入来茉里 | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「入来茉里」

2011/01/28

舞台の稽古って、できないとすごく怒鳴られたりするイメージでした(笑)

入来茉里
16日から上演されている舞台『ギルバート・グレイプ』で、主人公の妹・エレン役を演じる茉里ちゃん。反抗期で、生意気な女の子のエレンを、思いっきりムカつかせるように演じたいと話します。舞台のお芝居はこれが初体験の彼女に、舞台へ向けての思いや稽古の体験談について聞きました。



Q 今回、初めての舞台ですが、舞台は特に体調管理も大切ですが、心がけていることは?

入来茉里

入来茉里

「本読みをしてすぐの頃に、私、風邪をひいてしまって、鼻声になってしまったので、家にいるときも加湿に気をつけたり、稽古場でもみなさんにアドバイスしていただいたり…」

Q 稽古はどれくらいのペースでやっていますか?(取材は12月末)

「ほぼ毎日やってます」

Q そうなると、キャストやスタッフとのコミュニケーションも築かれつつあるのでは?

「そうですね。特に私のお姉さん役の吉本菜穂子さんは、本当のお姉ちゃんのようにいろいろ教えてくださいます。のどにいいお茶のことなど仕事に関わる話から、おいしいお店のことまで。吉本さんも私と同じ20歳の時に初舞台を経験されたそうで、その経験談もうかがいました」

Q 実際に舞台の稽古が始まって、イメージしていたものと比べてどうですか?

「私、舞台の稽古が始まるまでは怖かったんです…。舞台稽古ってどういうものかわからなくて、不安で…。でも演出のG2さんはすごくやさしくて、わからないことがあると、私の目線で例え話をしてくださるんです。普段の私の生活ではこういうことが今のエレンの気持ちなんだよと説明してくださって、役についてのイメージもどんどんわかってきました」

Q 最初は、できないと演出家から灰皿が飛んでくるイメージとか(笑)。

「そうですね(笑)。できないと、すごく怒鳴られるとか。稽古のスタジオでお芝居をみなさんにじーっと見られることがまず怖かったです。でも稽古をやっていくうちに、 本番で失敗するより、稽古場でいっぱい失敗して、本番でいいお芝居をするほうがいいと、途中で吹っ切れて『どんどん失敗しよう』と思うようになりました。自分が思ったままにお芝居をして、よく見られても、『違うよ』といわれても、プラスに捉えられるようになりました」

入来茉里

舞台『ギルバート・グレイプ』より

Q 舞台を前に、不安な気持ちと楽しみな気持ち、どちらが大きい?

「今は楽しみな気持ちが大きいです。 私の友達で、ダンスをやっている子がいるんですけど、この間舞台に出る機会があって、初舞台の喜びというのを、すごくうれしそうに語ってくれました。お客さんから、リアルに反応が返ってきて、自分がその舞台に立ってるという状態が、初めての感覚らしくて、感激したそうです。私も、稽古をしているうちに、不安が薄れてきて、本当に今できることを大切にして、初舞台に立つときは、自信を持って立てるようにしたいです。楽しみですね」

Q 今回の舞台で、茉里ちゃんが演じるエレンのどんなところを観てほしいですか?

「エレンはちょっとおかしなことを言ったりもしますが、私は物事をはっきり言えるエレンがうらやましいなと。自分のことを好きでいられるって素敵だなと思います。舞台では、そんなエレンをお客さんにも好きになってもらえるように頑張りたいと思います。キャラクター的には憎たらしいんですけど、家族だから言える甘えのような部分や反抗期特有の思いは、みなさん経験したこともあると思うし、エレンの気持ちもわかってもらえるのかなと思います。  物語では、キャストみんながそれぞれの個性を出して、ギルバートを追い込んでいくんです。ギルバートがそこを克服していくというのがおもしろいポイントだと思うので、特に最初の段階は、エレンも生意気なキャラを強く出していきたいと思います。 物語自体、私自身も考えさせられることがありますし、観にきてくれた方の中に、今までとは違う物の捉え方が生まれて、それによって『今年いいスタートが切れた』と思っていただければ嬉しいですね」

Q 最後に、女優・入来茉里としての今年の目標を。

「いつか挑戦させてもらいたいと思っていた舞台が、思ったよりも早く実現したので、これを機会に成長できればいいなと思います。  まだ自分がお芝居をするうえで、役について飲み込むのに時間がかかることもあるので、もっとはやく対応できるようになりたいです。お芝居は自分が一番やりたかったこと。いろいろと経験させてもらったことを生かして、演じられる役柄を増やしていければいいなと思います。 今までは等身大の役や、自分が経験したことを演じることが多かったので、自分が経験したことのない、想像力を働かせて演じるようなお芝居もやってみたいです。たとえば時代劇とか…。普通にいるということがお芝居をするうえで一番難しいので、自分とは違う役をやって、普通の役を演じることはどういうことか考えてみたいと思います」

インタビュー・終

舞台『ギルバート・グレイプ』
1月16日(日)〜2月6日(日)東京グローブ座上演中。2月18日(金)〜23日(水)大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。出演は丸山隆平、中尾明慶、黒川智花、伊藤裕子、加納幸和、寿ひずる、ほか。 詳細はhttp://www.g-g.muへ。

【Profile】いりきまり●1990年2月16日生まれ、鹿児島県出身。2007年、第32回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞したことをきっかけにデビュー。これまで、映画『海の金魚』(主演)などに出演。また『モリゾーキッコロ森へいこうよ!』(NHK教育)にレギュラー出演中。2011年は、『BAD BOYS』、『men's egg Drummers』と2本の映画の公開が控えている。ホリプロ所属。

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×