山口まゆ | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「山口まゆ」

2019/09/30

「私はとにかく芝居が好きなんだなと。芝居を通していろんな自分に出会えることも楽しいです」

山口まゆ 撮影/mika

『相棒 劇場版IV』のヒロインをはじめ、2020年公開の映画『太陽の家』で主演・長渕剛の娘役として出演するなど、若き演技派女優として活躍中の山口まゆ。10月4日公開の映画『下忍 赤い影』では、オーディションを経てヒロインに抜擢され、初の時代劇に挑戦。幕末の時代を生きる薩摩藩の姫・静を演じた彼女に、本作の見どころや静の役作りについて、さらには女優という仕事の魅力・楽しさなどを聞いた。

山口まゆ

――まずは、本作のヒロインに抜擢された際の率直な思いを教えてください。

「今回の作品はオーディションだったんです。オーディションの際に、あらすじや“こういう作品を作ります”というような概要は聞いていたのですが、オーディション自体はまったく違う、普通の現代劇の台本でお芝居をしました。後日、『出演が決まりました』という連絡をいただいて、すごく嬉しかったです。時代劇というのは初めての挑戦でしたし、いつもやっているお芝居とはまったく違うものになるので、どんな作品になるのかワクワクしました。ただ、衣裳合わせをするまでは自分の中でぜんぜん想像がつかなくて。衣装合わせのとき、お着物を着たり、髪の毛を結わいたり、メイクをしたりする中で、“時代劇に参加できるんだ”という実感がだんだんと湧いてきた感じでした」

――初の時代劇に挑むにあたり、どんな準備をされたんですか?

「まずは、静というお姫様の土台作りをしようと思って、中身というよりは佇まいや目線の動き、表情や所作などを最初に固めて、現場を通していく中で、いろいろな部分をより深めていけたらいいなと思って現場に臨みました」

山口まゆ

――幕末の時代を生きる薩摩藩の姫・静というキャラクターについては、どんな女性だと感じました?

「最初は“静”という名前もあるし、“静かなお姫様”みたいな印象なのかなと思っていたんですが、剣を持っていたり、かんざしを相手にむけたりとか、ところどころで“強さ”が描かれていて。それに、自分が今置かれている状況や薩摩藩の姫という立場であるということを忘れずに、周りを見ているという部分に関しては、すごく関心しました。もちろん、自分にはそういう経験はないですし、静の尊敬できる部分だなと思ったので、そういうところは演じていて活かしていきたいと思っていました」

――静というキャラクターは現場でどのように構築していったんですか?

「監督と作品のことを共有する中で、『強い女性であってほしい』という要望があったので、そこに関してはブレずに演じていきたいなと思いました。でも、“強い女性”とはいえ、強くてカッカしている女性という感じではなく、強くて自分に自信がある一方で、今まで育っていた環境もあり、外の世界を知らないという子供っぽさも持ち合わせている子だなと感じて。寛一郎さん演じる竜によって屋敷から連れ出されて、竜と行動をともにすることで、今までにいなかった竜という存在に感化されて、一気にいろんなものから解放されていくんです。お姫様ではあるんですが、“人間の女の子”というワードがでるような人間味のある役を意識して、あとは現場で監督といろいろと話をしながら作っていきました」

山口まゆ

――時代劇の現場は、初体験のことも多かったと思いますが。

「衣装やメイク、所作やセリフの言い回しなど、すべてが新鮮でした。時代劇ならではの所作というのは、実際に習ったわけではないんですが、いろんな作品を観て独学でいろいろと勉強をしました。静は薩摩藩の姫ということで、お姫様として気品があるように見せないといけないなと思って、背筋をピンと伸ばしたり、手をキレイにそろえたりするという部分は常に心がけました。静としてこれまで生きてきた過去がある分、そういう立ち振る舞いも慣れていないといけないので」

――時代劇ならではのセットでの撮影も新鮮だったのでは?

「そうですね。日光江戸村で撮影をしたんですが、街の雰囲気も含め、お着物を着てその空間に立っていると、その時代のキャラクターにスッと入れるような感覚があって。今回は山口まゆとして演じるのではなくて、静という役でこの撮影期間を過ごしてみたら面白いかもしれないなと感じました。短い期間ではありましたが、疑似体験みたいなことができてすごく楽しかったです」

山口まゆ

――予告編でも流れていますが、竜と静が出会うシーン、竜が静の寝室に忍び込んだ際の静の身のこなし方がとても印象に残りました。

「実はあのシーンの撮影は最終日だったんです。竜と城を離れて旅をするシーンを先に撮っていて、最終日に竜との最初の出会いのシーンを撮影するという感じだったので、少し不思議な感じはしました。ただ、竜と出会ったときの静と、二人で旅をしているときの静のギャップをつけるには、その出会いのシーンがとても重要になってくるので、監督にも『強く、強く』というのを言われていましたし、そこはすごく意識して演じました」

――確かに、竜と旅をしていく中で、静の等身大の女の子の一面がどんどん見えてきますよね。

「外の世界を知らない分、少し子どもっぽいというか無邪気な感じも出せたらいいなと思っていて。台本ではそこまで無邪気さみたいなものはなかったんですが、本読みをやったときに、寛一郎さんが演じる竜がすごくフラットでとても心地良い感じだったので、そこに静が鋭くつっこんでみたり、でもそれがちょっと的外れで抜けていたり、そういう静の可愛らしさみたいなところをギャップとして表せたらいいなと思ったんです。監督にもいろいろと相談させてもらって、静というキャラクターが出来上がっていった感じです」

Information

『下忍 赤い影』10月4日(金) よりシネマート新宿・心斎橋ほか公開
『下忍 青い影』11月15日(金) よりシネマート新宿・心斎橋ほか公開

『下忍 赤い影』©2019「下忍」製作委員会

『キングダム』で鮮烈なアクションを魅せた坂口拓率いる日本最高峰のアクションチームが放つ、本格忍者アクション。
<『下忍 赤い影』あらすじ>
武士による統治が終わろうとしている幕末。忍者と呼ばれるものは、もはや時代遅れとなっていた。竜(寛一郎)は、忍者組織の最下層である「下忍」の末裔であるが、今や抜け忍となり江戸で暮らしている。そんなある日、竜はその出自を見抜かれて勝海舟(津田寛治)にスカウトされて密命を授かる。それは、「江戸に嫁がせた薩摩藩の姫・静(山口まゆ)を奪還して国に送り戻せ」というものだった。やがて薩摩藩からの追っ手として謎の琉球武術の遣い手・尚(結木滉星)が放たれた。追われる二人と追う男、それぞれの思惑が絡み合いながら戦いの旅が始まった・・・。

Audition

有村架純・山口まゆに続け! フラームדデビューっ子”コラボオーディション

フラーム

これまで様々な新人募集を掲載し、数多くのスターを輩出してきた『デビュー』が、『デビュー』特別オーディション出身者や、元読者である“デビューっ子”が所属している芸能プロダクションとタッグを組んだ新人募集企画“デビューっ子”コラボオーディションを実施中。現在、『デビュー』オリジナルオーディション出身の有村架純、山口まゆが所属する「フラーム」が新人を募集中!!

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