなって思ってます」

三山凌輝

――インスタグラムでは、自身の趣味であるファッションについても写真をアップしています。

「ファッションは自分のルーツの一つというか、セルフプロデュースとして、俳優としての自分をこれからどうやって見せるか、イメージを付けていくかということも大事だと思っていますので、楽しんで発信したいです。今後はファッション誌などにも出たいので、私服コーデなども見せていきたいと思っています」

――今後の役者としての目標を教えてください。

「役者として自分的に登竜門というか、自分のキャリアとして出演したい、ある作品があるのですが、まずは、なんとかその最初の目標は遂げたいと思っています。そして非現実な役、自分自身とは程遠い役に、極限まで寄せられるかに挑戦していきたい。役を演じ切るために、ビジュアルから体型まで変えられるような、ストイックで、求められている以上のものを返せるような俳優になりたいです。そんなふうに考えられるようになったのは、今迄の出会いや、最近の色々な経験を通じてなんです。僕、ちょっと楽観的過ぎるところもありますので(笑)。これから、もっと深みのある役者になっていきたいな、と思っています!」

PROFILE

三山凌輝(みやま・りょうき)1999年4月26日生まれ、愛知県出身。趣味:カラオケ、音楽鑑賞、温泉巡り。特技:歌、英会話、ダンス。
N photographs:http://www.flash-up.jp/nphoto/nc.html
Instagram:@ryokimiyama_official

Information

2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ
第6幕『紅縁』(神無月郁役)
公演期間:2018年10月18日(木)〜11月4日(日)/会場:品川ステラボール

『ツキウタ。』©TSUKISTA.KE

第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』(神無月郁役)
東京公演:ヒューリックホール東京/公演期間:2018年12月5日(水)〜12月9日(日)
大阪公演:メルパルクホール/公演期間:2018年12月13日(木)〜12月16日(日)

『ツキウタ。』©TSUKISTA.CDC

「ツキステ。」公式サイト:http://www.tsukista.com/
「ツキステ。」公式Twitter:https://twitter.com/tsukista  

Audition

現在募集中『ヒラタオフィス全国新人オーディション』

宮アあおい、多部未華子、松岡茉優(左記Hirata International,inc.)、長谷川博己、工藤夕貴ら実力派俳優たちが所属するヒラタオフィスが、全国から可能性ある新人を募集中。
このオーディションからは、ヒラタオフィスに即所属となり、現在、各方面で活躍中の小松未可子や二宮慶多など、多くの新人タレントを輩出している。
また、今回インタビューで話を聞いた三山凌輝くんなど、新人部にて着実なキャリアを積んだり、TVアニメ『ゴールデンカムイ』アシㇼパ役の白石晴香さん、広告、ドラマ、映画等で活躍中の石塚かえでさんや鈴木球予さんなど、そこでの活躍、成長を経て、ヒラタオフィスへ移籍する人も多数。可能性のある新人を、それぞれの状況やレベルに合わせ、柔軟なスタンスで育成・プロモートしていく。

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