この写真集全部が“素”だなって思います

アイドリング!!!23号として活躍中の伊藤祐奈ちゃんが念願の1st写真集『ゆうなのゆっ。』をリリース。初写真集に加え、初ドラマ、初舞台と、ソロ活動も充実の祐奈ちゃんに話を聞いちゃいました！

Ｑ　ついに念願の１st写真集を出すことになりました！　まずは率直な感想を！

「“写真集が決まりました”ってメールが来たのが電車の中だったんですけど、“ヨッシャーッ”ってなりました、ガッツポーズ的な（笑）。カレンダー、トレカと出してきたんですが、一番出したかったのが写真集だったので嬉しかったですね。やっぱり物が残るじゃないですか。四国におばあちゃんがいるんですけど、なかなかテレビも見られないから。これを渡して“やってるぜ！”ってところを見せたいなと思います」

Ｑ　タイトルも可愛いですね。

「タイトルは自分で決めたんです。一番最初ということと、自分の素っていう意味で『ゆうなのゆっ。』って付けさせていただきました。この“ゆ”の部分が自分の書き文字になっているんですよ。“ゆうな”っていう名前の中で“ゆ”っていう字が好きで、丸い感じで、書くときも一番好きなんです。実は1stブルーレイは『ゆうなのなっ。』（10月19日発売）なんですよ。ゆうなの“う”は観てのお楽しみです（笑）」

Ｑ　この夏は、撮影でしばらく日本を空けていたみたいですが…

「この写真集はグアムで４泊５日で撮影したんですが、一回帰って２日間東京にいて、またアイドリング!!!の撮影で一週間グアムに行ったので、もちろんホームシックですよ（泣）！私、家と友達がホントに大好きだから。携帯も使えないからファンの方のブログのコメントも見れないし。今、日本で何が起こっているのかめちゃめちゃ気になって。すぐホームシックになりました。でも撮影自体はスタッフさんと毎日、和気あいあいとやってたので、楽しかった思い出しかないです！」

Ｑ　写真のなかで一番気に入ってるカットは？

「ちょうど夕陽が落ちる時間に合わせて撮影したカットは、景色がスッゴイきれいだったんですよ。自然がすごく好きなので、一面緑で空気もおいしいし。素足で撮ったのでチクチクしましたけど（笑）。このときが一番リラックスしていて、素って感じがします。でもこの写真集全部が素だなって。お母さんがこれを見て“祐奈が素で写ってるね”と言っていて」

Ｑ　お母さんが言うなら間違いないですね。この飛び込み台からダイブしている写真もすごいけど、４〜５メートルはある？

「これは人生初のダイブでした。下から見たら結構“あ、低いじゃん”って思ったんですけど、いざ上ってみると……。これ（手でバツを作っている写真）は“イヤ、無理です”って言ってる写真なんです（笑）。顔がガチで引きつってまして、飛ぶ瞬間は頭がクラッとしました。飛び込み方を知らなかったので、全身が痛くて、鼻から水がゴホッって入るわ、飲み込んじゃうわで、しかも海水だからめっちゃ塩なんですよ、塩味しかしなくて（笑）」

Ｑ　きれいな海をバックにはねているショットは元気な感じが出てます。

「これはめっちゃ跳びました。裏表紙にも使われているカットは水着がカラフルでポップで大好きです。でもこの海の中に黒い部分があるじゃないですか？　これ全部ナマコなんですよ！　最初は普通に歩いてたんですが、足に違う感触がしたので見たら一面ナマコで、“ひぃーーーーっ！”みたいな（笑）。初めてナマコという生き物に出会って、テレビでしか見たことなかったので泣きそうになった」

Ｑ　（笑）。そんな罰ゲームみたいなことばかりじゃないでしょう？

「撮影していたら子供たちが寄ってきてくれて、コミュニケーションしました。英語は喋れないんですけど、“こんにちは”とか日本語を分かってくれて。私子供大好きだから超話ししました。そして写真集のラストカットで白い砂浜に手形を押している写真は、マネージャーさんのイチオシです」

Ｑ　水着以外にもいろんな衣装が見られますね。

「ポップでアメリカンな感じとか、海辺で浴衣を着ていたりとか…。あとは制服姿もあって、今高校生なんですけど、私服の学校なので、撮影で制服を着れるときは現役なのにテンションあがるんですよ“よっしゃ制服キターッ”て。ウインクをしている写真は、１年間芸能活動をやってきて初めてウインクができた写真です。ウインク下手だから私はやろうとも思わなかったんですよ、アイドリング!!!のひぃちゃん（三宅ひとみ）とか、なおちゃん（朝日奈央）とか上手いじゃないですか。だからこれが初めてウインクした記念すべき写真です（笑）」

Ｑ　１st写真集を改めて見ての感想は？

「ページをめくるたびに自分じゃないですか？　全部自分だからちょっと恥ずかしい気持ちもありつつ、“出来たんだぁ”って実感して。15歳の自分のラストを飾る作品になりました。約1年半前にアイドリング!!!に入って、タイ、台湾、グアムに行ったり貴重な体験ばっかりさせていただいて、アイドリング!!!に入ってよかったなと改めて思いました」

Ｑ　１stと言えば9月30日から初舞台『ゴジラ』に挑戦しますね。

「稽古はすごく楽しいです。自分じゃない自分になっているから、通し稽古が一番楽しい。とんちゃん（外岡えりか）の妹で、栗城亜衣ちゃんと双子役で、双子だけど全然似ていないという役です。二人で一緒にタイミングをあわせて言うセリフがあって、どっちかが噛むと崩れちゃうので、息を合わせるのが難しいです」

Ｑ　アイドリング!!!のメンバーもお世話になっている、演出の森岡利行さんは怖くなかったですか？

「以前、舞台に出たメンバーから“めちゃくちゃ怖いから頑張れよ”って言われてて（笑）。初めてお会いしたときは、監督オーラがにじみ出ていたからすぐに分かりました。でも稽古２回目ぐらいのときに、“この間、雑誌見たよ”って言っていただいて、結構ホッとした自分がいました（笑）。舞台稽古でもダメ出しの後に面白いことを言って笑わせてくれたりとか。稽古はすごく楽しいです」

Ｑ　やっぱり舞台の稽古は、普段のライブや番組収録とは違う？

「普段はマイクを使って喋るんですが、舞台はマイクなしで地声で喋るから、それが自分としては課題でした。舞台稽古が始まる前に、ボクササイズ、筋トレ、ストレッチをやって。ボクシングの時に“ワーーッ”って声を出すだけ出したら、大声が出るようになりました。先日『品はちライブ』で歌ったときにも、自分で違うなって思いました」

Ｑ　ボクシングの練習とは独特ですね。やるのはもちろん初めて？

「初めて稽古に行った時は、何が起きるんだろって思いました。着替えて走った後、みんなでグローブを付け始めて。大人の人がミットを持ってくれて“ワンツー！ワンツー！”みたいな。しかもエアコンが切られていて、密室で蒸されて、あそこまで汗をかいたことがなかったので……痩せます！　でもその後に食べちゃうからプラマイゼロなんですけどね（苦笑）。次の日、腕が筋肉痛過ぎてびっくりしましたけど、段々体がなれてきて、腹筋もついてきました。本番を迎えるのが楽しみです！」

次回に続く