前原滉 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「前原滉」

2024/12/27

「やることと言えば、これからも芝居を頑張ることだけ。正解がないのが俳優業の面白いところ」

前原滉撮影/厚地健太郎 取材・文/児玉澄子

若き名バイブレイヤーとして多くの作品で活躍する俳優・前原滉。現在は主演映画『ありきたりな言葉じゃなくて』が公開中で、2025年1月13日スタートの連続ドラマ『119エマージェンシーコール』へもレギュラー出演が決定した。トライストーン・エンタテイメントに所属して今年で10年目。知名度の向上とともに、近年は俳優業とは異なる露出も増えている。2025年もさらなる充実が期待されている前原に新年の抱負を聞いた。

前原滉

──2024年は数多くの作品に出演したほか、年末からは主演映画が公開と充実した1年になったのではないですか?

「周りから“忙しそうだね”と言われることは多かったですね。自分の実感としては“そんなスケジュール詰まってないですよ”という感じなんですけど、それでいて"たくさん出てる風"に見えるのはラッキーというか(笑)、ありがたいなと思ってます。2025年はもっと実働日数を増やした上で、そう言われるくらい頑張りたいです」

──2025年は連続ドラマ『119エマージェンシーコール』が"仕事始め"。どんな役になりそうですか?

「僕が演じる箕輪健介は消防局の指令管制員の1人で、おしゃべり好きなキャラクターです。主演の清野菜名さんや瀬戸康史さんと同じチームなので、僕にしては珍しく全編を通して共演者の皆さんと関わるドラマになりそうで楽しみですね。緊迫した場面も多いドラマなので、息抜き的なポジションになれたらと思っています」

前原滉

──瀬戸康史さんとはNHK朝ドラ『まんぷく』(2018年)以来の共演ですね。

「その後も食事に連れて行ってもらったり、すごく良くしてもらっています。瀬戸さんは面倒見もいいですし、誰に対しても分け隔てがないですし、とにかく人間としての器が大きいんですよね。3〜4歳しか変わらないので大きな括りでは"同世代俳優"なのかもしれないですが、瀬戸さんと話してるとまだまだ自分は俳優としてのスタート地点に立ったばかりだなと感じたりもします」

──近年は"若き名バイプレイヤー"と評価されることも増えていますが、主役と脇役で臨み方の違いはありますか?

「芝居に関してはやることに違いはぜんぜんないです。ただ作品を背負う意識は、誰よりも持たなければいけない立場なんだなと感じました。具体的には舞台挨拶に立ったり、芝居を受けたり、芝居以外にやることが多いんですよね。それが嫌だというわけじゃなくて、現場が終わっても作品を届けるまでスタッフのみなさんともうひと頑張りさせてもらえる。その役まで任せていただけるのは嬉しいことだなと思います」

前原滉

──主演として現場を引っ張るという意識についてはどうですか?

「主演俳優にもいろんなスタンスがあると思いますが、僕はあまり“ついてこい!”というタイプじゃないので(苦笑)。意識していたのは、少なくとも現場で働く人の間に上下を作らないことくらいでした。特に若いスタッフって役者に“座ってください”とか椅子を持ってきてくれたり気を遣ってくれるんですが、あまり気を遣わなくていいように言ってました。」

──映画の現場では俳優部、中でも主役がヒエラルキーのトップという認識が根強いのかもしれないですね。

「その気遣いはありがたいと思いつつも、そのスタッフには別の仕事があるわけで、そっちに専念したほうがいいはずなんです。現場にいろんなプロフェッショナルがいる中で俳優部が偉いというのも変な話だし、みんながフラットなほうが現場の雰囲気も良くなるじゃないかなと思うんですよ。もちろん自分のやり方が正解だと思ってるわけじゃないんですが、自分が心地いいなと思える現場の雰囲気作りまで踏み込めるのが主演というポジションの特権なのかなと思いますね」

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Information

映画『ありきたりな言葉じゃなくて』(全国公開中)

ありきたりな言葉じゃなくて

ありきたりな言葉じゃなくて©2024テレビ朝日映像

■ストーリー
青春から遠くも近くもない32歳の藤田拓也は、町中華を営む頑固な父と愛想のいい母と実家暮らし。ワイドショーの構成作家として毎日徹夜でナレーション原稿を書き散らす日々が続いている。そんなとき、先輩の脚本家の推薦によって、ようやく念願の脚本家デビューが決まった。「脚本家」の肩書を手に入れ浮かれた気持ちでいる拓也と偶然出会う謎の女性・りえ。2人は意気投合するが、りえと出会ったことで拓也は予期せぬトラブルに巻き込まれていく…。


出演:前原滉
小西桜子 内田慈 奥野瑛太 那須佐代子 小川菜摘 山下容莉枝 酒向芳
池田良 八木光太郎 沖田裕樹 敦士 鈴政ゲン 加藤菜津 佐々木史帆 高木ひとみ◯ 谷山知宏 今泉マヤ 根岸拓哉
チャンス大城 土屋佑壱 浅野雅博 外波山文明 玉袋筋太郎

脚本・監督:渡邉崇
原案・脚本:栗田智也

◆公式サイト
https://arikitarinakotobajyanakute.com/

Information

トライストーン・アクティングラボ
2025春(5月スタート)レッスン生募集

小栗旬や田中圭、綾野剛、木村文乃、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二、原菜乃華といった、人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。当インタビューの前原滉も、演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属をした一人であり、若手バイプレーヤーとして注目の東野絢香もTSALで芝居を磨き、トライストーン・エンタティメントに所属した女優である。

トライストーン・アクティング・ラボの詳細は下記まで
TEL:03-5433-2195
WEB: http://www.tristone.co.jp/tsal/

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