板垣瑞生 | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「板垣瑞生」

2019/05/31

「お金と時間があれば、小学生の頃からひとりで自転車に乗って映画館に行っていました」

板垣瑞生

――板垣さんは、小学校5年生という10代のかなり早い時期にスカウトされて事務所入りしていますが、もともと芸能界に興味はあったんですか?

「当時の僕は芸能界というものに対して何も知らなかったんです。芸能事務所といった存在も知らなかったし、そもそも、テレビっていうものに自分が出られるとは思ってもいなかったので」

――仕事として頑張りたい!という意識が芽生えたのは?

「中1の頃、初めて出た映画で菅田将暉さんが一緒だったんですけど、僕は映画の現場が初めてで何もわからず、台詞ひとこと言うにも緊張していて。そんな僕に対して、当時二十歳だった菅田さんがすごく優しく接してくださったんです。一つの作品を一緒に作る仲間として受け入れてもらえた感覚がすごく嬉しくて、“またこういう現場に呼んでもらえるようになりたい”と思ったし、“そのためにはもっと、お芝居を頑張らなければいけないな”と思いました。そこからお芝居のレッスンに対しての意識がすごく変わった気がします」

――お芝居の現場は楽しいですか?

「楽しいです。個性的な方が多い世界なので面白いなと。同じ役でも、違う人が演じるとぜんぜん違う感じになったりとかもするし、だからこそ、シェイクスピア作品のような昔からの名作が何度も上演されているだろうなと思うんですけど。“この人が演じるからこそより魅力的に見える”と思う役者さんの芝居に触れたりすると、本当に刺激になりますし、現場でお芝居を観るのは貴重な経験になっています。それ以上に、映画やドラマといった、普通に作品に触れることも大事だなと思うようになりました」

板垣瑞生

――映画は昔から好きだったとか。

「そうですね。お金と時間があれば、小学生の頃からひとりで自転車に乗って映画館に行っていました。映画が好きだと自覚するまでもなく、ひたすら観に行っていましたね。この仕事を始めてからは、撮り方が気になったりすることもありますが、昔も今も鑑賞の芯は変わっていません。この役いいなぁ、この気持ち、わかるなぁっていう。そこは、今後も変わらないと思います」

――これから芸能界を目指す人たちも、映画などの作品はたくさん観たほうがいい?

「“たくさん観なきゃ!”と思う以上に、楽しんで観て欲しいなという気持ちのほうが強いです。純粋に、その作品の世界観に入って、いろんな感情を抱いてもらえたらなと。僕にもたぶん、冷静に分析しながら観ようとした時期があったと思うんですね。でも、一緒に役に共感して感動したり、衝撃を受けたり、素直に作品を楽しんだほうが豊かな経験値になるような気がします」

板垣瑞生

――現実や自分とかけ離れた作品や人物も演じられていますが、自分と近いキャラクターと遠いキャラクターで、演じにくい、演じやすいというのはありますか?

「自分と重なる部分があるほうが、やりにくい……かな。梓にしても、何度かそう感じたことがあって、怖かったんですよ。台本が初稿からどんどん変わっていって、板垣瑞生という人間に近づいてきた部分もあって。自分自身と全然違う役のほうが、変身じゃないけれど、人って飛び込めちゃうと思うんです。でも梓という役は、僕と似ている部分があって、自分をさらけ出す感じだったので、怖かったという感覚でした」

――監督の追い込み、すごいですね! 板垣さんは今年高校を卒業したということですが、気持ち的な面での変化は。

「“自分はもう社会人なんだ!”と。大人にならなきゃなぁと思いました。その上で、芸能人であるというのはあまり意識したくないなとも思いました。今までも特にそれを意識したことはないんですけど、社会人として働いている方も学生の方も、みなさん同じ人人間として変わらないですから。ただ、これからは学生ではなくなり、僕は板垣瑞生という一個人として出陣していかないといけない。そうなったときに“芸能人”という肩書ではなく、ひとりの人間としてしっかりと頑張って生きていきたいと思いました」

板垣瑞生

――お芝居の魅力、どんなところに感じていますか?

「新しい自分に気づかせてくれるところです。たとえば、今回の梓を通して、もともと自分の中にあったけれど、これまで気づいていなかった自分の中の残虐性だったり負の部分だったり、お芝居は周りも自分も知らなかった自分に出会わせてくれるものだなって思います。現場で演じる前に準備をしている段階で“あっ、自分の中にもこんな感情があったのか!”と驚くこともありますね」

――では最後に、これからの目標と、芸能界デビューを目指している読者への応援メッセージをお願いします。

「アカデミー賞の主演男優賞を獲れるような俳優に……いや、獲ります!! それと、きっとどの仕事をしていても、大変なことはたくさんあると思うんです。役者という仕事にも辛いことはある。そういった覚悟を持って、やりたいことに対して一歩踏み出すことが大切なんじゃないかなと思います。夢に向かって何か行動するってとても素敵なことだなと。自分の人生を決めるのは絶対に自分だと思うし、どうかを決断するかはその人次第。自分で決めて、自分で動くしかないので、“どうしてもやりたい!”という強い想いがあるのであれば、後悔しないように、自分の心に従って一歩踏み出してみてください」

PROFILE

板垣瑞生(いたがき・みずき)●2000年10月25日生まれ、東京都出身。スターダストプロモーション所属。7人組ボーカルダンスユニットM!LK (ミルク) メンバーとして活動中する一方、俳優としても活躍中。2015年映画『ソロモンの偽証』で注目を集め、第25回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。近年の主な出演作は、ドラマ/大河ファンタジー『精霊の守り人』(NHK)、『神ちゅーんず〜鳴らせ!DTM 女子〜』(ABC・EXほか) 、映画/『響-HIBIKI-』、『僕に、会いたかった』などに出演。『初恋ロスタイム』 (2019年9月公開) 主演 、『超・少年探偵団NEO -Beginning-』(2019年公開)などが控える。

関連記事

Information

映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』
2019年6月28日全国ロードショー

『ホットギミック』©相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会

2016年『溺れるナイフ』で大ヒットを記録し、一躍その名を世間に轟かせた新鋭の映画監督:山戸結希監督の最新作。原作・相原実貴が描いた人気コミック『ホットギミック』を実写映画化。3人の魅力的な男性が1人の純朴な少女に恋をする、という夢物語を幻想的に映し出しながらも、恋をするからこそ、自分自身の存在に向き合ってゆく、”ガールミーツボーイ”としての新たな物語を、圧倒的映像美とスケールで描く。
≪story≫
どこにでもいる平凡な女子高生・成田初(堀未央奈)。優しい兄・凌(間宮祥太朗)、天真爛漫な妹・茜(桜田ひより)と両親と、ごく普通の家庭で暮らしていた。ある日、同じマンションに住む橘亮輝(清水尋也)に弱みを握られ、亮輝の無茶な命令に振り回されることに。
そんな時、数年前に突然引っ越していった幼馴染・小田切梓(板垣瑞生)が帰ってきた。人気モデルとして活躍し、遠い存在だと思っていた梓が、昔と変わらず自分を守ってくれる姿に初は自然と魅かれていく。亮輝に邪魔をされながらも、初と梓は付き合うことに。幸福感に溶けてゆく初だったが、実は梓にはある目的があった―。
さらに、兄・凌の秘密を知ってしまう。今まで通りではいられなくなり、戸惑う初。 昔から憧れの存在だった梓。口は悪いが傷ついた初を励ましてくれる亮輝。幼い頃からいつも自分を守ってくれる凌。
そんな3人の男性との恋に揺れ動く初が選ぶ運命は…

■公式HP:hotgimmick-movie.com 
■公式Youtubeアドレス:(限定公開):https://youtu.be/1Hzbnwx0iJw

Present

板垣瑞生 サイン入りポラを1名様にプレゼント!

【応募のきまり】
1.『Deview/デビュー』公式Twitterアカウント「@Deview_staff」をフォロー
2. 対象ツイートをRT&リプでインタビューの感想を送る
で応募完了!

【応募締切】
2019年6月14日(金)23時59分まで。

◆当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
◆商品の発送先は日本国内に限らせて頂きます。
◆当選者様には『Deview/デビュー』公式Twitterアカウント(@Deview_staff)より、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。その際、返信期日までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
◆所定の文章を変更したツイートや、Twitterアカウントを非公開設定にしている場合は、応募を受け付けられません。
◆当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
※転売・譲渡が明らかになった場合、当選取消とし、賞品をお返し頂く場合があります。

【個人情報の取り扱いについて】
※ご登録いただく個人情報は、プレゼント発送、及び問い合わせ対応にのみ使用させていただき、それ以外には使用いたしません。第三者への提供はございません。
※詳しくは当サイトの「個人情報の取り扱いについて」をお読みください。
※なお、「個人情報の取り扱いについて」にご同意いただいたうえで、ご応募をお願いいたします。

  • 記事へのご感想・ご意見・ご要望はコチラにご連絡ください。
  • ※当落のお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×