伊原六花 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「伊原六花」

2022/09/05

「開演のブザーが鳴った瞬間、非現実的な世界に没頭できる……そこがミュージカル作品の好きなところ」

伊原六花

――久美子が憧れる夏子を演じる前田敦子さんの印象は?

「初めて本読みで一緒になったときに、夏子をどういう感じで演じられるんだろうと楽しみにしていたのですが、前田さんの姿を見て、すぐに“これは憧れるわ!”って思いました(笑)。夏子も外地(第二次大戦中に日本以外の領土だった場所)から帰ってきて闇を抱えているというか、つらい思いをしてきた方だからこそ久美子から見たら大人の女性に見えて、憧れるんだろうなって感じられました。声色や話し方だけで感じられるものがあったので、房子、夏子、久美子3人のシーンを早くやってみたいって思いました」

――脚本を読むと、久美子を騙す学生・川北役の前田旺志郎さんとの絡みが多くなりそうですね。

「前田さんは稽古場で隣の席なんですね。私はお兄さん(前田航基)とご一緒したことがあって、その話をしたりしました。前田さんご自身は気さくな爽やかな青年という印象で、久美子はそういうところに騙されたのかなって思いました(笑)。清さんの素敵なところが十分伝わるお人柄なので、豹変した後をどう演じられるのか、私もワクワクします」

伊原六花

――歌練習は順調ですか?

「楽しいです。関西弁のイントネーションが歌になっている感じなんです。陽気に関西弁を喋るとこうなるよなって楽曲ばかりなので(笑)、ここ歌いづらいという部分はまったくないんです。ただメロディーも歌うのもすごく難しいんですけど、長塚さんがおっしゃっていた心情をリアルに伝えるという意味では、すごく心情に沿ったメロディーだなと感じています」

――昨年の『ロミオ&ジュリエット」以来のミュージカルとなりますが、伊原さんが思うミュージカルの楽しさとは?

「私は“ザ・ミュージカル”という感じの作品を観るのが好きなんです。開演のブザーが鳴った瞬間、嫌なことがあっても非現実的な世界に没頭できる……そこがミュージカル作品の好きなところで。作り込んで本当にあるような世界を表現してくれるので、そこに飛び込んでいくのが大好きです。でも今回の作品はミュージカルとはいえ、自分ごとのように感じてもらえるようにお芝居をする。長塚さんもずっとそれをおっしゃっているので、非現実的とはまた違う新しいミュージカルの世界に触れられるんじゃないかなと思っています。それが今すごく楽しみです」

伊原六花

――今までとは歌い方も変わりそうですね。

「『歌う声色じゃなくていい』と言われています。『キレイな声を出さなくていい』と。そう最初に言われたので、“歌うって思わなくていいんだ”というのが新しいチャレンジでもあり、楽しみなところでもあります」

――デビューして5年経ちますが、これまでを振り返って、特に転機になった出来事を教えてください。

「昨年舞台を3本やらせていただいたのですが、1年間舞台の仕事だけをやってみて、改めてお芝居が好きなんだって思いました。この仕事をやっていきたいって、より強く思うようになったんです。舞台をやるといろんな人とお話しできて、みんなでどうやって一つの作品を作り上げていくかを間近で見ることができるんですね。全員違うけど全員プロフェッショナル。本当にいろんなやり方があるんだなって感じて、ちょっとラクになりました。そしてもっといろんな作品でいろんな役に出会いたいと思えたので、それが転機かも知れないです」

伊原六花

――では最後になりますが、伊原さんは困難や壁にぶち当たったとき、どうやって乗り越えますか?

「よじ登る(笑)」

――すごい。初めて聞いたかも知れないです(笑)。

「どうやったっていつも壁はあるので(笑)。だから壁はあるものなんだって受け止めます。すんなり出来たことなんて一度もないので、とりあえずスタート地点に戻らないようにへばりついて、いろんな人にアドバイスをいただきながら、ゆっくり壁を登っていくしかないなと思っています。今の自分が持っている引き出しはまだまだ少ないと思うので、いろんな方からお話しを聞いて、“この人はこう読んだ”、“この人はこう読んだのか”と、一つひとつかき集めて、自分の中で一つ答えを出すのが自分の中での最善かなと思っています」

Special Movie

伊原六花、ミュージカル『夜の女たち』への意気込みを語る

PROFILE

伊原六花(いはら・りっか)●1999年6月2日生まれ、大阪府出身。フォスター所属。
幼少期よりバレエやミュージカルを習い、2017年に登美丘高校ダンス部キャプテンとして「日本高校ダンス部選手権」で披露した“バブリーダンス”が注目を集め、高校卒業後に芸能活動をスタート。
主な出演作は、【ドラマ】『チア☆ダン』(TBS)、連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)、『明治東京恋伽』主演(tvkほか)、『どんぶり委員長』主演(TX)、『エアガール』(EX)、『神様のカルテ』(TX)、【映画】『地獄の花園』、『星空のむこうの国』、【舞台】ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、『友達』、音楽劇『海王星』など。W主演を務めるDisney+『シコふんじゃった!』が今秋配信予定。

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Information

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
ミュージカル『夜の女たち』

2022年9月9日(金)〜19日(月・祝)KAAT神奈川芸術劇場(ホール)
※初日延期のお知らせ
<全国ツアー>
・北九州芸術劇場:9月24日(土)18:00、25日(日)13:00
・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール:9月30日(金)18:30、10月1日(土)13:00、10月2日(日)13:00
・山口市民会館 大ホール:10月6日(木) 18:00
・まつもと市民芸術館 主ホール:10月10日(月・祝)15:00
・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール:10月14日(金)18:00、15日(土)13:00、16日(日)13:00

『夜の女たち』

原作:久板栄二郎
映画脚本:依田義賢

上演台本・演出:長塚圭史
音楽:荻野清子
振付:康本雅子

出演:江口のりこ 前田敦子/伊原六花 前田旺志郎 北村岳子 福田転球/大東駿介 北村有起哉 ほか

≪あらすじ≫
戦後すぐの大阪、釜ヶ崎。「日没後、この付近で停立または徘徊する女性は闇の女と認め、検挙する場合があります」と札が立っている。大和田房子は焼け出された後、病気の子を抱えて困窮していた。夫は戦地からまだ帰っておらず、両親や妹・夏子は終戦を迎えたものの消息不明になっている。姑や義理の妹・久美子と同居しながら、着物を売り払ってなんとか暮らしている。そこに届いたある知らせに絶望する房子。その後、ダンサーとなった夏子と偶然再会する。房子、夏子、久美子、3人の女たちの壮絶な人生と、凄まじい生命力を描いた人間ドラマ。

◆公式サイト
https://www.kaat.jp/d/yoruno_onnatachi

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