小池亮介 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「小池亮介」

2023/07/07

「死ぬまで役者でいたいから、今は泥臭く芝居に向き合って、精度を上げていきたい」

小池亮介撮影/厚地健太郎 取材・文/児玉澄子

『あなたの番です』や『ウルトラマンR/B』などにメインキャストとして出演してきた俳優・小池亮介さんが、この5月に俳優養成/演技研究所「トライストーン・アクティングラボ(TSAL)」に入所した。先頃は主演映画がクランクアップしたばかりで、この秋には初の朗読劇への出演も決まっている。そんな現役バリバリで活躍する俳優である彼が、改めて芝居を学ぶことを決めた理由や、TSALだからこそ得られたスキル、そして将来の展望について聞いた。

小池亮介

――小池さんが世間に広く認知されたきっかけは『ウルトラマンR/B』主演の湊イサミ役、あるいは『あなたの番です』の江藤祐樹役でしたが、そもそもいつどんなきっかけで芝居の世界に入ったのですか?

「最初は習い事みたいな感じで、地元の子ども劇団に参加しました。最初の舞台が小学4年生のときだったんですが、公演のビデオを観たところ、あまりにも自分の芝居が下手で(笑)。それで『いい芝居ができるようになりたい』と火が点いたんです。その後、中学に上がるタイミングで、その劇団の主宰の方が『プロの役者になりたいなら』と紹介してくださった劇団に移りました」

小池亮介

――現在27歳ということは、プロとしてすでに 15年ほどキャリアがあるんですね。

「ただ役者として認知していただいたのは、やっぱり22歳のときに出演した『ウルトラマンR/B』からだと思います。その前年までの3年間は芝居の仕事のほかに、地元・静岡のテレビ局の情報番組にレポーターとしてレギュラー出演させていただいていました。そこでもとてもいい経験をさせていただいたんですが、オーディションやワークショップで出会う同世代の役者が泥臭く芝居に向き合ってるのを見て羨ましくなったんです。それで局の方と相談し、番組を辞める決心をしました」

小池亮介

――芝居に専念するために?

「はい。辞めた時点では何も仕事は決まってなかったんですが、30歳までは徹底的に芝居に向き合おうと決めて。その矢先に『ウルトラマンR/B』のオーディションが決まったんです」

――その翌年には『あなたの番です』に出演。同作のHuluオリジナルストーリー『扉の向こう』の1エピソードでは主演も務めました。

「ただ『あなたの番です』が終わってから、自分の中で行き詰まりを感じていました。仕事も多少はいただいていたのですが、一方でオーディションの機会が減り、必然的にアルバイトの比率が多くなっていって。オーディションも含めて芝居ができないのがもどかしかったです。もちろん自分も力不足だと思ったし、いろいろ考えて昨年いっぱいでそれまでお世話になっていた事務所を辞めました。今はフリーです」

小池亮介

――TSALには今年5月に入所されたとのことですが、TSALのことはどのように知ったのですか?

「『あなたの番です』で共演した前原滉さんがTSALの出身だということは知っていて、当時から興味があったんです。フリーになってからいろんな方とお話する中で、事務所に誘っていただいたりと選択肢は様々あったんですが、改めて自分はどんな役者になりたいかということを考えました。そして出た結論は、自分は死ぬまで役者でいたいということ。そのためには今はその土台をしっかり固める時なんじゃないかと思ったんです。もともと30歳までは泥臭く芝居に向き合おうと決めていたわけだし、フリーになったのもいいタイミングだったんじゃないかと」

――前原さんとの交流で、TSALにはどんな印象を持っていましたか?

「前原さんもそうですが、トライストーン・エンタテイメントには本物志向の役者さんばかりが所属していますよね。直営の演技研究所ということは、きっとものすごくクオリティの高い学びが得られそうだという期待があったし、実際、レッスンがスタートしてTSALという選択は大正解だったと実感しています」

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Information

トライストーン・アクティングラボ
2023秋(10月スタート)レッスン生募集

小栗旬や田中圭、綾野剛、木村文乃、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二、葉山奨之、原菜乃香、といった、人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。
また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。
その他若手バイプレーヤーとして知られ、現在連続テレビ小説『らんまん』出演中の前原滉は演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属。2023年、映画『正欲』、ドラマ『にんげんこわい2』(WOWOW)、舞台「せたがやこどもプロジェクト 2023『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』」など続々と出演作が決定している東野綾香もTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属になった俳優である。

トライストーン・アクティング・ラボの詳細は下記まで
TEL:03-5433-2195
WEB: http://www.tristone.co.jp/tsal/

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