阿久津仁愛 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「阿久津仁愛」

2016/11/30

「越前リョーマとは性格的な部分では全然似てないけど、誕生日が近いことと朝に弱いところは似てる(笑)」

阿久津仁愛

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs六角で、越前リョーマ役に抜擢された阿久津仁愛くん。2014年『第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で準グランプリ受賞し、同作で舞台デビューを果たす阿久津くんに、本番へ向けての意気込みを語ってもらいました。


阿久津仁愛
もともと芸能界に興味はあったんですか?
「小さい頃に、親と一緒にアイドルのコンサートに行っていたこともあってか、もともとこの世界には興味はありました。よく家で音楽かけて歌っていたみたいです(笑)。でも、自分ではどうすればいいかわからなくて。そんなときに姉と母に“コレに応募してみない?”と薦められて、『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』を受けることになったんです」
オーディションで印象に残っていることは?
「初めての審査のときは、緊張で震えてしまって、何を話したらいいのかわからなくなっちゃうくらいの状態だったんですが、審査が通って。自分でもなぜ受かったんだろうって思いましたけど、審査が進むにつれて、よりこの世界に対して興味を持つようになりました。ただ、ベスト30くらいまで残ってから、最終審査は公開オーディションだということを親から聞いて。特技披露や告白審査があることもそこで初めて知って、“え、何それ!? 聞いてない”って、ちょっと複雑な気持ちになりました。でもその後、ファイナリストに残って、日にちが近づいてくるとともに、“もうやるしかない!”という気持ちが芽生えてきて、特技の練習とかも動画を撮ったりして練習しました」
特技披露は、“テニス+ソーラン節”という斬新な特技を披露されていましたが、あれは自分で考えたの?
「自分では何をやればいいのかわからなくて、親と相談して決めました。部活でテニスをやっているから、テニスと何かを合わせたいねという話になって、最終的にソーラン節をテニスで表現することになりました。最初は“ダサくないかな?”って思っていたんですけど(笑)、練習していたら意外とカッコイイなって思えてきて。本番はとにかく楽しもうという気持ちが大きかったです」

阿久津仁愛
最終審査は楽しめましたか?
「夢のような時間だったなって思います。緊張はしていましたが、それよりも“見せたい”という気持ちが勝っていたような気がします。たぶん、興奮して勝手に体が動くっていう感じだったのかなと。最初に一人ずつ登場してポーズを決めるというときに、『キャー!!』っていう大きい声援をいただいて、一瞬その声にビックリしちゃったけど、“こんなにたくさんの方が応援してくれているんだ”と感じて、頑張れるなって思いました。声援がすごく力になったと思います」
見事、準グランプリを受賞。手ごたえは感じていた?
「自分でもよくわからないんですけど、『準グランプリは……』っていう発表の瞬間、“あ、僕だ!”という予感がしたんです。そしたら、本当に自分の名前が呼ばれて。そういう能力持っているのかな?って思っちゃいました(笑)」
準グランプリ受賞した後、今の事務所へ所属。取り巻く環境もガラりと変わって、新たに学ぶことも多かったのでは?
「受験があったので、事務所に所属してからは、なかなかレッスンに参加できない日もあったんですが、受験勉強と並行してレッスンを受けに行っていろいろなことを学びました。それと、先輩方の舞台を観に行かせていただいたときに、みなさんのお芝居を見て“舞台ってすごいな”と感じて。映像作品とは違って、生で芝居をやるので、迫力がすごくて、自分ももっともっと頑張れば、先輩たちのような演技派の俳優になれるのかな?と、舞台の世界に憧れを抱くようになりました」
そして今回、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs六角の越前リョーマ役で舞台デビュー。出演が決まったときの率直な感想を教えてください。
「最初はとにかく嬉しかったです。でも、嬉しいのと同時に、主人公役であり座長であることの大変さを実感するというか、初舞台でそんなに大事な役をやらせていただいて大丈夫かな?という不安がありました」

阿久津仁愛
オーディションにはどんな想いで臨みましたか?
「オーディションの会場に着くまでは、すごく緊張していたんですが、部屋に入った瞬間“よし!自分ならイケる!!”と気持ちを切り替えて挑みました。オーディション自体は、けっこう人数も多くて楽しそうな雰囲気だったので、そこまで緊張もせず楽しめたと思います。いろんな人の個性豊かな特技を見ることができて、“こんな特技披露もあるのか!”と勉強にもなりましたね」
阿久津くんは何を披露したの?
「最終オーディションでは、素振りをしながらのビートボックスを披露しました。ビートボックスは、友達と休み時間にものまねしていたくらいのレベルではあったんですが、オーディションではけっこうウケていたと思います(笑)」
阿久津くんが演じる『越前リョーマ』の人物像はどんな風に捉えていますか?
「この前、立海戦のアニメを観たんですが、最後にリョーマが勝って、みんなで胴上げしているときにリョーマが笑っていて。すごく感動しました。リョーマはクールだけど、感情豊かな部分もあるんだなと。そういうふとしたときに出る表情とかを、自分も意識していけたらなって思いました」
役づくりで自分なりに意識していることは?
「ポケットに手を入れたり、表情もちょっと生意気な感じで歩いたり、私生活から意識するようにしています。最近では、無意識でポケットに手を入れていたり、癖になってきています。でも、まだまだ生意気さが足りないと言われるので……。その部分は難しいなって思います」

阿久津仁愛
リョーマと似ているなと思う部分は?
「誕生日が近い(阿久津は12月23日生まれ、リョーマは翌日24日生まれ)ところかな。性格的な部分でいうと全然似ていないですね。リョーマは自分をちゃんと持っているけど、僕はけっこう人に流されやすいというか、人の意見に乗っちゃって、自分をちゃんと持っていないようなタイプなので……。あ!でも、朝に弱いところは似ています!! リョーマと一緒でギリギリまで寝ていたいタイプなので、そこは似ています(笑)」
ミュージカル『テニスの王子様』といえば、過酷なテニス合宿が恒例ですが、参加してみていかがでしたか?
「やっぱりかなりキツかったです。部活でテニスをやっていましたが、そこまで強いチームではなかったので、テニスの素振り一つとっても、僕らが部活でやっていたテニスとはまったくの別物みたいな感じで、すごく厳しくて……。でも、ツライことってそんなに覚えてなくて、夜にみんなで集まって話をしたりしていたことのほうが覚えています」
合宿を通して得たものは?
「テニスの技術や体力面ももちろんそうですが、みんなと仲良くなれたことが一番かなと思います。一緒に舞台に立って、キャラクター同士、いろいろな関係性も見せていかないといけないので、絆が深まったなって思います」

阿久津仁愛
青学(せいがく)メンバーの雰囲気はいかがですか?
「ふざけるところはふざけて、やるときはみんな真剣にやる!という感じで、これが青学(せいがく)だなって思いました。あのメンバーの中にいると、僕は目立たない方だと思います。1年トリオを中心に、みんなすごく面白い。一人一人個性が際立っているので、それを芝居にも活かしていきたなと思います。最初にみんなで芝居したとき、僕をはじめ、みんな自分のキャラクターに精一杯で、キャラクター同士の関係性とかがぜんぜん見えなくて。そういう部分は普段から意識して築いていかないとなって思いました。それぞれの関係性をきちんと築いていけたら、きっといいチームになっていけるんじゃないかなと思うので、そこは頑張っていきたいと思います。お披露目イベントのときに、六角がチームとしてすごく出来上がっていて、僕らの勢いが押されていると感じるくらいだったので、公演では六角の勢いに負けないくらい、青学(せいがく)らしさをちゃんと出していきたいなと思っています」
初お披露目のイベントに関して、お客さんの前でのパフォーマンスはどうでした?
「今までは鏡を見ながら稽古をしてきたので、“自分はどうしたらリョーマとしてカッコ良くみえるのか”というのを確認しながらできましたけど、本番になるとそれができないので、“大丈夫かな? ちゃんとリョーマになれているかな?”という心配もありました。でも、ファンの方々も温かく迎えてくれて、安心しましたし嬉しかったです」

阿久津仁愛
ファンの反応も実感できた?
「1回目、2回目、3回目で反応する場面や笑う部分が違っていて、それが面白かったです。1回目は本当に緊張しましたけど、2回目からは少し余裕も出てきて、客席を眺められるようになったり、表情もいろいろ作ったりできるようになりました。スポットライトが当たっていて、ステージに立っていてすごく気持ちがいい!って思いました」
本公演で楽しみなことは?
「やっぱり今回から、新キャラクター(千葉冴太が演じる六角・首藤聡)が登場するので、どんな物語になっていくのかが楽しみです」
本番に向けて、今見えている課題はある?
「体力をもっとつけたいし、いろんな面でもっと成長したいです。生意気な部分もそうですが、ダンスと歌はセンターに立つことも多いので、人一倍頑張らないといけないなと思っています」
他のキャストに“コレだけは負けたくない”と思うものは?
「生意気さはまだまだ足りてないけど、表情に関しては誰にも負けたくないなと思います。僕の表情を見て“うわ!リョーマだ!!”って思ってもらえるようにしたい……というか、そうなれるように、いま一生懸命頑張っています。ほかのどのキャラクターよりも、原作に近づけたいです。誰が観ても越前リョーマだなって思ってもらえるようになりたいと思います」

阿久津仁愛
阿久津くんが思う“夢を叶える秘訣”ってなんだと思いますか?
「努力が一番大切かなと思います。自分でも今まで勉強面やスポーツ面でも、努力した分、絶対結果がついてくるなと実感しているので、僕自身も努力は大切にしています。今はダンスが不安なので、何回も反復練習したり、稽古で体が疲れていたとしても、寝る前とかに頭の中で振りを確認したり、自分なりにできることを頑張っています」
では最後に、阿久津くんの夢・目標を教えてください。
「ドラマとかすごく好きでよく観たりしているんですが、もっと演技力を磨いて、いつか映像作品にもチャレンジしたいなと思います。ラブストーリーにも挑戦してみたいですし、仮面ライダーにも出演してみたいと思っています」

インタビュー・終

撮影/草刈雅之 ヘアメイク/山崎はつみ

Profile

阿久津仁愛
あくつ・にちか●12月23日生まれ、栃木県出身。キューブ所属。2014年『第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で準グランプリを受賞。いきものがかり『あなた』のミュージックビデオなどに出演。

INFORMATION

テニミュ
(C)許斐 剛/集英社・NAS
・新テニスの王子様プロジェクト
(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs六角

【東京公演】2016年12月22日(木)〜25日(日)TOKYO DOME CITY HALL
【大阪公演】2016年12月30日(金)〜2017年1月8日(日)大阪メルパルクホール
【愛知公演】2017年1月20日(金)〜22日(日)日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【宮城公演】2017年1月28日(土)〜29日(日)多賀城市民会館 大ホール
【福岡公演】2017年2月3日(金)〜5日(日)キャナルシティ劇場
【東京凱旋公演】2017年2月9日(木)〜12日(日)TOKYO DOME CITY HALL

「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画「テニスの王子様」を舞台化した、大人気シリーズのミュージカル『テニスの王子様』(通称:テニミュ)。2003年春に誕生した1stシーズンから14年目を迎え、2016年12月から全国5都市で上演される最新公演「3rdシーズン 青学(せいがく)vs六角」で、新青学(せいがく)12名、六角7名が新たに誕生。19名の新キャスト、さらに永帝キャストを加えた、総勢28名がテニミュに新しい風を巻き起こす。

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