吉田朱里 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「吉田朱里」

2021/04/19

「オーディションでは素でいることが大切。隙が見えないとその子自身が分からないから」

吉田朱里

笑顔で人を幸せにする女性を発掘する『美笑女グランプリ2021』の開催が決定(応募受付2021年4月30日まで)。本オーディションのスペシャルサポーターを務めるのが、NMB48のメンバーとして10年間活動、現在美容クリエイター、モデルとして女性に圧倒的な人気を誇る吉田朱里だ。オーディションのキーワード「#笑顔覚醒」を考案し、オーディションのスペシャルサポーターとして携わる吉田に、自身のオーディション経験から、自身をアピールする方法についてまでを聞いた。

吉田朱里

――吉田さんは元々オーディション情報誌『デビュー』を読んで多くのオーディションを受けていたんですよね。

「10年も経つと、オーディションを受けてた側から募集する側になるんですね〜(笑)。14歳でNMB48に入る前からずっとオーディションを探していたので、10歳ぐらいからずっと『デビュー』を読んでオーディションを受けていました」

――今、募集する立場になって思うことは?

「私なんかただの中学生だったのが、人生が一気に変わりましたので、何がきっかけになるかは分からないですし、やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいいって思ってます。オーディションなんて何度受けてもいいと思うんですよ。私もこれまでたくさん受けて、たくさん落ちてきましたから。このオーディションも、受かる・受からないを考えて躊躇してるより、少しでもやってみたいと思うなら、応募してみてほしいなって思います」

吉田朱里

――元々はモデルを目指していたんですか?

「モデルさんを経て女優さんになりたいって思っていたのに、アイドルになっていたんですけど(笑)。とりあえず芸能界に入りたいって考えていたので、早いに越したことは無いと思うんです。芸能界に入ってからいろいろ経験して、自分が何をやりたいのかを見つけたほうが絶対にいいし、出来ること出来ないこと、得意なこと苦手なことがあることも分かるので。吉本っていう事務所はなんでもやらせてもらえますし、『美笑女グランプリ』のサポーターを見ても、お笑い芸人さん、アイドル、女優さんといろいろいますので。私はあまりいない美容クリエイターですけど(笑)。今、自分のやりたいことが形にできてないと思っているなら、夢への第一歩と思って、この機会を逃さないでほしいなって思います」

吉田朱里

――吉田さんも芸能活動を行うなかで、動画クリエイターという道を見つけたんですね。

「元々コスメも好きで、メイクして可愛くなることが好きで、NMB48に入る前からたくさんの雑誌を読んで研究するようなタイプだったんです。それが、まさかこういう形でお仕事になるとは思っていなかったので、改めてびっくりしますね。でも好きだからこそ、心が折れるようなことがあってもやり続けられているので、やっぱり好きという気持ちは大きいと思います。今の芸能界って縛られてない気がしているんです。何でもできるに越したことは無いですよね」

――特にコロナの時代、発信力を持った人が生き残れると思います。

「そう思います。だからこそ今回のTikTokでの応募っていうのは面白いって思ってます。今回『#笑顔覚醒』っていう応募のハッシュタグを考えさせられまして(笑)。“何かいいハッシュタグはないですか?”って相談が来たので、いろいろアイデアを出していたら、良いのが出るまで帰らせてもらえないみたいな感じになって(笑)。まさかこんなに資料に大々的に載るようなものだったなんて思ってませんでした(笑)」

吉田朱里

――でもすごく良いキーワードだと思います。

「自分が持っている“笑顔”で誰でも挑戦ができるんです。美人で可愛いということがすべてじゃなくて、見ている人を楽しくさせる、誰かを笑顔にさせる、そんな笑顔の魅力を覚醒させてほしいです」

――ご自身の笑顔はどんなときに覚醒しますか?

「私は常に人生を楽しんでますね。褒められたりすると、嬉しくてずっとヘラヘラしてます(笑)。卒業してからは自分の時間もできましたし。今まではグループと自分との向き合いだったんですけど、今は自分自身との向き合いなので。自分を大事にしてあげられているというか、メンタル的にもいい状態です。グループ時代と比べると刺激は少ないですけどね。誰かと競争できる環境っていうのは恵まれていたなと。10年間その中にいて今があるのがいいのかなって思います」

吉田朱里

――今回は審査にも関わるそうですが、審査のポイントを教えてもらえますか?

「私的には可愛い笑顔の方です。顔が美人な方ももちろんいいんですけど、吉本らしく、ゆりやん(レトリィバァ)さんみたいにキャラがあったり、エルフの荒川さんみたいにTikTok観てると笑顔になっちゃうみたいな。人を笑顔にしてくれる人が応募してくれたら嬉しいなって思っています」

――多くのオーディションを受けたり、見てきた経験の中で、自分をよりよくアピールするために大切なことは何だと思いますか?

「素でいることじゃないですか? 私、NMB48の第7期生オーディションをずっと見ていたんですけど、素でぶつかって来てくれる子と、作りこんで来る子の両方がいるなって思いました。私は完璧にやりたいタイプで、一生懸命作りこんでました。NMB48に入るまでのオーディションでは、小学生ながらに言葉ひとつ一つに『〜させていただきます』って言ってみたり、手紙を添えてみたり、完璧を演じてたんですが、それは決していいことだとは思わなくて。隙が見えないとその子自身が分からないから、主催の方も“欲しい”って思わなかったんだと思う。“これから育てていきたい”という気持ちが“欲しい”ということに繋がると思うんですけど、ただ作りこんだ真面目さや完璧さは、見ていても面白味が無いなって。オーディションを見てる側のときにすごく思ったんです」

吉田朱里

――それがNMB48のオーディションでは違ったんですか?

「NMB48オーディションのときは、何も考えてなかったです(笑)。周りから“行ってみれば?”って勧められて、“どうせ受からんし”って諦めた感じで受けて、“すごく楽しくおじさんたちと面接して帰ってきた!”って感じでした。だから、あんまりガチガチに決め込んで来ないほうがいいんじゃないかな? やっぱり人間性を見たいと思うんですよ。人からいいねって言われる部分や、アピールできる部分はどんどん出してもらえたらいいと思います」

――最後に応募を考えている人の背中を押すようなメッセージをいただけますか。

「私も『デビュー』を見て、いろんなオーディションを調べて、NMB48のオーディションもデビューで見つけて付録の履歴書で応募したんです。今デビューを見てるっていうことは、チャンスを見つけたいという気持ちがある人じゃないですか? だったらこれに受からなきゃいけないじゃなくて、受かったらいいな、という気持ちだけで受けてもいいですし、今回TiKToKで手軽に応募できるので、周りの友達に目指している子や可愛い子がいたら勧めてあげてほしいなって思います。『#笑顔覚醒』っていうたった5文字だけで人生変わるかもしれないから、軽い気持ちで応募してみてほしいなって思います。私もこの10年で人生ガラッと変わっているので(笑)」

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PROFILE

吉田朱里(よしだ・あかり)●1996年8月16日生まれ、大阪府出身。愛称はアカリン。2010年よりNMB48の第1期生として活動。2016年からは“美容系YouTuber”としてチャンネルを開設。企画、撮影、編集をすべてひとりでこなし、ヘアアレンジやメイクテクニックを解説する『アカリンの女子力動画』が人気に。2017年7月には初のフォトブック『NMB48 吉田朱里ビューティーフォトブック IDOL MAKE BIBLE@アカリン』を発売。2018年からは『Ray』専属モデルとしても活躍。2019年には自身がプロデュースするコスメブランド『B IDOL』を立ち上げるなど活動の幅を拡げている。2020年12月21日、約10年間在籍したNMB48を卒業。

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