今回は妄想じゃなく、恋が実っている歌。「いつもと違う！」と思いました

ニューシングル『有頂天LOVE』をリリースしたスマイレージ。4人としては最後になるこの新曲にまつわるさまざまなエピソードを、メンバー全員に聞きました。

Ｑ　『有頂天LOVE』は夏らしいノリノリの曲ですね。

小川 「初めて聴いたときからノリノリになれたし、明るくてかわいい曲だと思いました」

和田 「聴いてすぐ覚えられる曲だし、『ライブで盛り上がれるな〜』って思いました」

前田 「歌詞がかわいいんですよね。タイトル通り、主人公の女の子の有頂天な気持ちが詰まっています」

福田 「今までのスマイレージの歌詞は、主人公の女の子が恋をしても妄想、憧れで止まってたんですよ。でも今回は妄想じゃなく、恋が実っているから、いつもと違う！と思いました」

和田 「今までのスマイレージにないタイプの曲だと思ったけど、よく聴いてみるとスマイレージっぽいところもあると思いました」

Ｑ　レコーディングでは、どんなことに気をつけました？

福田 「いつも言われていることだけど、口角を上げて歌うことを意識しました。今回は特に、『キラキラした、有頂天な感じを声に出して』と言われて難しかったです」

小川 「あ、私も言われた。『キラキラした、有頂天な感じ』って。難しかったなぁ」

前田 「『元気めな感じで歌って』と言われて歌ったら声が裏返っちゃったり、リズムがとれなくなったりして大変でした。すごくテンポが早いので、（リズムをとりやすくするために）クリック音を大きくして歌いました」

和田 「サビの『ドクターストップがかかる程』とか、ちょっと早口で歌うところがあるんですよ。それがなかなかうまく歌えなくて。花音ちゃんに教えてもらいました」

福田 「そうそう。一つの音に二つの文字を入れなきゃいけなかったんだよね。最初、私も全然分かんなくて、みんなで『どうなってんだろうね？』なんて話してました。でもよ〜く聴いたらわかったので、みんなに伝えました」

Ｑ　振付も楽しそうですよね。

和田 「はい。いつもはダンスの先生が振りをつけてくれるんですけど、今回はつんく♂さんもスタジオに来てくれて、全部踊って見せてくださったんですよ!!」

小川 「つんく♂さんが来てくださるなんてあまりないから、うれしかった」

前田 「つんく♂さんのお手本は覚えやすかったしね」

和田 「今回の曲は『かわいい』がテーマなので、『振りを大きくしないで。小っちゃく』って言われるんですよ。でも踊っているうちに大きくなってきちゃって、小さくするのが難しかったです」

福田 「かわいくて歌詞にピッタリな振付なので、初めて見た人も印象に残ると思います。ファンのみなさんも真似しやすいですよ」

Ｑ　この曲を初お披露目したときに、ファンのみなさんも一緒にノッてくれたとか

福田 「そうなんです。ファンのみなさんは、初めての曲でもすぐついてきてくれるんですよね。すご〜い!!」

和田 「まだ覚えていない方も、ぜひ覚えて一緒に踊ってください!!」

Ｑ　ミュージックビデオはどんな感じですか？

福田 「ディスコみたいなセットで、レーザー光線が飛び交ってて…。『レーザー光線は目に悪いから見ちゃいけません』と言われたのに、スマイレージは“悪ガキ”なので(笑)、何度も見て注意されました。

前田 「それからプリクラ風のショットも撮ったんですけど、スマイレージの素がよく出ていると思います」

和田 「学校に登校するシーンも撮りました。私が学校の制服を投げつけると、スマイレージのド派手〜な衣装に変身するという…」

小川 「そうそう。『学校では優等生っぽいけど、放課後は結構ちゃらいよ〜』みたいな感じだよね(笑)」

福田 「それぞれ教室の中でのリップシーンも撮りました。私はお絵かきしながら、憂佳は寝ながら、紗季はペンを鼻の先にはさんで教科書を読みながらリップしたり。それぞれ違うことをしているので、おもしろいんじゃないかな」

次回に続く

取材・文／水野幸則