冨森ジャスティン×永田崇人×林勇輝 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「冨森ジャスティン×永田崇人×林勇輝」

2019/12/28

「印象に残っているのは『仮面ライダーフォーゼ』のオーディション。結果の連絡が来たときには泣き崩れました」

冨森ジャスティン×永田崇人×林勇輝

――これまで受けたオーディションで、特に印象に残っているものを教えてください。

冨森「『仮面ライダーフォーゼ』のオーディションかな。オーディションの結果の連絡が来たときには泣き崩れました。仮面ライダーがずっと好きだったし、自分の夢でもあったのでオーディションを受けに行ったんです。仮面ライダーのオーディションって、けっこう長期にわたるっていう話をきいたことがあったんですけど、2次審査くらいまで受けたところで、マネージャーさんから『出演が決まった』という連絡がきて。そのときちょうど、事務所のダンスレッスンを受けたあとに先生たちとご飯を食べていて、予想だにしていなかったこともあって、驚きと喜びのあまり泣き崩れてしまったんです。まあ、実際には変身する役ではなく、ライダー部の大文字隼役ではありましたけど、自分の好きな作品に携われたことはとても良い経験でした」

「僕はさっきお話したコンテストですね。ファイナリストになったものの、これまで何もしたことのないド素人が、いきなり国立代々木競技場 第一体育館の3万人の観客の前に立つことになって、めちゃくちゃ緊張しました。顔はドヤっているけど、実際は足がガクガクで手も震えていましたね。それはすごく印象に残っています。そのコンテストはオーディションの際にも審査員がとても多くて、そこでもめちゃくちゃ緊張しました」

冨森ジャスティン×永田崇人×林勇輝

永田「それは印象に残るよね。3万人の前にいきなり立たされるなんて!」

冨森「やばいね」

永田「僕はやっぱりデビュー一発目となった東京ワンピースタワー(『ONE PIECE LIVE ATTRACTION “Welcome to TONGARI Mystery Tour”』)のオーディションですね。当時、養成所生だったんですが、“どうせ落ちるだろうな”と思っていたんです。だって、事務所にも所属もしていないし、その時点でマイナスのスタートだなと思って。きっとダメだろうけど、落ちるにしても何か爪痕を残したい!と思って、とにかく夢中でやったんです。逆にそれが良かったのかもしれないなと今は思います。“なんでもやってやる!”っていう想いでオーディションに臨んでいたし、結果、合格してモンキー・D・ルフィ役になれたこと。それが一番印象に残っていますね」

冨森ジャスティン×永田崇人×林勇輝冨森ジャスティン

――ちなみに、オーディションでの失敗談は何かありますか?

永田「セリフが飛ぶことってあったりするよね。頭が真っ白になることってない?」

冨森「あるある」

永田「デビューしてもうすぐ5年になりますが、いまだにオーディションは緊張します」

「間違いない。僕も一番緊張する場面はオーディションです」

冨森「そうだよね。舞台に立つよりも緊張する」

「緊張に負けないように心掛けてはいるんです。緊張して縮こまってしまって、本来の自分をうまく表現できなかったら絶対に後悔する。それはわかっているのにどうしても緊張しちゃうんですよね」

冨森「最近、それを克服する方法を見つけたんだよ」

永田「マジで!?」

「めっちゃ聞きたいです!」

冨森「“自分はもうこのオーディションに受かっている”って妄想しながら臨む。“すでに受かっているけど、敢えてこのオーディションを受けている”というマインドで受けるとぜんぜん緊張しない。それを信じ込めることが前提だけど。それをやるようになって全然緊張しなくなった」

冨森ジャスティン×永田崇人×林勇輝永田崇人

永田「すごいなぁ……。それが『デビュー』を読んでいるみなさんに対して、いいヒントになるかはわからないけど(笑)」

冨森「根拠のない自信は大事だよ。緊張して萎縮するくらいなら、“もう受かっているから”っていうようなテンションで、堂々としていたほうがいいと思う。オーディションって、自分の良いところを見せようとしたり、失敗を怖がることで緊張すると思うんですよ。“受かっている”っていうマインドを持つと、失敗してもいいやっていうテンションになるし、そういう気持ちを持つっていうことも大事なんじゃないかなと思うんだよね。だからこれはみなさんにあげます。ぜひ試してみてください」

冨森ジャスティン×永田崇人×林勇輝林勇輝

――それぞれオーディションを経て、この世界に入られたみなさん。このお仕事の魅力はどんなところだと感じていらっしゃいますか?

冨森「役者としてはいろんな役になれることだと思います。自分一人の人生だけでは体験できないことをたくさん味わうことが出来ますし、非日常というか、そういう経験は楽しいですよね。もしかして自分もこうしていたら、こんな風になれたのかな……と思うことだってありますし、そういうものを経験できることが役者の醍醐味だと思います」

永田「いろんな人の人生を経験できるよね」

「それは役者の醍醐味ですよね。そもそも役者をやりたいと思ったのも、いろいろな人の人生を経験できる仕事っていうところに魅力をすごく感じたからなので」

永田「以下同文になっちゃいそうですね(笑)。もちろん、この仕事は楽しいことばかりじゃないですけど、高良健吾さんに憧れてこの世界に入って、この前の高良さんが主演されたドラマ『モトカレマニア』にも出演させていただいて、一つの夢でもあった共演が果たせて、それはすごく嬉しかった。それと僕は、素の自分でいるときよりも、俳優として自分ではない誰かになっているときの自分のほうが好きなんです。なにも考えずに作品の中に没頭できる時間が一番好きです」

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