三浦春馬×生田絵梨花(乃木坂46) | インタビュー | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

インタビュー「三浦春馬×生田絵梨花(乃木坂46)」

2020/02/28

「アンドリュー・ロイド=ウェバーさんの作品のナンバーをいつか歌いたいと思っていたので嬉しい」

三浦春馬×生田絵梨花撮影/草刈雅之 取材・文/佐久間裕子 スタイリング/岡井雄介【三浦】、鬼束香奈子【生田】 ヘアメイク/倉田明美(cinqNA)【三浦】、吉田真佐美【生田】

ミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの傑作『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド 〜汚れなき瞳〜』の日本初演がまもなく開幕。『デビュー』では、主演・男(ザ・マン)の三浦春馬とヒロイン・スワローを演じる生田絵梨花(乃木坂46)にインタビュー。日本初演への意気込みや演じる役柄について、さらにはお互いの印象などを聞いた。

三浦春馬×生田絵梨花三浦春馬

――本作は、『オペラ座の怪人』など人気ミュージカルをたくさん手掛けているアンドリュー・ロイド=ウェバーの作品ですが、出演が決まったとき、まずどんなことを思いましたか?

三浦春馬「アンドリュー・ロイド=ウェバーの作品ということで楽曲を聴いて欲しいと言われ、聴いたところ、似たようなナンバーは一つもなくて、純粋に素晴らしいなと思いました。そして同時期に本当に粗訳の状態の台本をいただいて。読んでみると、一人の男が汚れなき瞳を持った少女の純真さに浄化されていくお話で、とても美しいストーリーだなと漠然と思いました。ただ自分がこの男(ザ・マン)という役を演じられるのかどうか悩んでいたところ、プロデューサーに『男(ザ・マン)はスワローという少女にクレンジングされていきます。その心の機微を繊細に演じてくれる俳優でなければ、この役を演じきることはできないので、ぜひ三浦さんに演って欲しい』という熱い想いを伝えられて、お受けすることにしました」

三浦春馬×生田絵梨花生田絵梨花

生田絵梨花「私はアンドリュー・ロイド=ウェバーさんの作品のナンバーをいつか歌いたいと思っていたので、このタイミングでできるのは嬉しいなと純粋に思いました。そして今回の演出家が白井晃さんなのですが、私はミュージカルの現場しか踏んで来なかったので、お芝居について“どうしたらいいんだろう、わからないな”と思っていたときに、いろんな方から『白井晃さんの現場は良かった』というお話を聞いていたんです。そんな方のもとで勉強できるのもすごく嬉しいし楽しみだなと思いました」

三浦春馬×生田絵梨花

――それぞれ演じられる男(ザ・マン)とスワローという役柄をどう演じたいか、現段階ではどんなふうに考えていらっしゃいますか?

三浦「劇中で描かれる男(ザ・マン)については、役名もないし、殺人者であり脱獄犯という情報しかないんです。そんなキャラクターではあるけれど、観る方が彼がそれまで生きてきた半生を想像せずにはいられない、そんな興味を持ってもらえるように演じていきたいと思っています。舞台を観てくださる方が、なぜ彼がそうなってしまったのかを考えたときに、現在彼がいる状況や精神状態に同情するのか、しないのか……お客様の感情をどんな方向に持っていくことができるのか、すごく楽しみです。そして生田さんが演じるスワローに出会うことで、男(ザ・マン)が半生をふり返り、その心の移り変わりを演じることも楽しみにしています。その人間くさい変化を魅力と捉えていただけるような演じ方をしていけばいいのかなと今は思っています」

三浦春馬×生田絵梨花

――生田さんはスワローをどう演じていきたいですか?

生田「舞台のフライヤーにも書いてある『誰も見てはくれなかった。あなたのようには』という言葉がキーワードになるんじゃないかなと思います。スワローが脱獄犯である男(ザ・マン)をイエス・キリストと信じてしまうけれど、それはただの純粋さによるものではないのかなって気もしていて。母を亡くした彼女の中には父親や妹、弟には出せない、抱えているものがあるんだと思いました。日本ではイエス・キリストを信じることに馴染みが薄い人もいると思いますが、自分の弱さを感じたり、悩みを抱えている時、誰しも何かにすがりたい気持ちになりますよね。そんな気持ちをスワローと男(ザ・マン)に重ねてもらえたら、きっと響くものができるんじゃないかなと思っています。そして男(ザ・マン)との出会いを通して、大人と子供の狭間にいるスワローが、女性として変化していく過程も表現できるように探っていきたいなと思います」

関連記事

Information

ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド 〜汚れなき瞳〜

【東京公演】2020年3月7日(土)〜29日(日)日生劇場
【富山公演】2020年4月4日(土)〜5日(日)オーバード・ホール
【福岡公演】2020年4月10日(金)〜12日(日)北九州芸術劇場
【愛知公演】2020年4月17日(金)〜19日(日)愛知県芸術劇場 大ホール
【大阪公演】2020年4月23日(木)〜30日(木)梅田芸術劇場 メインホール
※新型コロナウイルスの影響で、3月7日(土)〜3月18日(水)の公演は中止。
◆公式サイト:http://www.whistledownthewind.jp/


スタッフ:
脚本・作曲・オーケストレーション:アンドリュー・ロイド=ウェバー(『オペラ座の怪人』)
作詞:ジム・スタインマン(ミートローフ)
脚本:パトリシア・ノップ、ゲイル・エドワーズ
オーケストレーション:デヴィッド・カレン
演出:白井 晃

出演:
男(ザ・マン)…三浦春馬
スワロー…生田絵梨花(乃木坂 46)
エイモス…平間壮一【Wキャスト】、東 啓介【Wキャスト】
キャンディ…鈴木瑛美子【Wキャスト】、MARIA-E【Wキャスト】
ブーン…福井晶一 ほか

『罪男と罰男』

≪story≫
1959年ルイジアナ。脱獄した一人の「男(ザ・マン)」(三浦春馬)は命からがら、ある納屋に身を潜める。偶然彼を見つけた少女スワロー(生田絵梨花)は、彼をイエス・キリストの生まれ変わりだと信じ、「死んだお母さんにもう一度会いたい」とお願いする。その願いを打ち明けられたザ・マンは、汚れなき瞳を持つスワローに自分の本性を打ち明けることができず、キリストとして過ごすことになる。日々を過ごす中でスワローは次第に彼の正体に気づき始め、2人は男を追う街の人々との騒動に巻き込まれていく…

最近のインタビュー

インタビュー一覧

ア行のタレント
カ行のタレント
サ行のタレント
タ行のタレント
ナ行のタレント
ハ行のタレント
マ行のタレント
ヤ行のタレント
ラ行のタレント
ワ行のタレント
×