東野絢香 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「東野絢香」

2026/07/01

「俳優を志したころから『一秒でも長く芝居する時間が欲しい』という根底は一切変わっていません」

東野絢香撮影/厚地健太郎

  2026年度前期NHK連続テレビ小説『風、薫る』にて、帝都医大病院の看病婦(かんびょうふ)・三浦ツヤ役を演じた東野絢香。トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所「トライストーン・アクティングラボ」で学び、同事務所に所属、個性と実力を備えた俳優として、多くの作品に出演している。2作目の朝ドラ出演となった『風、薫る』について、俳優を志してから約10年の現在地、俳優と言う仕事への想いについて聞いた。

東野絢香

――今作『風、薫る』の三浦ツヤ役で、『おちょやん』以来2作目の朝ドラ出演です。視聴者の反応では「(『おちょやん』の)みつえちゃんだ!気付かなかった」という声も見られました。

「ありがとうございます。みつえの勝気なキャラクターとは全然違うので、ギャップを楽しんでいただけているのかなと思います。新しい一面を見せられていたらいいですね」

――今作もオーディションによって出演が決まったそうですね。

「もともと『風、薫る』主人公のオーディションを受けていたんですが、後日、ツヤ役をお願いしますというお話をいただきました」

――様々な出自や立場のキャラクターが多数いるドラマにおいて、ツヤのキャラクター、役割については最初にどう感じましたか?

「ヒロインのお二人をはじめとする看護婦の方々と看病婦の立場とは違いますし、看病婦の中では若手なので、一人で孤独を抱えているような役だと思いました。キャラクターは、現場に行って感じたことを大切に作っていこうという気持ちで臨みました。ツヤはいろいろと諦めてきた人生だと思うんですけど、看護婦という職業が、初めてできた唯一の希望のようなものだったと感じました」

東野絢香

――ドラマのなかでその背景も明らかになり、出会いの中でツヤにも変化が生まれていきます。

「子どもができなかったことで離縁されて、それでも生きていくために看病婦という仕事を選んだ。自分の人生に後ろめたさのようなものがあったり、当時女性が一人で仕事をしながら生きていくことの大変さもあったり。これがしたい、あれがしたいという夢を持つことを諦めて、ただ毎日を頑張って生きている中に看護婦見習いの人たちがやって来て、本当に衝撃を受けたと思います。そんな中似た境遇を持つ喜代(菊池亜希子)を見て、自分ももしかしたらこんな人生が送れるかもと思い、自分から一歩を踏み出す変化が生まれたのだと思います」

――ツヤも看護婦を目指して行動を起こします。放送が始まる前『彼女も私も、もう少しだけ胸を張って日々を暮らせるようにと願いながら』とコメントされていましたが、ご自身と重なる部分もあったのでしょうか?

「境遇は全然同じではないですし、ツヤとは違う理由ですけど、私も“自分なんかが時間を使わせてもらうなんて…”と、あまり自信を持って発言できない瞬間があるなと感じています。根底に自分を認められていない部分があるので、そこがツヤとリンクするのかなと思います。自分と隣接した役に自分を投影して役作りをすることもあるのですが、『親友の話を聞くように役と向き合う』とコメントさせていただいたように、ツヤは“一番近くで見守りたい人”というイメージで役を作り始めたので、“私もまだ自信ないけど、一緒に頑張ろうよ。二人で歩んでいきたいな”という役作りのアプローチでした」

――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

「本当に素敵な俳優さんがたくさんいらっしゃいました。誰かがすごく張り詰めた空気は全く無く、皆さん和気あいあいと前室でお話しするとても柔らかい雰囲気の現場でした」

東野絢香

――看病婦の永田フユ役の猫背椿さん、須永ヨシ役の明星真由美さんら、舞台・映像のキャリアのある方々との共演はいかがでした?

「本当に素敵でした。猫背さんも明星さんも、いてくださるだけで自分の立ち位置を明確にされ、ずっとそこで働いている佇まいで、ツヤにもずっと前から話してきたように接してくださって。関係性をどうしようかなどと考えることなく、スムーズに雰囲気を出される方々でした。私はまだ自分のことで精一杯になってしまうことが多いので、現場で誰かを導ける人になっていけたらと思います」

――今作では、時代の転換期に生きる様々な女性の姿が描かれます。東野さんは『風、薫る』という作品についてどのような印象をお持ちですか?

「私は女性だけのドラマではなく、人と人とのつながりが重要なテーマだと思っています。自分の大切な人が大変な時に一番近くで見守ってくださるのが看護師さんです。このドラマでも、それこそ『看護とは何か』ということが大きなテーマになっていて、人と関わるときにどう向き合っているか、考えさせられます」

――朝ドラという注目度の高い作品に出演しての反響はいかがですか?

「“みつえが帰ってきてくれたみたいで嬉しい”とか“朝ドラでまた観られて嬉しい”等という嬉しいコメントをくださったり、他の作品で知ってくださっている方も気づいてくださったりして、徐々に知ってくれている人が増えていることが本当にありがたいと思っています。今回も役名で呼んでいただけるようになってほしいですし、自分の名前も覚えていただけたらなお嬉しいです」

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トライストーン・アクティングラボ
2026秋(10月スタート)レッスン生募集

人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。今回、ピックアップした東野絢香の他、多岐にわたり活躍中の俳優・前原滉も、演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属をした一人であり、2025年は『ブルーボーイ事件』『君の顔では泣けない』ほかが公開、2026年も『白鳥とコウモリ』中町役、『死ねばいいのに』山崎寛之役で出演。


▼トライストーン・アクティング・ラボの詳細は下記まで
TEL:03-5433-2195
WEB: http://www.tristone.co.jp/tsal/

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