Da-iCE(工藤大輝×岩岡徹) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「Da-iCE(工藤大輝×岩岡徹)」

2014/04/09

「リアルな応援ソングなんじゃないかな」

工藤大輝&岩岡徹

アーシーボイスを持つ雄大とハイトーン・ベイビーボイスの想太のふたりが織りなす4オクターブボイスに、高いパフォーマンス力を誇る大輝、徹、颯によるボーカル&ダンスグループDa-iCE。1stシングルがオリコン週間シングルランキングで4位を獲得する人気グループが2ndシングルをリリース! リーダーの大輝、力強くも繊細なダンスが魅力の徹に新曲『TOKI』についてインタビューを敢行しました!

大輝さんは10年前に一度、デ☆ビュー誌面に載っているんですよね。
大輝「そうなんです……(照笑)。ちょうどそのとき受験シーズンで。僕は大学に行く気はなかったんですけれど、上京するきっかけがほしくて焦っていたんです。当時、芸能事務所に入るにはやっぱり東京じゃないと無理なんじゃないかって思っていて。なので、みんなが受験を頑張っているときに、僕は『デ☆ビュー』巻末の履歴書を使って片っ端から応募していました(笑)」
そもそもダンスでやっていきたいと思ったきっかけは何だったんですか?
大輝「高校生のときにアクターズスクールに入って、ほぼダンスに費やしたんで、そのときにちょっと覚悟したというか、これでやっていけないと俺ヤバイかもと思っていました」
一方、徹さんは?
「僕は1回就職しているんですよ。就職する前からこの仕事はやっていたんですけれど、飽き症だったので興味が湧いたほうに行ったり転々としたんですよ。もちろん選んだ道はその都度本気でしたよ。で、今、ここにいたいと思っています」


工藤大輝

工藤大輝

紆余曲折しながらおふたりともDa-iCEに辿りついたということですね。
大輝「僕らは20代になって組んだグループなので、ラストチャンスだと捉えていたところもありますし、これがダメだったら次はないくらいの覚悟はありましたね」
そんな中、メジャーデビューシングル『SHOUT IT OUT』がオリコン週間シングルランキング4位。
大輝「正直ビックリしました(笑)。嬉しかったのと同時に、結果を出したことによって、スタッフを含め“次はもっと”というという気持ちになってきたので、プレッシャーも感じて怖いなと思ったのも事実です」
“デビュー曲国民投票!”という形でファンの方がデビュー曲を決めたというのはおもしろいですね。
「ファンの方々と一丸となってその楽曲に決めたことが功を奏したんだと思います。支えられているということを改めて感じました」
大輝「この『SHOUT IT OUT』はライブでずっとやっていた曲で、すごく盛り上がる曲でもあったんですよ。勢いもあって僕ら的にもメジャーデビューにふさわしい楽曲だなと思っていたのでちょうどよかったなと思います」
そしてその勢いに乗って、2ndシングル『TOKI』をリリースしますね。この曲は聴いていると切ない気持ちになってきますね。
「まず聴いた瞬間にいい曲だなと思いました。切なくて温かいですね」
大輝「僕らの曲には今まで日本語のタイトルがなかったので『TOKI』というタイトル自体が珍しいよね。この曲ができたのは1年半くらい前なんですけれど、それまでは僕らライブ重視なところがあって、攻める曲はあっても聴かせる曲がなかったんですよ。なのでやっとこういう曲がきて嬉しいなと思っていました。パフォーマンス的にもあまり激しく踊る曲ではないというところを振り付け師の方がくみ取ってくださっていて、ストーリー性のある振り付けになりましたね。Aメロからサビに向かってゆっくりとテンションが上がっていく感覚を、振り付けでも表現できていると思います」
歌詞の最後のフレーズに、“富や名誉より大事なもの 今になってわかったんだ それでも気づかないフリしなきゃ”とありますね。この歌の主人公は、どのような状況に置かれているんだろう?と想像してしまうんですけれども、おふたりはどう捉えているんですか?
「僕は、デ☆ビュー読者のみなさんのように、今頑張っている人たちに当てはまるんじゃないかな?と思っているんです。やりたいことと現状の狭間で葛藤していて、そこから抜け出せなかったり…。“頑張ってね”と背中を押すだけの歌ではなくて、“生きていればそれだけじゃないよね、人間って”っていうことじゃないかなと。夢に向かっている中でも悩んだりするし、そんな状況の中でもちょっとでも進めたらいいねっていうリアルな応援ソングなんじゃないかと思いますね」
なるほど…。デ☆ビュー読者世代へのメッセージだとすれば、“大人にならないといけないときもあるんだよ”という意味にも捉えられる。
大輝「捉え方いろいろありますよね。難しいな…」
岩岡徹

岩岡徹

MVはどんな仕上がりになりましたか?
大輝「温かい雰囲気で、色味もやわらかいですし、世界観をすごく表現できていると思います。『TOKI』というタイトルにまつわる時間をテーマにしているので、変なところで動きが止まったり、急に動きだしたりするおもしろい作りになっています。あとはソロがあるよね」
「Bメロにありますね」
大輝「ダンサーが1人ずつ順番に踊っていくんですよ。そういう曲ってほかにあまりないので、見せ場だと思います」
カップリングの『SIGN』は、歌詞的に『TOKI』とつながっていますね。
大輝「ハイ。それを意識して僕が歌詞を書きました。tik-tik-takとか、覚えやすい歌詞になっています。曲は雰囲気がゼンゼン違ってハウスっぽいので、ステップの多いパフォーマンスですね。tik-tik-takのところはみんながマネしやすいような振り付けになっていたりして、曲に似合わずみんなで楽しむ感じになってるよね」
「ライブ映えすると思いますよ」
では『TOKI』の歌詞にちなんで、おふたりそれぞれが“富や名誉よりも大事”だと思うことを教えてください。
大輝「そうですね…。まだ見つけていないかな? 富や名誉を求めて、今頑張っているんで(笑)」
「(笑)そうだね。まだ何も得てないからね。ただ、大事というか好きなものは、やっぱりダンス。特に最近。L.A.に行ってから余計に好きになりました。向こうでレッスンを受けたことでダンスと向き合った気がします」
大輝「そういう意味では……食べること(笑)。美味しいご飯に勝るものはないと最近特に思っています。実家が北海道なので魚が美味しいです。………あ! アニメもです! アニメがないとキツイですね〜」
今期クール(2014年冬アニメ)でオススメは?
「これ話し出すと1時間以上かかりますよ(笑)」
大輝「オススメは『キルラキル KILL la KILL』。『ニセコイ』に関してはオープニングがヤバいです」
「それ、少年ジャンプで連載してるマンガ?」
大輝「そう!」
「知ってますよ〜。僕、少年誌派なんで!」
(アニメ話で盛り上がり、フェイドアウト…)

インタビュー・終
撮影/北山美穂子 取材・文/三沢千晶


Profile

Da-iCE
工藤大輝(ダンサー)、岩岡徹(ダンサー)、大野雄大(ボーカル&ダンサー)、花村想太(ボーカル&ダンサー)、和田 颯(ダンサー)からなる2011年結成の5人組ボーカル&ダンスグループ。年間100本を超えるライブ、数々の大型イベントやフェスに参加するなど経験を積み、2014年1月に『SHOUT IT OUT』でメジャーデビューを果たす。“顔面偏差値75”のキャッチフレーズや、高い歌唱力・世界基準のパフォーマンスがインディーズ時代から話題になり、デビューシングルはオリコン週間ランキング4位を獲得。4月9日に2ndシングル『TOKI』の発売が決定している。

工藤大輝(くどう・たいき)●1987年6月28日生まれ、北海道出身。Da-iCEのリーダー。
岩岡徹(いわおか・とおる)●1987年6月6日生まれ、千葉県出身。

INFORMATION

NEW SINGLE『TOKI』発売! 2014年4月9日発売!!


『TOKI』 初回盤[CD+DVD]/1620円(税込)

『TOKI』 通常盤[CD only] /1080円(税込)

インディーズ時代からライブで披露し大切にしてきた、ファンの間でも大人気曲『TOKI』が表題曲のDa-iCE2ndシングルが4月9日にリリース。切なさと力強さを持つメロディにのせた“富や名誉より大事なもの 今になってわかったんだ”などフレーズが印象的なメッセージソングになっている。『TOKI』の世界観ピッタリなパフォーマンスや、カップリング曲『SIGN』の『TOKI』とつながる歌詞にも注目。

INFORMATION

ライブツアー
『Da-iCE LIVE TOUR 2014-PHASE 2-』開催中!

≪スケジュール≫
■2014.04.11 (金)  さいたま・HEVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
■2014.04.12 (土)  高崎・club FLEEZ
■2014.04.20 (日)  仙台・HOOK
■2014.04.26 (土)  新潟・GOLDEN PIGS RED STAGE
■2014.04.27 (日)  水戸・ライトハウス
■2014.05.04 (日)  大阪・BIGCAT
■2014.05.06 (火)  名古屋・ダイアモンドホール
■2014.05.20 (火)  東京・EX THEATER ROPPONGI

公式サイト:http://da-ice.jp/

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