岡本杏理 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「岡本杏理」

2009/03/20

笑うって幸せじゃないとできない。だから笑顔がステキな人っていいなって思うんです

岡本杏理
3月7日に公開される映画『ヤッターマン』で、実写版のオリジナルキャラクター・海江田翔子役に抜てきされた岡本杏理ちゃんを直撃! 実はバレーボールに打ち込むスポーツ少女だったという杏理ちゃん。デビューのいきさつから今に至るまでを元気いっぱいに笑顔で話してくれました!



岡本杏理

Q デビューのきっかけは?

「小3の時に原宿の竹下通りを歩いていたらスカウトされました。バレーボールを一生懸命やっていたころで、その時も代々木体育館で行われていた春高バレーを見に行った帰りだったんです。母やバレーのチームメートと一緒に、初めての竹下通りを歩いていたら、事務所の人に声をかけられて」

Q 芸能界に対するあこがれは?

「それが全くなかったんですよ。人前に出るのも好きじゃなくて、人と話すことも苦手だったんです。お仕事を始めたころは、インタビューでも“はい”“そうですね”しか言えなくて……(笑)。インタビューを聞いていた母から“何でそれしか言わないの!?”ってよく怒られていました(笑)。当時撮った写真を見ても全然笑っていなくて、ぶす〜っとしてるんです(笑)。普段着ないような服を着て、したことのないメークをして、いつもとは違う自分なんだけど、そのぶす〜っとした感じは自分だなあって(笑)」

Q 初めてモデルとして雑誌の撮影に臨んだ時のことは覚えてる?

「お姉さんたちばかりの中にひとり小学生の私がいて。モデルのお仕事は初めてで、どう洋服を見せたらいいのか分からない。棒立ちじゃ駄目だし、洋服によってポーズを変えなきゃいけないし…いろいろと大変でした」

岡本杏理

『ヤッターマン』岡本杏理ちゃん
アップの瞬間。

Q どんな風に研究していったの?

「いろいろ雑誌を見たり、先輩たちのポーズをよく見たりしていました。それまでは学校が終わったらバレーの練習で常にジャージを着ていて、カバンいっぱいに荷物をつめこんでいたような毎日で(笑)。すべてが変わりましたね」

Q バレーボールはどれくらいやっていたの?

「小1から小4までです。かなり本格的にやっていました。学校が終わると練習練習で、ほかの習い事や塾に通う時間もないくらいだったので、芸能界のお仕事と両方することなんてとてもできない。だから、バレーか芸能界かどちらかに絞らないといけなくて、選んだのが芸能界でした。こういうお仕事ってなかなかできるモノではないし。自分で決めたことだけど、バレーは本当に大好きだったから、泣きながら辞めましたね。今でも体育の時間にバレーをしたり、バレーを続けている兄の試合を見たりすると、やっぱりいいなって思います」

Q この春で中学3年生、学校との両立は大変そう……。

「セリフは自分の好きなことなので、割と覚えるのが早いんです。よく“セリフが覚えられるなら歴史だって覚えられるはずだ!”って先生にも言われるんですけど、どうも勉強だと……自分でも不思議なくらい頭に入ってこなくて(笑)。嫌いなモノは覚えられない、好きなモノは覚えられるってこういうことなんだなって思います(笑)」

Q 杏理ちゃんが女優として気をつけていることは?

「太っちゃうと顔に出るタイプなので、学校から帰ったら、3時間半身浴したりしています!」

Q エッ、3時間も!?

「はい! 雑誌を最初から最後まで読んだり、音楽をかけたり、壁に絵を描いたり(笑)」

Q (笑)。ほかには何をしているの?

「夏休みには、家の周りでウォーキングしてましたね。一度、朝9時に出発して午後3時に帰ったこともありました(笑)。日焼けしちゃいけないから、全身長袖長ズボンで首にはタオルを巻いて、携帯と飲み物持って髪はおだんご…絶対、学校には行けない格好で歩いてました(笑)。でもそんなときに限って知り合いに会っちゃうんですよ(笑)。すっごく恥ずかしいんですけど、逆に“エライね!”って褒められちゃいました(笑)」

Q 今後どんな女優さんになっていきたい?

「竹内結子さんのような、笑顔のステキな女優さんになりたいです。最近笑うことがすごく楽しいんです。友達と話していても取材の時も“よく笑うね”って言われるんです」

Q デビューしたころは人前に出るのも苦手だったのに、ずいぶん変わったね!

「笑うって幸せじゃないとできないじゃないですか。だから笑顔がステキな人っていいなって思うんです。人前に出ることが好きじゃなくて笑うことも苦手だったけど、成長したのかもしれませんね。このお仕事って全員が全員できることではないので、伝える側の人間として、みんなに感動を与えていけたらと思っています!」

TEXT/塩澤順子(日刊編集センター)
おかもとあんり●1994年7月1日生まれ、東京都出身。小学3年生のときにスカウトされ芸能界デビュー。ティーン誌のモデルやCMなどで話題を集め、2008年『東京少女セピア編〜新聞少女〜』(BS-i)でドラマ初主演を果たす。3月7日公開の映画『ヤッターマン』に続き、4月からは連続ドラマ『恋とオシャレと男のコ』(BS-i)が放送に。ファッション誌『SEVENTEEN』(集英社刊)の専属モデルとしても活躍中。

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